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『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』

 

第10の黄金律

『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』

 

生命が、その命を度外視してなし得ることは、尊い。

 

 

同じ的を射た偉人(37人)

革命家 2
政治家・リーダー 4
発明家・ビジネスパーソン 4
哲学者・思想家 7
作家・小説家・詩人 13
クリエーター・アーティスト  
支配者・将軍・軍師・棋士  
アスリート・剣豪  
科学者・学者 1
登山家・冒険家  
身元不明 1
四聖 3

 

同じ的を射た書物

3冊

  1. 『聖書88の言葉』
  2. 『ありのままに、ひたむきに』
  3. 『賢人は人生を教えてくれる』

 

この黄金律の詳細

どれだけ長く生きるかについて頭を支配されている人間を傍から見たとき、その目にどう映るだろうか。かつて、私よりも二回りも三回りも年上の、とある人間がいた。彼女は、敬虔ななんたらという信仰を持ち、事業も『成立』させて、息子たちも『稼げる』人間に育て、順風満帆な人生を送っているシナリオに満足しているのはいいが、聞いてもいないのに自身の人生をやけに誇示し、正当化するあたりに違和感を覚え、

 

やっぱり死ぬのは嫌よね。

とある女性

 

と言った瞬間に、やはりそのメッキは剥がれた。

 

作家、武者小路実篤は言った。

 

漫画家、赤塚不二夫は言った。

 

その人物は『後、行ってないのはどこそこの国だけ』とか言って、海外旅行も十分に楽しんできたという。そして自分でも演じきっている様に、たくさんの『成功』を収めて来た『はず』だった。にもかかわらず武者小路実篤とは意見が一致しないらしい。さて、武者小路実篤や赤塚不二夫は、『血迷った』のだろうか。それとも、この彼女が人生に迷ったのだろうか。その答えを知っているのは、この世でたった一人だ。

 

 

わかりやすいイメージ・ヒント

ヒント1

一時的にそれで自分が『楽』な思いをしても、一生の単位で見ると決して『楽しい』ということにはならない。

ヒント2

人間が自分の生に執着することにより、どこかに『歪み』が起きる。

 

命をかけても勇気を出して果たすべきことがある

早稲田大学商学部を卒業後、様々な経歴を経て、クリスチャン女性の国際的なグループ『Aglow International(アグロー・インターナショナル)』に所属する中村芳子の著書、『聖書88の言葉』にはこうある。

命をかけても勇気を出して果たすべきことがある

2001年9月11日、アメリカ。ハイジャックされた飛行機はペンタゴン(アメリカ国防総省)をめざしていた。計画を知った乗客たちは、コックピットをテロリストから奪還することを決意、行動した。その結果飛行機は墜落したが、より大きな災害はまぬがれた。

 

エステルはペルシャに住んでいたユダヤ人の孤児だったが、その美しさでアハシュエロス王(紀元前486年即位)の妃となる。王宮で暮らしていたが、ある日、ハマンという有力者がユダヤ人絶滅の計画を企て、すでに王の名で命令を出したことを知らされる。従兄弟のモルデカイはエステルに『不思議な運命であなたが后になったのは、今この時、民族の危機を救う為ではなかったのか』と王の命令を変えてもらうよう迫った。エステルはそれに応え、命を懸けて行動し自分の民族を救った。

 

『聖書』

『定めに反することではありますが、私は王のもとに参ります。このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります』(エステル記4:16)

 

自分の命を『使い切る』とは、どういうことだろうか。

 

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いのちは長い短いというものさしだけではかることはできない

浄土真宗本願寺派、第25代門主、本願寺住職、大谷光淳の著書、『ありのままに、ひたむきに』にはこうある。

いのちの長い短いや、お金を稼いだか有名になったかは重要ではない 精一杯生きた『いのち』だったかだ

 

人は、必ずしも年を取ってから死ぬわけではありません。いつ死ぬのかは誰にもわからない。世間一般には、ある程度長生きをされた方の死は良かった、子供や若くして亡くなられた人は早すぎる、あるいは本人も無念だったろう、という言い方をする人がおられます。ですが、それは違うのではないでしょうか。

 

つまり、いのちは長い短いというものさしだけではかることはできないと思うのです。最も大切なことは、そのいのちが終わったときに本人にとって、あるいは本人の親しい家族の方から見て、精一杯生きたいのちだったかとうか、ということだと思います。

 

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長く生きたのではなく、長く有ったにすぎない

数々の偉人の人生を研究する、上智大学名誉教授、渡部昇一の著書、『賢人は人生を教えてくれる』にはこうある。

今を一所懸命に生きることが後悔のない人生をつくる

 

セネカによれば、普通の意味で、時間的に長く生きた人を『長生き』というのではないのです。単に時間的に長生きしたというのは、『長く生きたのではなく、長く有ったにすぎない』というわけです。そして、『生きる』ことと『有る』ことの違いを『航海』にたとえています。

 

たとえば或る人が港を出るやいなや激しい嵐に襲われて、あちらこちらへと押し流され、四方八方から荒れ狂う風向きの変化によって、同じ海域をぐるぐる引き回されていたのであれば、それをもって長い航海をしたとは考えられないであろう。この人は長く航海したのではなく、長く翻弄されたのである。

 

『長く翻弄されるだけの人生』を客観的に見た時、自分の命は、どう叫ぶだろうか。

 

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人生の使命

目の前に、あとほんのわずかの時間で、車に轢かれそうな子供がいる。では、その時自分は、その子供を身を挺して助けることが出来るだろうか。助けてしまうと、今度は自分の命が危険に侵されるだろう。だが、助けなければその子供が死ぬ。

 

その一瞬の時間で、葛藤する。

 

-でも、自分が死んだら、家で待つ私の子供の将来はどうなるだろうか。誰があの子の面倒を見るというのだろうか。

 

子供

 

では、見て見ぬフリをするのか。それでその後の人生、本当に悔いなく生き続けることができるか。

 

知っているだろうか。動物の中には、自分の子供を産んだと当時に命を終えてしまうものがいるということを。『ミズダコ』だ。

 

ミズダコ

 

彼ら、彼女らは『生きながらえようと思った』のだろうか。あるいは、『命を全うしようと思った』のだろうか。自分は?人間は?『地球の覇者』じゃないのか?『動物の頂点』じゃないのか?そうじゃないのに、なぜ偉そうにしているのだ。例えば、なぜ動物を檻に入れて鑑賞し、道路を埋め立て種を絶滅に追い込み、森林を伐採し環境を破壊するのだ。偉そうな人間に、偉い人間はいない。

 

この話を受け、

『ミズダコだって自分の子供の為に命を張ったのだから、私だって自分の子供のことを最優先にして生きることを選択したい。』

 

と考える人間もいれば、

『人間はいずれ必ず死ぬ。その事故を見て見ぬフリをした直後、その車が慌てて逸れて、もしかしたら自分の方向に来て、自分が死んでしまうかもしれない。子供が助かり、軌道が逸れて、見て見ぬフリをしてその場から動かなかった、自分が死んでしまうのだ。どうせ死ぬんだ。だとしたら、目の前にそういう光景が現れたとき、それは自分の寿命だ。』

 

と考える人間もいるだろう。全ての命が問われている。このたった一度の一生で、どう生き、何に価値を見出し、どう死ぬかということを。

 

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1.日本の革命家、高杉晋作

2.日本の革命家、坂本龍馬

3.日本の指導者、勝海舟

4.アメリカの大統領、リンカーン

5.日本の政治家、西郷隆盛

6.アメリカの指導者、キング牧師

7.アメリカの司会者、オプラ・ウィンフリー

8.アメリカの経営者、スティーブ・ジョブズ

9.日本の経営者、松下幸之助

10.アメリカの発明家、エジソン

11.日本の思想家、安岡正篤

12.日本の教育者、森信三

13.ドイツのユダヤ教徒、エンゼ

14.プロイセン王国の哲学者、マルクス

15.フランスの哲学者、モンテーニュ

16.オランダの哲学者、スピノザ

17.日本の思想家、吉田松陰

18.ローマの哲学者、セネカ

19.イギリスの作家、サミュエル・ジョンソン

20.日本の作家、山本周五郎

21.アメリカの作家、オー・ヘンリー

22.作家、アニー・ディラード

23.日本の作家、吉川栄治

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25.アメリカの作家、ブッカー・T・ワシントン

26.アメリカの作家、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

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