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バルタサール・グラシアン『不運が眠っているときには、起こさないようにそっとしておくことだ。ちょっとしたつまづきなら軽い傷ですむが、それがもとで転倒してしまうと、致命傷を負いかねない。』

バルタサール・グラシアン


スペイン哲学者 バルタサール・グラシアン画像


この言葉の引用元は、『触らぬ神に祟りなし』の方向でこの言葉の意味をまとめているが、本当にそうだろうか。何しろ私はかつて、『祟りを恐れて触らなかった』ことについて、恩師にこう言われた。

 

『お前は卑怯だな。醜い、ずるい、汚い。』

 

ずるい

 

一見すると、何一つ問題を起こさない優秀な生活を送っていた私に対し、恩師達はそう言ったのだ。これはとてつもない試練だった。

 

要点は、フランスの小説家、スタンダールのこの言葉、

『幸福がこの上なく大きい場合には微笑と涙が生まれる。』

 

この記事に書いた。更なる詳細は長くなるので他の機会にしよう。とにかく、『触らぬ神に祟りなし』について私は、他の人とは違う見解を持っているのである。

 

さて、ではグラシアンのこの言葉はどう解釈するべきだろうか。

『不運が眠っているときには、起こさないようにそっとしておくことだ。ちょっとしたつまづきなら軽い傷ですむが、それがもとで転倒してしまうと、致命傷を負いかねない。』

 

それは例えば、こういう方向だ。

『もし今、幸福の状態にあり、不運とは無縁の生活を送っているのであれば、それは良かった。だが、覚えておかなければならない。決して、思い上がってはならない。 それは一時的である。』

 

つまり、慎重さを怠るべからず。何かが起きてからでは遅い。

 

リンカーン は言う。

『不測の事態に備えよ。』

 

後始末ではなく、『前始末』をするべきだということである。

 

だがもちろん、たしかにこの言葉は下記の黄金律にも接触していることになる。

 

 

29.『耐え忍ぶことができる人間でなければ、大局を見極めることは出来ない。

孫子の兵法、『風林火山』の極意を見極めよ。

 

風林火山だ。

 

勝海舟は、

『人の一生には、炎の時と灰の時があり、灰の時は何をやっても上手くいかない。そんなときには何もやらぬのが一番いい。』

 

と言ったが、このように『時期を待つべきだ』という解釈もできるのがこの言葉である。前始末と風林火山の重要性に接触しているこの言葉は、どちらにせよ傾聴に値するということになる。

 

 

 

※この文章は全てオーナー独自の『名言を通した見解』です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

 

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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)

 

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この言葉に関連する『38の黄金律』。この名言と同じ的を射た他の名言があります。

 

 

 

34.『後始末では遅い。前始末をせよ。

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バルタサール・グラシアン『不運が眠っているときには、起こさないようにそっとしておくことだ。ちょっとしたつまづきなら軽い傷ですむが、それがもとで転倒してしまうと、致命傷を負いかねない。』



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