『老子の言葉』を自分のものにしよう!

老子とは(画像

中国哲学者。生誕紀元前6年頃。通称『道教創案の中心人物』。老子は中国道教を起こしたといわれる哲学者です。詳しい生没年は不明で、紀元前6世紀頃に活躍したといわれる説もありますが、伝説上の人物として扱われることもあったり、複数の人物を統合させたという説があったりします。老子の思想の中心になっているのは無為自然の思想です。宇宙の現象は、人の生死も含めて必然の法則が支配していて、何事にも私意は入り込む余地がないという、一種の運命論のようなものです。

 

ここから派生して、無から始まって無に帰るはずの人がさまざまな我執に振り回されてあくせくしているのは無駄なことなので、無駄な見栄や欲を捨てればもっと人生は楽しくなるはずだ、という考えを展開しています。中国ではとても幅広く信奉された思想ではあるものの、日本では孔子の儒教の方が受け入れられていたのはとても特徴的です。儒教の何かを禁ずる考え方とは対照的な老子の教えが厳しい戒律に縛られていた日本の封建文化には馴染まなかったということでもあります。

 

今日に伝わる名言としては、天は万物を生み出すが所有はしない。また育てもするが、支配しようとはしない、という言葉があります。老子が説いて回った戦争のない世の中、兵器が使用されない世の中など、平和を理想とした思想を象徴する、すべてのものは平等であるという真理を象徴した言葉です。近代の人権に対する考え方にも近く、改めて世界的に老子の教えが見直されている理由が理解できる言葉でもあります。

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