福沢諭吉『人間は、ただ一身一家の衣食が足りていることで満足してはいけない。』
日本の武士 福沢諭吉(画像)
名言の意味を考えて、偉人の知恵を自分のものにしよう!
考察
『人間は、ただ一身一家の衣食が足りていることで満足してはいけない。人間の天性にはもっと高い務めを果たす力があるのだから、人間交際の仲間に入り、社会の一員として、その身分にふさわしい場で社会のために尽くさなければならない。』
太宰治は言った。
『とにかくね、生きているのだからインチキをやっているのに違いないのさ。』
私が常々言ってきたことを、福沢諭吉も言っていたということだ。私が言っていることというのは、
『よく、私は家族がいればそれで十分。お金も、食べれるだけあれば十分。という人がいるが、お金が要らないんだったら、50万分働いて、25万分寄付をして、25万だけ貰ってからそのセリフを言えよ。』
という内容である。それだったら傾聴に値する意見だ。それで初めて、人は聞く耳を持つだろう。しかし、そうじゃないなら、単なる自分の私利私欲の美化、正当化だ。自分が裕福な国に生まれたのであれば、尚の事そうだ。
現代の経営の神、稲盛和夫は言った。
『欲はあっていい。だが、自分だけが満たされて満足する小さな欲ではなく、世界中の人が満たされることを願う「大欲」を持て。』
これだ。この視点があれば、人は『エネルギー源を捻出』出来るのだ。
例えば、下にメーターがある。
綺麗ごとを言って自己満足している人は、『左のゲージ』なのだ。世界にいるのが自分と、その家族だけなのであればそれでいいが、実際は違う。『右のゲージ』なのだ。世界には、枯渇している人がいるのだ。
このゲージについて目を向けた時、本当に優しい人だったら例えばこう思うだろう。
(あぁ。この右の人達のゲージを埋めたい。せめて、左のゲージにまで上げたい。先進国にいるのなら、それが責務でもあるはずだ。)
だが、易しい人なら、この事実を隠蔽する。太宰治曰く、『インチキ』をする。
福沢諭吉の言う、『人間の天性にはもっと高い務めを果たす力がある』というのは、こういうことだ。少年(少女)は、大志を抱くのが、『責務』なのである。
前述した発想における『エネルギー源』の確保は、『大欲』を抱くところから始まる。 世界平和を望むことだって、大欲だ。人間が持つべきなのは、この大欲である。小欲ではない。
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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)
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この言葉に関連する『38の黄金律』。この名言と同じ的を射た他の名言があります。
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まさか、『知らない』わけではないだろう。無関心は罪。つまり、この世に罪人ではない人間はいない。
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福沢諭吉『人間は、ただ一身一家の衣食が足りていることで満足してはいけない。』
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