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ラテンの諺『不幸な人は希望を持て。幸福な人は用心せよ。』

考察

不幸な人がいたとしても、その不幸がいつまでも続くことはないから安心するべきである。

 

幸福な人がいたとしても、その幸福がいつまでも続くことはないから警戒するべきである。

 

やまない雨はあるだろうか。いつまでも晴れの日が続くのだろうか。たとえそれが『随分と長い間』続いたからといって、それは永久に続くものではない。

 

そこが砂漠や南極じゃない限り、必ず事態は好転するし、そして暗転する。

 

晴れ

 

老子は言う。

 

アリストテレスは言う。

 

そして、渋沢栄一は名著『論語と算盤』で『得意時代と失意時代』という概念について書いている。

およそ人の禍は、多くは得意時代に萌すので、得意の時は誰しも調子に乗るという傾向があるから、禍害はこの欠陥に食い入るのである。ならば、得意の時だからといって気をゆるさず、失意の時だからとて落胆せず、平常心を保つことを意識することが重要である。

 

ラテンのこの諺は、古今東西のあらゆる状況で通用する、叡智である。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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