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徳川家康『得意絶頂のときこそ隙ができることを知れ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

偉人

ふむ…。

運営者

考察

マキャベリは言う。

 

 

勝って兜の緒を締めよ』という言葉の意味はどういうことかというと、

『戦いに勝って、ほっと一息ついて兜を脱いだとき、ふいに敵が襲ってくるかもしれないから、勝ったとしても油断せず、さらに用心せよ』

 

という意味だ。そしてそれならもう一つの解釈ができるが、

『戦で、勝負に勝ったのはいいが、勝利の美酒に酔いしれ、兜をしているのをわすれ、許容範囲を超えた体勢を取ってしまい、兜が後ろにずり落ち、あるいは敵に引っ張られ、それをささえる紐で首を絞められて死んだ』

 

という、なんとも残念が事態があったことも想像できるわけである。せっかく勝負に勝ったのに、それに喜んで油断して、兜を付けているのを忘れ、その紐で首が閉まって死んでしまっては情けない。

 

 

そして、渋沢栄一は名著『論語と算盤』で『得意時代と失意時代』という概念について書いている。

およそ人の禍は、多くは得意時代に萌すもので、得意の時は誰しも調子に乗るという傾向があるから、禍害はこの欠陥に食い入るのである。ならば、得意の時だからといって気をゆるさず、失意の時だからとて落胆せず、平常心を保つことを意識することが重要である。

 

道教創案人物の老子も、

 

と言ったが、油断した。その瞬間から、腐敗が始まっていることを知るべし。

 

腐敗

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

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