偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
夏目漱石は言った。
人事を尽くして天命を待つ、ということである。自分がやれることというのは限られている。経営の神、松下幸之助も、
と言ったが、自分というか、人間は最初から、やれることが限られているのだ。だが、『その限りを尽くす』人が圧倒的に少ない。特にこの時代であれば、『生きながらえる』ことを考える人は大勢いても、『命を使い切る』ことを念頭に置いて人生を生き貫く人は、少ない。
モンテーニュは言った。
私は慰めは嫌いだが、もちろん、『生きながらえる』ことを選択せざるを得ない人もいるだろう。家族が死んだ人はどうだ。これから温かい家庭を作っていこうと思った矢先に、伴侶が事故で死んだり、自殺したり、あるいは、子供が亡くなった場合はどうだ。そう考えたら、『後追い自殺』をすることを思いとどまり、『生きながらえる』為に人里から離れ、生きていることの有難さを感じようと必死に生きる人を、責めることは出来ない。
だが、それでも、もっと苦しい状況に置かれている人が世界にはたくさんいる。あるいは、昔ならそんなことが日常茶飯事だったかもしれない。
仏教や
キリスト教が、
生まれた2000年以上前の時代は、更に凄惨な現実が辺り一面に広がっていたのである。だとしたら、『幸運』である。そういう発想も、出来るはずなのである。自分が出来ること、人間が出来ることは最初から限られている。限られていたはずだ。だとしたら、(どうせ自分も死ぬのだ)、そう心で呟いて、命ある限り、自分のその命を使い切ることを念頭に置きたい。最善は、その高潔な思いが『人類』という子々孫々に受け継がれれば、人として、幸せな事である。そうできなかった人も、大勢いたのだから。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』