『ヒト』を最適化しよう。

黒田官兵衛『概して、大名の子供は生まれたときから、平素安楽に育ち、難儀をしたことがないから、下々の者の苦労を知らない。』

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ふむ…。

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考察

『概して、大名の子供は生まれたときから、平素安楽に育ち、難儀をしたことがないから、下々の者の苦労を知らない。それだから、人の使い方が荒く、下々の困っていることを悟らず、上一人のために万民を悩ますことが多い。』

 

 

『親の七光り』、『二世』である。こういう人間は本当に、悪気の有無に関係なく、一般の人々とはまるで感覚が違うのだ。誰だって、有能で、しかも卓越した人物に囲まれて20年育ったら、そうじゃない人間に触れた時、

 

(彼らは、人間としての努力が足りないから、下々としての暮らしを強いられることになったのか。)

 

と思うに違いない。逆に言えば彼らは『サラブレッド』であるからして、そのポテンシャルをいかんなく発揮すれば、一般人が20年血のにじむ努力をしてたどり着ける場所を、普通の『スタート地点』として設定することが出来、『シード権』を存分に活用することが出来る為、とても有利だ。それも、先祖代々が舐めて来た辛酸と、受けた労苦の積み重ねで出来た基礎、土台があるからこそ。それに関して言うならば、人々は彼ら一家が通ってきた道のりに、ただただ頭が下がるばかりである。

 

しかし、その立場を『援用』して思い上がり、『バカ息子』の名に相応しいようなうつけが育つことも、稀ではない。いやむしろ、往々にして黒田官兵衛の言う通りなのである。一般人が20年血のにじむ努力をしてたどり着ける場所、その高さと、シード権を得ている彼らの高さは、物理的には同じ高さでも、精神的と、真価に至っては、それは同じではない。

 

 

松下幸之助からその名を継いだ現代の経営の神、稲盛和夫は言っている。

『同じ山があったとき、Aの山はどういう風に出来て、何で出来ているかもわからずいつの間にか出来ていた山で、Bの山は、10年20年30年かけて、少しずつチリを積もらせ、山にしたというとき、人は、Bの山を信頼するのではないだろうか。外部からの信頼だけじゃない。Bの山は、人として、企業として、とても強靭で、逞しく、生きがいがあるのである。』

 

『バカ息子』が偉いのではない。『積み上げた先代』が偉いのだ。もちろん、そのバカ息子に育てた先代は、偉いと言えるかどうか、疑うところだ。どちらにせよ人々は、塵を積もらせ、山とした人間を、その目で一部始終、見なければ信用しようとしない。どんなに美味い食事にも、『賞味期限』は、ある。二代目は、せっかく研ぎ澄まされた至高の一品の、『賞味期限の更新作業』に対し、尽力するべきである。

 

 

 

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