偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
例えば私もリサイクルとリユースの会社を運営していて、『ゴミを扱うのに、そんな車使うのはもったいないですね』と言うような、どこかこう、この業界に対して斜に構え、決めつけてかかる人間が多い印象を、当初たくさん得た。しかし、『そんな車』と言っているところからわかるように、私は彼らにとってのその『ゴミ』を、『資源』だと思って見ている。
だとしたら、『そんな車』にそれを載せるのはごく当たり前の発想だ。こういう気持ちのズレが、この業界内にもあるのだ。
とりわけ、ナイチンゲールが息をしたこの時代は、看護婦などという職業は、『浮浪者』か、『売春婦』というような、劣悪なイメージと環境を強いられていた。富豪だった彼女の父は、『看護師などという言葉を口にするな』と、彼女に激昂していたほどだったのだ。そんな背景を押さえたうえでもう一度この言葉を聞くと、ナイチンゲールの強い意志と、自分の職業にかける情熱、そして揺るぎない誇りを感じ取れることが出来るはずだ。
どの業界も、その瞬間に光り輝いていなければ、携わる価値のない仕事だと、揶揄されがちである。だが、実はそれでいいのだ。世の中の大勢の人がそういう人たちじゃなければ、ナイチンゲールは、別に偉人ではなく、普通の人だった。凡人がいるから、偉人がいる。黒があるから、白が際立つ。くじけそうになるときがあるのなら、そんなことを思い出せば、難なく乗り越えられるだろう。
セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長兼CEOの、鈴木敏文はこう言っている。
人の意見などは全く関係ない。いやむしろ、その反対を行けばいいのだという、道標なのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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