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ソクラテス『わたしがいなくなれば、みなさんは楽になる。』

古代ギリシャ哲学者 ソクラテス画像

内省

ソクラテスは言った。

 

そしてこうも言った。

『みなさんが望んでいるのは、国外追放の刑なのだろう。だから私にそれを言わせようとしているのかもしれないが、私は国外追放も、死刑も望まない。何しろ、何もしていないのだからね。』

 

 

そう言ったソクラテスは、まるで馬がアブをしっぽで追い払われるように、チクチク刺してきて煙たがられる存在だった。私はソクラテスの気持ちがよーく理解る。何度も何度も、『追い払われ』てきた。では、なぜ私は追い払われたのだろうか。答えは一つだ。

 

慣れ合いをしなかったからである。それに甘んじることに恥を覚え、同調することが無知だと知った。そんなことをする人間は決して『優しい』人間などではなく、ただの『易しい』人間だとわかっていたのだ。そして『易しい』人間に甘んじていた時代は、『追い払われる』どころか、親しまれていて、私の周りにはいつも笑顔があった。

 

あまりにも多すぎるが、ざっと話すだけで、

 

12年前の寮友、
10年前の彼女、
7年前の取引先兼ビジネスパートナー、
6年前の悪友、
5年前の共同経営者(仮)、
4年前の部下、
数カ月前の母親、
2週間前の実兄だ。

 

この全ての人間関係には共通点がある。彼ら、彼女らは私が『アブになったから』

 

煙たがった、
追い払った、
言い返した、
批判した、
噛み付いた、
隠蔽した、
捏造した、

 

のである。

 

そして『アブにならなかったとき』は、慣れ合いを求めたのだ。ここでいう『慣れ合い』とは、やるべきことや評価を捏造、隠蔽して正当にせず、歪曲した屁理屈や詭弁で、それらを不当に行い、正当化することである。

 

例えば、下記のような子供の我が儘を、


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大人になっても強行しようとする人間は大勢いる。こういう行為と、それに付随して同調する人間関係はすべて『慣れ合い』になる。『悪代官と越後屋』が典型例だ。あれは、さも自分たちは自分たちの欲求を満たし合って、『都合の良い関係を構築できている』ということに酔いしれているが、実際は不正をしていてそれを隠蔽し、あるいは真実を捏造している。

 

もし私に、本気になったら相手を力でねじ伏せるだけの腕力と、勇猛果敢に物怖じせず、冷静な論理で話すいくばかりかの知力がなければ、相手は逆に、私を力でねじ伏せてきただろう。事実、何人もの人間が『牙』を剥いた。

 

弁護士をちらつかせる者、
別れ話をちらつかせる者、
家から追い出そうとする者、
※パラレルワールド(異次元)の話をして論点をすり替える者、
※究極の自己防衛本能の形だろう。

 

真実から目を逸らして妄想に逃げることで、自分の無知をひた隠す行為だ。全く人間とは、実に愚かな生き物だ。私はまさに、ギリギリの人生を選択してきた。

 

ソクラテスもこう言っている。

 

私には恐ろしいほどよく理解できる。『出る杭は打たれる』のだ。

 

私には選択肢がある。彼らに調子を合わせ(同調し)、彼らに屈して従い(追従し)、自分の意見を捻じ曲げてヘラヘラし、『寂しい』などという幼少の頃に抱いていた感情に身を任せ、『だから失いたくない』などという偽善に酔いしれ、知に背中を向け、自分に嘘をつく選択肢と、ソクラテスのように知を愛する生き方だ。

 

書いているだけで虫唾が走った。どちらを選ぶかは言うまでもない私にあるのは『見栄ではなく、プライド』だ。このうち、母親だけは『毎日顔を合わせなければならない』現実が、不幸中の幸いだった。今は完全に和解(というか相手が理解しただけ)し、人生で一番関係が上手くいっていることが、『全て』を物語っている。

 

だが後の人間関係は全員時間が止まったままだ。真実が闇に葬られたまま。なぜならこの世は、逃げることが出来る。不都合な真実に蓋をし、見たくない現実から目を逸らし、自分の人生を何よりも優先することに、重きを置くことが出来る。

 

キリストやソクラテスのような『アブ』は、脅威だ。そう考えてしまう人間は、2000年以上前から、おそらく未来永劫、後を絶たないのかもしれない。あなたは大切な人間関係に『楽』になって欲しい?それとも『楽しい』人生を送ってほしい?

 

 

注意

※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

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『他と違うことは恥ではない。誇りだ。』
『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』
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