『ヒト』を最適化しよう。

騒音で眠れない!どんな対策がある?

騒音は眠りを阻害する

 

居住環境と快適な暮らしの密接な関係

そう考えると、騒音問題にはお金の有無も影響してきますよね。やはり、線路の近くにある物件の賃料は安く設定されています。ですから、この問題を解決するためにはお金を追い求めるということも対策の一つだと言えるでしょう。しかしその際、注意しなければならないことがあります。それは、この話を聞けばわかることです。

 

私の家や近所の場合、高い確率でその対策ができていると思われる家があります。それは誰がどう見ても大豪邸に住む、資産家の家です。かなり有名な大企業の創業者の長男の家が私の実家の隣にあるのですが、あまりにも差が開いているせいか彼らは排他的であり、ろくに絡んだためしがありません。あっても、かなり高慢な態度を取るその嫁のついた悪態のイメージが強く、私も今まで何度も激昂しそうになりました。

 

 

ある時、久しぶりに実家に帰って家の花壇にたくさんの花を買ってきて、庭掃除をして綺麗にしたときのことです。家族みんながそのガーデニングに満足して、たくさんの花に囲まれて気分を良くしていたとき、その家の庭にある樹齢100年を超えるような大きな松の木の落ち葉が、私の家の庭にあるその花壇に大量に落ちました。

 

民法233条1項にはこうあります。

「隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。」

 

共同で使っている家の前の道路に、少しでも車を停車させていると眉間にしわを寄せ、あるいは文句を言ってくるくせに、本人はこのような行為をして謝罪一つしない。明らかに彼ら富豪の傲慢な態度に他なりません。私は理不尽や『偉そうにしている権力者』が大嫌いなので、写真を撮って証拠を作り、その家のインターホンを押すギリギリのところまで行ったこともあります。

 

しかし、その家の住民は排他的ではあっても、いやな人間はその年老いた長男の嫁しかおらず、その他の人に嫌悪感をいだいたことはありません。ですから、もし私さえ踏みとどまれば、今まで通り何事もなく私の家族も過ごすことができると考えると、

 

まあいつでもこっちが優位に立てるか…

 

と思って、乗り込むことまではしませんでした。不誠実な生き方をした時点で、主導権を人に握らされる運命にあるのです。私は彼らの傲岸不遜で排他的な態度を許すことで、彼らより精神的に優位な立場に立つことができ、心の安穏を勝ち取りました。こうした隣人トラブルはとてもナイーブな問題ですね。

 

騒音はお金で解決できる

さて、しかしそんな隣人ですが、そういう態度はともかく、彼らは大きな土地を持っていて、その中にしっかりとしたコンクリートで固めた大豪邸があるわけです。恐らく彼らは毎日、近隣の騒音に悩むことなくぐっすりと眠れているでしょう。まさに、お金で自分たちの快適な環境を手に入れたのです。

 

私は30年以上隣人を見てきて、その会社の『創業者』は認めますが、それ以外の家族の人間が、排他的になって自分たちだけの居心地や人生を優先し、自分たちだけが生き残ろうとするその姿勢は、とても『偉人』として見ることはできません。ですから、彼らの人生を見て学んだことは、

 

  • それでもお金は多くの問題を解決する
  • 金は人を傲岸不遜にさせる

 

ということですね。それでもやっぱり、彼らがとても快適な睡眠環境を得られているということは、いつも21時以降は静まり返って、近隣に物音すら出さないこの家の生活を30年見てきて思うことです。彼らが音を出すのは、夏に庭で打ち上げ花火を上げるときくらいですね。

 

 

後は、統合失調症の人がいるので、毎日夜20時には奇声を上げていますが、私たちは彼の奇声を聞き続け、それでも『病気だから仕方ない』と折れてきました。にも関わらず、先ほどの道路のような件、落ち葉のような件があるわけです。激昂する寸前まで怒りが沸騰するという私の気持ちは、少しでも理解していただけるでしょう。

 

世界一の投資家、ウォーレン・バフェットは言いました。

『金は人を変えない。人の本性を浮きだたせるだけである。』

 

実は金は人を傲岸不遜にさせると言いましたが、実際にはバフェットの言うように、この家のその態度は金がそうさせたというよりは、彼らの人間力そのものが足りないからなのです。きっと、創業者であればそのような態度は取らなかったでしょう。人々に感謝し、利他の心を持たない企業が飛躍することはできないからです。

 

経済学の巨人と言われたガルブレイスの著書『バブルの物語』にはこうあります。

『個人も機関も、富の増大から得られるすばらしい満足感のとりこになる。これには自分の洞察力がすぐれているからだという幻想がつきものなのであるが、この幻想は、自分および他の人の知性は金の所有と密接に歩調をそろえて進んでいるという一般的な受け止め方によって守られている。』

 

つまり、『お金があるほど人は偉く、知的な人間になれる』という図式を『盲信』する人は、はるか昔から存在していたのです。騒音問題には常にこのようなお金もつきまといますからね。お金があればこの資産家のように快眠環境を整えられますが、そのお金を求める際に、これらの真理、そして私の事例を忘れ、彼らと同じ轍を踏まないようにしましょう。きっと、自分の手で資産を築くことができたのなら人間力は大丈夫でしょうが、問題はその子孫たちですからね。

 

マツモトキヨシの創業者である、松本清の実家では、松本清本人以外の家族は皆、『裏門』からしか家に入れないと言います。

 

『お前たちが偉いわけじゃないんだ。偉いのは結果を出した人間だけだ。』

 

という内への厳格さと、外への寛大さのギャップを使い分けることができる人間こそが、人間力のある人間です。ある大企業の二世は、悪い連中とつるんでカジノで100億円すりましたよね。資産家には常にこういった問題がつきまとうものです。是非ともこのような高潔な教えをご家族にし、その繁栄が末永く続くよう、尽力してください。

 

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