偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
この言葉を受け入れる勇気がある人間は極めて少ない。皆、わかっていても徒党を組んだり、コミュニティに属したり、友人と語らったり、恋人と腕を組んだり、家族と過ごす時間を大切にしたいと思うだろう。『この世で一番強い人間』の定義の話をしているのだ。そこらへんの人に当てはまる条件ではないのは明白。
渋沢栄一の著書、『論語と算盤』によると、孔子や、ブッダ、ソクラテス、キリストといったいわゆる四聖は、聞人(ぶんじん。世間によく名の聞こえた人)や郷原(きょうげん。世渡りのうまいお調子者)を向こうに廻して自らの信ずるところに従って、堂々と主張し、行動したのだという。それがなかなかできない。自分の意見を貫いた延長線上に、『孤独な死』があると見てしまった人間の足はすくみ、『自己防衛本能』という名の気付け薬でもって自分の意志を捻じ曲げ、『生きながらえる』楽な選択肢を取るだろう。それが人間というものだ。
それが悪いなどとは言っていない。ただ、個人的には私はそういう人間を見下すことは無いが、尊敬することもない。『この世で一番強い人間』の話をしているのだ。容易ではないのだ。『孤高』と『孤独』は違う。つまるところイプセンが言う『この世で一番強い人間』とは、『崇高たる孤高の人』のことなのである。
エマーソンは言った。
Pythagoras was misunderstood, and Socrates and Jesus, and Luther, and Copernicus, and Galileo, and Newton, and every pure and wise spirit that ever took flesh. To be great is to be misunderstood….
(誤解されるのはそんなに悪いことだろうか。ピタゴラスは誤解された。 ソクラテス、イエス、ルター、コペルニクス、ガリレオ、 そして、ニュートンも誤解された。古今のあらゆる清純で賢明な魂も誤解を受けた。 偉大であるということは誤解されるということだ。)
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』