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フリーチェ『人生は学校である。そこでは幸福よりも不幸のほうがよい教師である。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

偉人

ふむ…。

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考察

ラチェット効果』とは、例えば、一度上がってしまった生活水準を忘れられず、その時支出していた金額を使おうとし、結果的にそれが『浪費』になり、破産してしまう現象のことを指す。例えば私の知人の億万長者は、皇族も食べるという『一万円のカレー』を食べたり、毎日豪勢な食事や酒を楽しむ生活を続けていたせいで、庶民的な店で食べる焼肉屋の肉を食べ、

 

何だこの肉、輪ゴムみてえだな

 

と言ってしまった。彼の最低水準は、高級な和牛だったのだ。彼にもこのラチェット効果が働いているのである。

 

作家の五木寛之氏は著書『大河の一滴』でこう書いている。

あるシベリア帰りの先輩が、私に笑いながらこんなことを話してくれたことがある。

『冬の夜に、さあっと無数のシラミが自分の体に這い寄ってくるのを感じると、思わず心が弾んだものだった。それは隣に寝ている仲間が冷たくなってきた証拠だからね。シラミは人が死にかけると、体温のある方へ一斉に移動するんだ。明日の朝はこの仲間の着ている物をいただけるな、とシラミたちを歓迎する気持ちになったものだった。あいだに寝ている男が死ぬと、両隣の仲間にその死人の持ち物、靴や下着や腹巻や手袋なんかを分け合う権利があったからね。』

 

かつて戦争時代、『シラミ』が身体に移ったことを喜んだ。隣にいる人が死んだ証拠であり、その人の靴や衣服を貰ってもいい権利があったからだ。彼らからすればその億万長者の一言は異次元だ。彼のことが人間の心をまるで理解していない、醜い肉の塊にしか見えないことだろう。憎悪すら抱くのではないだろうか。

 

(お前のような奴がいるから戦争が起きたんだ)

 

と思って、醜い人間の心をひたすら呪ったに違いない。『幸福の体験』は必ずしも人に幸福を与えるわけではない。

 

キリストも、

 

と言い、ブッダも、

 

と言う。艱難辛苦(かんなんしんく)とは、非常に辛い出来事、窮地という意味だ。そういう深化の時期を経験できるかどうかが、人間の真価を決める、カギになる。

 

電力王、松永安左エ門はこう言っている。

 

我々が『生きているだけで丸儲け』だということを理解するためには、『不幸かつ不遇の道』を通ることが、必須なのである。

 

アメリカの詩人、ホイットマンは言う。

 

太陽が当たり前の様にあると思い込み、命を育む暖かさを喜べない人間は、不幸である。

 

太陽

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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