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ニーチェ『事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

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考察

そしてその『解釈』とは、『人間が勝手にした解釈』だ。例えば、ガリレオコペルニクスが『地動説』を説くまでは、キリスト教で信じられていた『天動説』が常識だった。

 

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しかし真実は、『地動説』に近かったわけで、

 

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更には、地球も太陽も、宇宙の真ん中ではなかった。しかし、この時代の人間は、『天動説を信じていた(間違った事実を、真実だと勘違いしていた)』。『人間が勝手にした解釈』の正確性がわかっただろう。

 

ブルーノという修道僧は、このコペルニクスが提唱した地動説を熱烈に支持し、自分が正しいと信じる世界の考え方を広めようといたるところで講演をしたが、これは当時の法王の天動説的常識や、聖書の教えに著しくそむくものだと考えられたので、1600年2月17日、ローマのカムポ・ディ・フィオリという広場で、火あぶりにされてしまった。間違った解釈をした者が、正しい解釈をした者の命を奪ったのだ。

 

 

『利己的な遺伝子』で有名なリチャード・ドーキンスの著書『神は妄想である』にはこうある。

 

偉大な20世紀の哲学者、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは、友人の一人にこう尋ねたことがあった。

 

ウィトゲンシュタイン

なぜ人々はいつも、地球が太陽のまわりを回っているのではなく、太陽が地球のまわりを回っていると仮定した方が人間にとって自然だと言うんだろう?

 

友人はこう答えた。

 

そりゃ、どうしたって、太陽が地球のまわりを回っているように見えるからだよ。

友人

 

ウィトゲンシュタインは反論した。

 

ウィトゲンシュタイン

じゃあ、地球のほうが回っているように見えたという場合には、どんな風に見えたのだろう?

 

 

人間の解釈というものの信憑性は低い。

 

アインシュタインもこう言っている。

 

世界が理解できる、という考え方は理解できない。そう断言できる人間の方が、賢明である印象を受ける。

 

ニーチェはこうも言い、

 

こうも言い、

 

あるいはこうも言った。

『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し、論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』

 

 

この認識を真正面から受け止めることが出来る人間は、心に強靭な安定剤が常に突き刺さっている人間だけだ。それが無いならこの事実を受け止めることはできない。心がたちまち虚無に覆われ、不安定になり、パニック状態になるからだ。多くの人が『安定、平安、安堵に安穏』と唱えている事実を見てもわかるように、人は、その不安定さから脱却する為に、虚構に依存し、心を安定させているのだ。

 

これは余談だが、ゲームをやる人はPS4の『メタルギアソリッドV ファントムペイン』をやると、この言葉の意味を更に噛みしめることができるだろう。この言葉が出て来るのは、ゲーム終盤である。

 

 

 

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『知者?無知者?自分が振る舞っている人格はどっちだ。』

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