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武田信玄『我、人を使うにあらず。その業を使うにあり。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

偉人

ふむ…。

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考察

業(わざ)である。人と、その人がもつ技術を分けて考える。こういう発想は、どういう考え方から生まれるだろうか。

 

現商船三井創業者、山下亀三郎は言う。

 

そこに書いたが、ナポレオン・ヒルの著書、『思考は現実化する』にはこうある。

『二つ以上の頭脳が調和のとれた協力をするとき、一つの頭脳よりもはるかに大きなエネルギーを生み出すことが出来る。』

(中略)ヘンリー・フォード が、資本もなく、無学で、無知というハンディキャップを背負いながら事業を始めたことは、よく知られた事実である。それがわずか10年という信じられないほどの短期間で、彼はこれら三つのハンディキャップを克服し、25年間で米国最大の富豪になったことも良く知られていることだ。

 

 

(中略)事業を経営している人なら、従業員を一緒に働かせることの難しさを知っているはずだ。他人同士の調和ほど難しいものはない。このエネルギーを手に入れることの出来る源泉の中で、最も重要なのは第一番にあげられていた『無限の知性』である。※無限の知性…私たちはヒラメキによって知恵なり知識なりを得ることが出来る。

 

まず考え付くのは、こういう『マスターマインド』的な発想である。マスターマインドとは、自分にはない能力(マインド)を持つスペシャリストを集め、最強のチームを創ることで、長所を最大限に引き上げ、短所を補い合う。こういう能力の最大化における、戦略の一つである。

 

 

武田信玄が、そういう発想の下にこの発言をしたのであれば、実に冷静沈着な戦略家であり、知略家。

 

『自分にその業が備わっているなら、別にお前らは必要ない。』

 

と捉えることも出来る、いかにも人の上に立つ、主体的な人間の考え方が垣間見えるのである。また、違う見解も出来る。『部下をこき使うな。』という、人材への配慮である。ジンザイ(人材、人罪、人財)、つまりそもそも、『人財』だと思っているのだ。駒でも奴隷でも道具でもない。『そなたの能力を買っているのだ。』という、身分を超えた人物への正当な評価が、この言葉からは垣間見えるのである。

 

『人を憎まず行いを憎む』という言葉があるが、人物そのものと、それが捻出する事象は別物である。そういう視点があれば、人を公明正大に評価することは容易になる。どちらにせよ、世界を見る目が卓越している。それがこの、武田信玄、その人である。

 

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※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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