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アンドリュー・カーネギー『29秒。君が答えを出すために29秒かかった。私は一分を超えたら君を見込みのないただの人間として諦めるつもりだった。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

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考察

ジョン・ロックフェラーに次ぐ史上2番目の富豪とされることが多いカーネギーは、カーネギーホール、カーネギーメロン大学等の創設の為に資金を出した人間。アメリカでカーネギーの名前を知らない人間はいないだろう。ある日カーネギーは、自分を取材にしにきた一人の青年記者とひどく話が合い、三日三晩という時間をかけて、彼のインタビューに答えた。青年は、なぜ自分をこんなに長く引きとめておくのか不思議だったという。

 

カーネギーは続けた、

ソクラテスプラトンの時代から、最近のウィリアム・ジェームズエマーソンまで、数多くの哲学者たちが、数多くの哲学を生んできたが、そのほとんどがモラルに関しての哲学にすぎない。それはそれで必要でも、現代はこれらとは違った新しい哲学、巨富を築く哲学も必要なのだ。』

 

そして最後の晩、カーネギーは言った。

『さて、私は君に三日間も『新しい哲学』の必要性について話しをした。ここで、私から君に質問がある。もし私がこの『新しい哲学』を一つのプログラムにする仕事を君に頼んだら、君はどうするかね。もちろん、協力者や君がインタビューするべき人達には、紹介の手紙を書いてあげよう。とりあえず500名だ。この成功プログラムの編纂には20年間の調査が必要だが、その間、君はこの仕事をやる気があるかね?イエスかノーかで答えたまえ。』

 

その時、青年のポケットにはいくばかりかの小銭しかなかった。20年間タダ働きをするという決断。若き青年が、目先の私利私欲という衝動に突き動かされながら葛藤すること、29秒間。

 

29秒

 

青年

イエス。

 

そういう青年に、カーネギーは言った。

『29秒。君が答えを出すために29秒かかった。私は一分を超えたら君を見込みのないただの人間として諦めるつもりだった。この種の決断というのは、一分以内に出せる人間でなければ、その後、何をやらせてもダメなものなんだよ。』

 

実は、青年の前に実に260人以上の人に同じ質問をし、その全員が『一分』を超えて、失格していたという。青年の名は『ナポレオン・ヒル』。後に巨万の富を得て、ウッドロー・ウィルソン大統領の補佐官や、フランクリン・ルーズベルト大統領の顧問官を務めることになる、財界の大物である。

 

 

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MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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