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岡本一平『仲間や同僚をライバルにするな。ライバルはお釈迦様か、キリスト様にしろ。』

岡本一平


日本漫画家 岡本一平画像


笑ってしまった。

 

私の様な考え方をする人がいた。いないと思っていたのだ。恐れ多い、として、公言してはいけない雰囲気もまかり通っている。あの天才芸術家の父親が、こういう人間だったのは嬉しい話だ。

 

私の事は、このサイトを見ればわかる話だ。私は何の宗教にも属すつもりはない。だが、尊敬する人、目標にする人、あるいはライバルである人は、当然『自分』だが、そうでなければ、『四聖』に数えられる、

孔子

孔子

ソクラテス

ソクラテス

ブッダ

ブッダ

キリストであり、

キリスト


世の偉人たちである。

偉人


もちろんその壁はとてつもなく高い。だが、最初から彼ら以上の存在になれないと決めつけて、人生を棒に振るうことだけは絶対にしない。

 

なぜたった一度の人生で、 最初から『一生追い越すことが出来ない存在』がいるのか、 私には到底理解できないし、するつもりもない。同じ人間だ。私は彼らを心から尊敬しているが、神格化することは絶対にない。

 

中国唐中期を代表する文人、韓愈は言った。

『彼は人なり、我らも人なり、我何ぞ彼を畏れんや。

 

そういうことなのである。

 

周りや身内というごく近いレベルですら、この話を理解出来ない。特に、母親にこの言葉が好きだと伝えると、クリスチャンである母親は一瞬むっとした顔をして、

 

『要するに、人間を目標にするなってことね。』

 

と言った。キリストが『神』だと思っている彼女の発想では、それが限界なのである。

 

クリスチャン

 

ちなみに言うと、私は『お釈迦様、キリスト様』という言葉は、的を射ていないと考えている。

 

まず、『釈迦』とは、彼が釈迦一族の出身であり、そこの聖者ということで、『釈迦牟尼(しゃかむに)』という尊称を得たことから、通称としてつけられている言葉である。

 

また『キリスト』とは、油を注がれた者(王や祭司の即位の際、油を頭にかける習慣があったことから『使命を帯びた者』の意味があった)』、あるいは『救世主、救い主』という意味である。これも尊称のようなものだ。

 

つまり、『~様様』と、『様』を二つつけることがないように、彼らには『釈迦、キリスト』だけで十分。そこにあえて『お』と『様』を付け加える必要などなく、何事も必要以上にやることは、むしろ相手にとって無礼であることもあるくらいだ。

 

無礼

 

私は彼らを『釈迦』、あるいは『ブッダ』、そして『キリスト』と呼び、決して『様』をつけない。だが、それで十分彼らを尊敬していて、立てているつもりである。

 

それなのに、世の多くの人、あるいは私の両親ときたら、考え方が凝り固まっていて、視野が狭いのである。だが、彼らを責めてはならない。弱き人間には支えが必要だ。彼らは『弱い』のだから、『強い』側にいる人間が彼らのことを強く非難するのは、まるで大人が子供にムキになって激高するようなものである。

 

激高

 

また、心無い見栄と空虚な虚勢に支配された人間は、結果だけに流されるものなのだ。結果を出し、例えばこちらが何かをして名誉や財産を得てしまえばコロッと態度を変えるだろう。表層だけでしか評価出来ない。人間など、そういうものなのだ。

 

だが気にしてはならない。

 

いいんだ。人からどう言われ、どう見られるかなんて。『彼ら(身内を含めたその他大勢)』が人間の歴史に残る人物でもあるまいし。

 

いいんだ。 結果として『彼ら(四聖)』に追いつけなくても。追いつく、追いつかないではないのだ。

 

重要なのはそこではない。周りの反応でもない。たった一度の人生で、自分の心がどう在ったかが重要なのだ。私は彼らと、自らをライバルにしたことを、人生の黄昏時に振り返って、後悔しないだろう。

 

そして、私が強く批判する『彼ら』は皆、年上。私は年上が大嫌いだ。しかし、もしこの世から『彼ら(年上)』がいなくなれば、私の人生は何とも生きがいのないものになるだろう。

 

 

 

※この文章は全てオーナー独自の『名言を通した見解』です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

 

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