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女性と頭頂部の薄毛(つむじハゲ)について。脱毛の原因と対策

女性と頭頂部の薄毛(つむじハゲ)の原因はなに?

女性の脱毛症は、FAGAびまん性脱毛症(休止期脱毛症)である場合が多いので、頭頂部の薄毛はそれが原因かもしれません。

先生

女性は男性と違って、薄毛になるときは側頭部と後頭部だけが残るような『波平さん』ハゲにはならないからね!
更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!

ハニワくん

女性のつむじハゲ

 

つむじハゲに関することは、ほぼ下記の記事に書きました。下記の記事を見れば大体のことはわかりますので、その原因や対策について考えていきましょう。

 

 

今回の記事では、『女性のつむじハゲ』に焦点を当てて考えていきます。その記事では主に、

 

  • つむじハゲの原因と種類
  • 円形脱毛症と男性型脱毛症の違い

 

等について書きました。その頭頂部の薄毛の原因が円形脱毛症かAGA(男性型脱毛症)かによって対策は違いますので、その記事でしっかりと適切な対策を確認しましょう。

 

女性の薄毛の種類
  • FAGA(女性男性型脱毛症)
  • びまん性脱毛症
  • 牽引性脱毛症
  • 脂漏性(しろうせい)脱毛症
  • 粃糠性(ひこうせい)脱毛症
  • 円形脱毛症
  • 薬害性脱毛症(抗がん剤による脱毛等)
  • 内分泌・代謝障害による脱毛症(膠原病による脱毛症)

 

が挙げられます。そのうち、

 

  • FAGA(女性男性型脱毛症)
  • 円形脱毛症

 

については説明しましたので省きます。FAGAというのはAGAの女性版ですね。また、『牽引性脱毛症』というのは、文字通り『牽引(髪の毛を引っ張る)』ことで薄毛になってしまうなので、女性に多い脱毛症です。

 

 

  • ポニーテール
  • きつめのアップ
  • カチューシャ

 

等のヘアスタイルを日常的に行うと、髪の毛や頭皮に悪影響を与えますので、注意が必要です。また、

 

  • 脂漏性(しろうせい)脱毛症
  • 粃糠性(ひこうせい)脱毛症
  • 薬害性脱毛症(抗がん剤による脱毛等)
  • 内分泌・代謝障害による脱毛症(膠原病による脱毛症)

 

に関しては、めったにあることではありません。それに、病気が関わっていると髪の毛が抜けることは覚悟する必要がありますので、ちょっと『つむじハゲ』という問題とは次元が違う話になってしまいます。

 

  • 抗がん剤治療
  • 放射線治療

 

等の有害なものを体に入れると髪の毛は抜け落ちてしまいます。また、フケや乾燥が原因の脂漏性(しろうせい)脱毛症や粃糠性(ひこうせい)脱毛症は、そう多くみられる症状ではないので、よほど状況が疑わしいと思うようなものでないかぎり、『つむじハゲ』と関係あるのは、これらの脱毛症ではないでしょう。

 

STEP.1
排泄機能を超える有害物質を摂取
 
STEP.2
頭皮下に蓄積
 
STEP.3
毛母細胞が弱る

 

STEP.4
脱毛する可能性あり

AGAで薄毛になりがちな部位
  • 頭頂部
  • 前頭部
FAGAで薄毛になりがちな部位
  • 生え際
  • 頭頂部

 

先生

女性もこれだけの薄毛の種類や原因があるんだね!女性はハゲないと思っている人がいたら驚きの事実かもしれないね!
たしかに!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 女性の薄毛の種類や原因を確認する。

脱毛症の原因はよく似ている

ただ、『最後に読む育毛の本』にはこうあります。

毛根がない状態の抜け毛、これは円形脱毛症やびまん性脱毛症の可能性があります。

 

(中略)

 

びまん性脱毛症は女性に特に多い脱毛症です。これは生活習慣を正すことで治りやすい脱毛症です。本書で説明している生活改善方法をすべて行えば、半年~数か月で改善が見込まれます。

 

毛根の先から尻尾のようなものが出ている場合、びまん性脱毛症、もしくは粃糠性(ひこうせい)脱毛症の可能性があります。粃糠性(ひこうせい)脱毛症というのは、乾燥フケが毛穴をふせいでしまい脱毛が引き起こされます。脂漏性脱毛症と逆に乾燥性の頭皮で発症します。

 

これも原因は、脂漏性脱毛症と同じく過度な洗髪、頭皮に合わないシャンプー、生活習慣の乱れが原因です。

 

  • 脂漏性(しろうせい)脱毛症
  • 粃糠性(ひこうせい)脱毛症
  • 薬害性脱毛症(シャンプー剤による脱毛等)
  • びまん性脱毛症

 

に関しては、どれもその原因は似たようなものです。

 

  • 過度な洗髪
  • 頭皮に合わないシャンプー
  • 生活習慣の乱れ

 

が原因で引き起こされる脱毛症なわけですね。わかりやすくまとめると、

 

過度な洗髪 皮脂が過剰分泌する
頭皮に合わないシャンプー 頭皮から有害物質が入る
生活習慣の乱れ 女性ホルモンが乱れる

 

ということなわけですから、この専門家が挙げたポイントをおざなりにしていると、このうちどの脱毛症を引き起こしても文句は言えません。また、下記の記事にも書いたように、

 

 

『ササっとわかる薄毛の悩み解決最前線』(講談社)にはこうあります。

AGAは遺伝や男性ホルモンと大きく関わっていることはわかっていますが、何かひとつの原因で起こるわけではありません。しかし、生活習慣やストレスなどが引き金になってスイッチが入ると脱毛が始まって、何もせずにほうっておくと髪の毛の数は減り続けます。

 

AGAは進行性の症状です。いったんスイッチが入ると止まらないので、薄毛が気になっている人は何らかのケアが必要ですし、そのケアが早ければ早いほど効果的な改善につながります。

 

生活習慣の乱れやストレスなどによってAGAのスイッチが入る可能性があるわけです。そうなるとそこにAGAが加わるわけですから、もし『つむじハゲ』になる場合は、

 

  • FAGA(女性男性型脱毛症)
  • 脂漏性(しろうせい)脱毛症
  • 粃糠性(ひこうせい)脱毛症
  • 薬害性脱毛症(シャンプー剤による脱毛等)
  • びまん性脱毛症

 

そのうちいずれかを疑う必要があります。

 

 

先生

FAGAにせよびまん性脱毛症にせよ、その原因はどれもよく似ているんだ!だから、大体共通しているその要素を最適化しておけば、色々なものが同時に防げるね!
前始末っすね!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 脱毛症の原因はどれもよく似ている。
  • 生活習慣の乱れやストレスなどによってAGAのスイッチが入る可能性がある。

休止期脱毛症

『ここまでわかる,ここまでできる! こどもとおとなの脱毛症診療 (MB Derma(デルマ))』にはこうあります。

女性型脱毛症の診断

 

頭皮正中線に沿った脱毛であることで診断はある程度できるが、女性の場合、そのヘアスタイルによって他の脱毛症でも同様の臨床像に見えることもあり、、男性型脱毛症における診断よりさらにトリコスコピー(観察)が重要である。

 

みられる所見は男性型脱毛症と同様で、毛直径の不均一が重要な所見である。女性の場合、休止期脱毛症が重要な鑑別となる。トリコスコピーでは明確な所見がなく、あえて言えば新しい成長期毛が通常より多く観察できる。

 

本には『つむじハゲ』、あるいは『頭皮のてっぺんハゲ』の写真が掲載されています。

 

ここに出てきた『休止期脱毛症(きゅうしきだつもうしょう)』とは、成長期にある毛髪が急激に休止期に移行してしまう『びまん性脱毛症』の一種です。下記の記事にも書いたように、髪の毛には『ヘアサイクル』というものがあります。

 

 

STEP.1
成長期
約2~7年
STEP.2
退行期
 約1~2週間
STEP.3
休止期
約3~4か月

 

ですね。これをわかりやすく人間に置き換えて考えてみるとこうなります。

 

成長期 赤ちゃん~青年
退行期 中年
休止期 老年~

 

そう考えると休止期脱毛症とは、『赤ちゃんを急に老年に変える病気』のようなもので、恐ろしい病気ですよね。実際の病気の中に、『早老症』の一種で、『ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群』(Wikipedia)という奇病がありますが、これは、『新生児期ないし幼年期に好発して、全身の老化が異常に進行する早老症疾患』です。

 

人の10倍の速度で老化してしまい、両親よりも早く死んでしまうんですね。私はこの患者をテレビで観たことがあります。彼女が小さい体のまま老けていき、そして亡くなっていく経過をテレビを通して確認しました。

 

髪の毛と人間の命の価値を一緒にしてはいけませんが、現象としては同じようなものかもしれません。人によっては『髪は女の命』と豪語する人もいますからね。女性だけではなく、男性からみても、髪の毛をそれくらい重視する人は多いです。

 

特にこうしたサイト、つまり薄毛対策に関心がある人にはそういう人が多いでしょう。髪の毛と人間の命の価値を一緒にしてはいけませんが、休止期脱毛症とはまるで、プロジェリア症候群と同じようなものなのかもしれません。

 

しかし、実はFAGA(AGA)も同じような現象が起こります。『AGA(男性型脱毛症)』の原因は『DHT(ジヒドロテストステロン)』です。男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように、毛を生やす、という作用がありますが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-還元酵素)と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)という脱毛を促進する物質がつくられるわけです。(ちなみに女性の場合は、アンドロステンジオンという物質からもDHTが生じます。)

 

薄毛

 

このジヒドロテストステロンは、成長期にある髪の毛を、強制的に休止期に追いやります。すると、頭皮に残るのは『成長しきれなかった産毛のような髪の毛』になるので、周りからそれを見ると『薄毛』になってしまうのです。

 

そう考えると、FAGAもびまん性脱毛症(休止期脱毛症)も、あまり変わりませんね。原因がジヒドロテストステロンかそうじゃないか、ということぐらいでしょう。

 

先生

休止期脱毛症は、成長期にある毛髪が急激に休止期に移行してしまう脱毛症。FAGAも同じようなもの。微妙には違うけど、どれも同じような現象なんだね!
たしかに!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 『休止期脱毛症』とは、成長期にある毛髪が急激に休止期に移行してしまう『びまん性脱毛症』の一種。

女性型脱毛症の治療にフィナステリドやデュタステリドは使うべきでない

『ここまでわかる,ここまでできる! こどもとおとなの脱毛症診療 (MB Derma(デルマ))』にはこうあります。

女性型脱毛症の治療

 

良質なエビデンスに支えられる治療薬としては、内服薬による治療はなく、ミノキシジル外用薬のみとなる。本邦では1%ローションが使用されている。効果なく進行する場合は植毛術も考慮されるが、実地として行われるケースは多くはない。フィナステリドやデュタステリドは使うべきでないことには注意が必要である。

 

そのどちらの場合においても、治療をするとなると、今のところ『ミノキシジル』を塗るということだけが有効な手段です。これが男性であれば、

 

  • ミノキシジル
  • フィナステリド
  • デュタステリド

 

と選択肢が3つあるのですが、女性はミノキシジル、しかも『外用薬』以外は危険視されています。ミノキシジルに関しては、男性も『外用薬』のみが認められています。下記のPDF資料にもあるように、

 

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)』

 

17人の専門家がまとめた『診療ガイドライン』とは、専門医が考え得るさまざまな治療法について、国内外の論文から科学的根拠の有無を確認し、推奨度を5段階に分類した評価が見れるものです。

 

  • A=強く勧められる
  • B=勧められる
  • C1=考慮してもよいが、十分な根拠がない
  • C2=根拠がないので勧められない
  • D=行わないよう勧められる

 

このうち、『女性がフィナステリド、およびデュタステリドを使用する』と言うことに対する評価は、最低評価の『D』がついています。つまり、行ってはならないとされているのです。ミノキシジルの『内服』に関しても、『D』がついていますね。

 

 

しかし逆にミノキシジルの『外用』なら『A』です。ですから、女性の場合はミノキシジルを使用するのが今の治療の最前線だと言えるわけですね。

 

しかし、フィナステリドの強化版であるデュタステリドが出たのは2016年ですから、これから先もっと有効な新薬が出ることを期待してもいいですよね。それまで女性は、

 

  • 過度な洗髪
  • 頭皮に合わないシャンプー
  • 生活習慣の乱れ

 

などの問題を最適化し、ストレスをため込まず、女性ホルモンを崩さないように健全な生活を心がけるようにしましょう。薬に頼らずともそうした基盤が固まっていれば、大体の病気とは無縁になりますからね。一石二鳥以上の、はるかに大きな恩恵を得られますよね。

 

 

薄毛

 

先生

女性はこの新薬のデュタステリドも使えないからちょっときついよね!だけど、これからまたデュタステリドのような女性版新薬が出るかもしれないしね!
たしかに!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 女性型脱毛症の治療にフィナステリドやデュタステリドは使うべきでない。
  • 内服薬による治療はなく、ミノキシジル外用薬のみ。