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ユング『生きることには、意味があるとも言えるし、意味がないとも言える。私は両者の戦いの末に意味があるという結論にたどり着きたい。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

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考察

ヘンリー・フォードは言った。

 

自分が判断した内容が正しいか間違っているかの問題は、永久に解決することは無い。例えば、『ダイバーシティ(多様性)の楽しさ』を訴えるとき、私はすぐに『戦争とテロリズム』を思いつくが、その問題に答えられる人間など存在しない。いたとしたらそこにはすでにダイバーシティがない。なぜ、確証的な答えを言えるのか、考えればわかるはずだ。そしてそれが明確であれば、書いたようなことは起きない。

 

しかし、起きている。それが現実である。ただ、それら多様性を一つにまとめて、人間が同じ方向に向かっていけばいいのかというと、それも首をかしげざるを得ない。では、ダイバーシティとは、『混沌の容認』なのだろうか。それも首をかしげざるを得ない。

 

例えば、道教の創案者の一人、老子は言った。

 

そもそも『仁義』という概念を人間が謳うようになったのはそれを掲げて依存して、道標としなければならなかったからであり本来、別に必要なかった。

 

儒教の始祖、孔子は言った。

孔子

 

孔子や老子の話を聞いて見えて来るのは、『多様性』と同じくらい重要な、『主体性』である。

 

だとしたら、『多様性を主体的に持つ』ことが、混沌を避けるために必要な条件なのだろうか。つまり、『会衆、モッブ、パニック』という集団心理について考えてみたとき、『会衆』とは、受動的な関心で集まった人達の事。『モッブ』とは、強い感情に支配された集団の事で、暴動が起きるケースなどにあたる。『パニック』は、突発的な危険に遭遇して、群衆全体が混乱に陥ることであるが、だとするとこの群衆に主体性はない。

 

戦争やテロリズムも、一見するとそこに主体性があるように見えるが、実際は『主体性が無い』可能性がある。それは例えば、『世界がわかる宗教社会学入門』にあるこの一文を見て、浮上してくる事実である。

宗教には、テロリズムのイメージがある。宗教とテロは関係性が強いのか。これはもちろん誤解で、実際はテロリストが宗教を口実にしているだけ

 

それに、経験論の父、ジョン・ロックは言った。

 

つまり、ダイバーシティ(多様性)があることはいいが、そこに『主体性』がなければならず、『ある』と思っていてもそれは主体性ではなく、あるいは、『正しい方向ではない』場合がある。例えば、幼女連続強姦殺人犯は、一つの生命体だが、倫理で考えても、心で考えても、その人物を『人間』として考えることは出来ない。

 

 

その人物を『多様性の一つ』として認めることは無いし、精神分析の結果、『異常』と判断されるのであれば、そこに『主体性』はない。そこまで考えると、

『ダイバーシティ(多様性)があるのは良い。だが、個々各人の主体性が真理に則って成り立つ場合のみ、そこにダイバーシティがある。』

 

という図式が浮き彫りになってくる。

 

だが、ニーチェは言った。

『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』

 

 

『真理に則ったダイバーシティ』なんて、存在しない。あるのは虚無と、混沌だ。それを、人間が認識可能な図式に変えて記号化しているだけで、ダイバーシティも、生きる意味も、夢も、真理も何も、ないのである。それら一切は全て、『人間の理解の範囲内』に抑えた事実であって、簡単に言えば『屁理屈』であり『自己暗示』であり『洗脳』をすることで、この心が虚無に浮いてしまわないように、留めているのである。

 

という発想も出来るわけである。だが、いつも私はこのテーマについて考えるとき、ユングと同じような結論に至ることになる。

『だからどうした。だからといって、この一度しかない人生を、くよくよと下を向いて生きていく理由にはならない。』

 

という結論に。

 

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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