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山本五十六『取れぬ先の豊作などは、油断大敵。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

2代目李経団連会長、石坂泰三も、

 

と言ったが、『成長』と『膨張』は違う。膨張的に膨らんだ名声や組織は、厳重に目を光らせなければ、破裂するのが相場である。

 

 

長野県の伊那市に『伊那食品工業』という企業がある。何とこの会社、実に50年以上の間、右肩上がりで黒字を出す優良企業で、地道にコツコツと、企業の発展と繁栄の為に、尽力してきた。

 

ただこの会社も、一時は『膨張』に目が眩む方向に傾きかけたときがあった。しかし、社長は断固としてその道を拒絶したのだ。

 

『それをすると確かに大きなシェアを取れるかもしれない。だが、肝心の本店はどうなる。身の回りの人に支えられたからこそこれまでやってこれたというのに、それであるいは、生産に支障が出るようなことになれば、本来のお客さんも悲しませる結果を招いてしまうかもしれない。

 

それだけではない。大量生産で味が落ちた商品を、全国に展開することになる。それでは本末転倒だ。身分不相応なことに手を出してはならない。』

 

そう言って、目先の膨張的な利益に目が眩むことはなかった。そういう一つ一つの見識高い決断の積み重ねが、この企業を確固たる『成長』の道に進ませた、大きな要因なのである。

 

 

このような考え方を持っている人は少ない。そしてそれを死ぬまで維持できる人はもっと少ない。だが、だからこそ群を抜く存在でいられる。この決定的な事実をどう受け入れるかは、自分次第だ。

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

必見

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