『ヒト』を最適化しよう。

『『運気に期待する』のではない。『気運を呼び込む』のだ。』

意味

『気運を呼び込む』。この言葉は、私の剣道の師からもらった言葉だ。15年前、6段だった彼は今、もしかしたら7段になっているかもしれない。5段、6段というだけでかなりの腕前で、普通の人間が立ち向かってたところで、どうやっても敵う相手ではない。喧嘩の腕に自信があるとか、運動神経がいいとか、そういう要素だけで勝てる相手ではないのだ。

 

7段にもなると、もう桁違いだ。私は剣道を知る前、つまり剣道を完全に舐め腐っていた時期、連鎖して眼力もなかった。だからその7段の人間を見ても何も感じることが出来なかった。しかし、彼ら師の下で剣道の練習を死に物狂いで積み重ね、

『お前らはもう段で言ったら、初段ぐらいの腕はある。』

 

と言われるぐらいになったころ、もう一度その7段の先生を見かけることが出来たとき、かつて感じることが出来なかった殺気や気配というものが察知出来るようになっていて、

 

まともにやったら絶対に勝てない

 

と感じたものだった。

 

漫画『ドラゴンボール』を知っている人ならすぐにわかるのだが、ザコキャラであるほど人を表層だけで判断したり、あるいはスカウター(戦闘力を数値化する装置)に映った戦闘力を過信して、相手を決めつけ、思い上がってしまう。だが、孫悟空の周りにいる人間は皆『気のコントロール』ができ、普段は気を完全に抑えて生活している。だからスカウターに映るのは一般人と同じ数字だ。

 

それに私の眼力たる人を評価するスカウターは、まるで子供のおもちゃ同然の正確性だった。そして剣道の鍛錬によって心身を鍛えると、いつの間にかそのスカウターの機能と正確性が上がった。その時、もう一度7段の先生をそのスカウターで見た。すると、みるみるうちに数値が上がって、(闘っても勝てない)という結論を叩きだしたのだ。

 

その後の15年で同じようなことがあったのは、

 

  • 2m級のガタイのいい外国人の群れ
  • チンピラ風相撲取りの群れ
  • ライオン
  • シロクマ

 

の近くに行ったときぐらいのものだった。私は負けず嫌いなので、これらの事実をそのままにしておくつもりはないが、だが、ここで言いたいのは『私はかつて、この世を知ったつもりでいたが、何も知らなかった』ということだ。そんな、鍛錬を積む前の私が、師に『気運を呼び込め』と言われたのだ。私の発言に、主体性を感じなかったのだろう。たとえば、『運気や環境、あるいは条件が整えば自分の身の周りも変わっていく』というような、そういう反応的な心構えがにじみ出ていたのだ。

 

その時は全くその意味がわからなかった。『気運』という言葉も初めて聞いた。だが、私は15年経った今でもその言葉が頭に焼き付いていて離れない。そうだ。自分が握っているんだ。自分の人生の舵を握っているのは、自分なのだ。

 

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『思考の力を侮る人間は、人生に敗北する。』 『アウトサイド・インではない。インサイド・アウトだ。』

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