偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
『死ぬことを学ぶべき』と言っているのであって、『死ね』とは言っていないのだ。例えば私の祖母や、私の65歳オーバーの知人は、その『死ぬこと』に関して学ぼうとせず、むしろ自分からそれを遠ざけて、『なるべくだったら死にたくない』という様な方向に思慮を傾けていることが伺えるわけだ。
だが、その様な考え方は根本的に間違っている。そもそも人も含めたあらゆる生命の命は、有限であり、そしてその命は唯一無二である。それらの事実が決定的なこの世の真理なのに、それから目を逸らし、あるいは(そうじゃないかもしれない)などして真実に蓋をするのであれば、それは完全なる人間のエゴであり、そこにいるのは欲にまみれた醜い自分本位の塊である。
執着、傲慢、強欲、未練、どの宗教の方向から考えてもそれらの感情は『間違い』であり、罪である。従って、『死ぬことを学ぶ』ということは、『この命が、本当に終わってしまい、本当に唯一無二であれば、今日、自分が取るべき行動は、本当にこれなのだろうか。)という自問をする人間だけが、死と真正面から向き合い、死というテーマについて真剣に考え、そこから新境地を学ぼうとしていると言えるのである。
武者小路実篤は言った。
私の祖母が私に『かつてしてしまった傲慢不遜な態度』を謝罪せず、私の知人が『死ぬのは怖いわよね』と言っている以上は、彼女らは、死ぬ前にまだやるべきことがあることを、心底の部分でわかっているのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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