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アリストテレス『人生はチャンスと変化に富んでいる。そして最も栄えているときに、人は大きな不幸に見舞われる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

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考察

ソクラテスの弟子であるプラトンの弟子。アリストテレスは、アレクサンドロス三世の家庭教師を務めていたことでも知られる。ソクラテス、プラトンと共に、『西洋最大の哲学者』であると言われている。かの渋沢栄一は名著『論語と算盤』で『得意時代と失意時代』という概念について書いている。

およそ人の禍は、多くは得意時代に萌すもので、得意の時は誰しも調子に乗るという傾向があるから、禍害はこの欠陥に食い入るのである。ならば、得意の時だからといって気をゆるさず、失意の時だからとて落胆せず、平常心を保つことを意識することが重要である。

 

つまり、『勝って奢らず、負けて腐らず』ということなのだ。同じく、『勝って兜の緒を締めよ』という言葉の意味はどういうことかというと、

『戦いに勝って、ほっと一息ついて兜を脱いだとき、ふいに敵が襲ってくるかもしれないから、勝ったとしても油断せず、さらに用心せよ』

 

という意味だ。そしてそれならもう一つの解釈ができるが、

『戦で、勝負に勝ったのはいいが、勝利の美酒に酔いしれ、兜をしているのをわすれ、許容範囲を超えた体勢を取ってしまい、兜が後ろにずり落ち、あるいは敵に引っ張られ、それをささえる紐で首を絞められて死んだ』

 

という、なんとも残念が事態があったことも想像できるわけである。つまるところ、人間の許容範囲を超えがちなのは得意時代なのである。この言葉と同じ的を射た言葉はたくさんある。更に奥行きを深くするためには、下記の黄金律を見るといいだろう。『しくじり先生』を見るのもいい。

 

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MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

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こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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