『ヒト』を最適化しよう。

様々な本や情報源から抽出した厳選メモ【読み順】

 

目次

ア行

AISASの法則

Attention(注目)、Interst(興味)、Seach(検索)、Action(購買)、Share(共有)。ネット時代の消費者購買プロセスを表した法則である。

 

参考文献
Spool

アウラ

オリジナル作品しか持ち得ない崇高な一回きりの要素。例えば、昨今のソーシャルメディア(Facebook、twitter等)は、情報がタイムラインに表示されて、古いものは埋もれてしまう。そこで、新しい情報にはアウラが生じていると考えられるのである。 何より考えたいのは、我々の命はアウラだということである。

 

ドイツの小説家、トーマス・マンは言った。

 

参考文献
情報の呼吸法

“頭がいい人”の定義

『頭がいい人』とは、『脳を上手く使いこなす人』のことをいう。正確にインプットしてあった情報を、的確なタイミングで引き出せる行為(アウトプット)ができる人のことをいう。

 

参考文献
Mr,Brain

『あなたが転んだことに興味はない』

『あなたが転んだことに興味はない。あなたがそこからどう起き上がるかに興味があるのだ。』新しいことをして失敗しない人間はいない。問題なのは、その失敗をどう受け止めるかだ。例えばエジソンは1万回もの失敗を、

 

 

と言った。

 

参考文献
プロポーズ大作戦

アファメーション(自己効力感)

『自分は何もできない』という否定的、悲観的な考え方がその反対であり、『自分はできる』と信じ、肯定的に物事を考える、言い聞かせることをいう。イチローも本田も、この自己効力感に長けていることがわかるはずである。

 

参考文献
PRESIDENT

『アプリケーション・イノベーション』

一言で言えば、『応用』である。手元にある製品について、従来になかった応用分野を発見すること。そして新たな市場を開拓する。

 

参考文献
キャズム理論がわかる本

以管窺天(いかんきてん)

管の穴から天をのぞき見る。見識の狭いことのたとえ。日ごろから狭い世界にとどまらず、様々な意見の人々と交わることの大切さを教えてくれる。現代は便利になりすぎた。以管窺天に陥りがちだろう。ニートなど、その典型である。中国やイギリスから見上げる曇り空と、南国や北国から見上げる奇跡の空とでは、天の印象とて異なるだろう。思い切って人生を冒険しよう。そうすれば、きっと自分が人生でやるべきことが見えてくる。

 

参考文献
PRESIDENT

アドホック概念

『アドホック』とは、特定の目的の為に委員会が設置されたり、チームなどが結成されること。たとえば、災害に見舞われやすい地域に住む人々であっても、すぐさま避難できるようにと、必需品リストを準備している人は少なかった。だが、興味深いことに、ニューオリンズを襲ったハリケーン・カトリーナの災害時に見られたように、多くの人々は、たちまち緊急避難用リストを作り上げた。子供たち、毛布、食料品、重要書類、高額な電子機器、そしてペットなどだ。このように、その場に応じて、創造的、無意識的に生み出されるもの、概念を、『アドホック概念』という。

 

参考文献
凡才の集団は孤高の天才に勝る

『ある』からといって与えてはいけない

ライオネル、二コール・リッチー親子と、弊社社員との共通点があった。それは、『ある』から といって与えてはいけないという教訓である。それは、どんな親子、師弟、上下関係にも当てはまることになるかもしれない。私と親との間にも、それが当てはまるだろう。

 

ライオネル・リッチーは、子供がいなかった。だから養子を迎えた。それがニコール・リッチーだった。だが彼女は悪友、パリス・ヒルトンと共に、やりたい放題の毎日を送った。何をしても父親、ライオネルが許し、あるいは金で解決したのだ。ある日ニコールは、未成年なのにクラブで酒とドラッグをやり、男の頭をビンで殴った。警察沙汰になったがその時もライオネルは、金で解決したのだ。その後ニコールは、見る美無残に激ヤセした姿をパパラッチに写真を撮られ、こう書かれた。

 

『ニコール、君がしたいのはダイエット?それともドラッグ?』

 

彼女がこうなってしまった要因は、どこにあったのだろうか。『愛情がある』、『お金がある』、『言ってあげられる助言がある、経験値がある』。だが、『ある』ということが、常として相手の幸福へとつながるというわけではないことを、忘れてはならないのだ。『在りかた』、『与え方』をよく見極めなければ、時に『ある』ことは、逆効果になってしまうこともあるのだ。そして、『ある』だけではなく、挫折し、叱られ、制裁を受けて初めて、幸せになれる権利を手に入れることができるのだということを、人は、忘れてはならない。

 

『アルキメデスの原理』

物体を水のなかに入れると、その物体は自分と同じ体積の水の目方だけ軽くなる。これを、アルキメデスの原理という。

 

参考文献
数学物語

アンロック

アンロックは、『かけられたカギを一つずつ解錠していく』という意味。コンピューター・ゲームではよく知られた手法の一つである。アンロックが用いられると、最初にプレイシャーにできることはほぼ一つしかない。例えば、『スーパーマリオブラザーズ』なら前に走ってジャンプしかできない。銃撃戦のゲームなら前に向かって弾を打つことしかできない。

 

だが、しばらくプレイしていると『レベルアップしました』と言われ、たとえば火を使うことが出来るようになるなど、プレイヤーのできることが一つ増える。さらにプレイを続けるとまたレベルが上がり、今度は空を飛ぶことが出来るようになる。かけられたカギを一つずつ解錠していくように、できることが二つ、三つと徐々に増えていく。このシステムを、アンロックという。

 

参考文献
ゲーミフィケーション

A/Bテスト

Webページを作るとき、Aというレイアウトのページか、Bというレイアウトのページか、どちらがいいか両方アップしてみて、チェックしてみる。チェックする内容は主に、CTR(クリックされる回数)やCVR(売り上げ)。実際の店舗でも、たとえばコンビニであれば一番よく出る飲み物の陳列棚を店の一番奥に配置することで、消費者が必然的に他の商品にも目をやる機会が増え、売り上げが上がる。そういうことを考えることと、同じである。

 

参考文献
グーグルネット覇者の真実

閾値

物質を動かすために最低限必要なエネルギーの値。統計でもサンプル数が閾値に達していないと、『データ』として評価する値にはならない。キーワード広告の世界では、300~800クリックが、そのキーワードの効果を判断する閾値になる。

 

参考文献
儲かるキーワード広告の使い方

異常な自己防衛

異常な自己防衛とは、他や周りがどんなに犠牲になってもいいから、ひたすら自分を守り、 言い訳を見つけるということである。

 

参考文献
Spool

『1の仕組み』

もし『2』までしかわかっていなければ、言動の根源の『5』である『安易な判断』は、繰り返されるだろう。『5』は、1、2、3、4、があってこそ、あり得たはずの結果だ。最初の『1』は何であったか、どちらから始めたか、そこに問題解決のカギがある。

 

関連リンク

 

一番手の法則

人間は一番手の法則を重視する。たとえば、大西洋を最初に単独で横断飛行した人物の名前は、チャールズ・リンドバーグだが、二番目に横断した人の名前を、多くの人は知らない。だが、実際には、その二番目の人、『バート・ヒンクラー』は、リンドバーグよりも腕のいい飛行士だった。にもかかわらずである。それが、一番手の法則である。

 

参考文献
マーケティング22の法則

一物一価の法則

同じ商品はどこでも同じ価格が付いているという法則。ある場所で、ある供給者が価格を上げて利益を狙っても、その場所には同じような供給者が現れ、価格競争が巻き起こり、価格は下がっていく。ある場所で、ある供給者が安く販売していたら、その場所には他に供給者が現れないので、希少性から価格は上がる。この価格の上下は2地域の商品の価格が一致するまで起こり、その現象を『一物一価の法則』という

 

参考文献
東大生が書いたやさしい経済の教科書

一流の生き方

一流とは何か。人が見ている、見ていない、関係なくやるべきことをやれる人間のことである。一流は、決して自分を誤魔化さない。それが、一流の生き方じゃないことを、知っているからだ。

 

『一対一の対応をつける』

二つの物の集まりがあるとき、その一方の一つに、他方の一つを、一つ一つ符合させていくことを、これらの物の集まりに一対一の対応をつけるという。もし二つの物の集まりにちょうど一対一の対応がつけば、これらは同数であるということである。

 

参考文献
数学物語

『1%のルール(スライムの法則)』

1分間顧客サービスにあるのは、『1%のルール』だ。たとえどんなに能力が低くても、たとえその小さな一つが1%程度の効果しかなくても、それが積もり積もれば、どうなる。1年で365%だ。それだけの向上が認められるのだ。私はこの本に出会う前に『スライムの法則』という概念を部下に指示していた。ゲーム世代の私からすれば、至極当たり前に発想された概念である。

 

『スライム』というのは『ドラゴンクエスト』に出て来る最弱のキャラクターだが、これを倒せないプレイヤーは存在しない。極めてゲームの初心者でも倒せるようになっていて、愛着さえ湧く敵キャラだ。だが、スライムを倒しても経験値は少ない。経験値が足りなければ、いつまでもレベルが上がらない。レベルが上がらなければ、次のステージに行けない。だが、少ないだけで、『ある』。経験値は積まれるのだ。これを『1%のルール』と照らし合わせて考えた時、見えて来るものがあるはずである。

 

参考文献
:1分間顧客サービス+一瀬雄治 (Yuji Ichise)

色眼鏡の多様性

ここでいう色眼鏡とは、肯定的な意味合いである。白と黒しか見えていない人間がいる。犬は、”青と黄色しか見えない”と言われているが、人間にも、 浮かれたくなるような”白”と、落ち込むような”黒”しか見ていない人間がいる。それでは、『人としての能力を最大限に発揮できない』。世の中には、白と黒だけじゃなく、赤や青、黄色に緑。そして、朱、紺、橙に若草色と、その色彩の多様性は枚挙に暇がない。

 

よく私は、その繊細な性格のデメリットだけを断片的に見られ、悪く判断されることがあるが、とんでもない。白と黒しか見えない味気ない世界よりは、波乱万丈な色彩豊かなこの世界が、大好きだ。

 

インサイド・アウト(内から外へ)

自分自身の根本的なパラダイム、人格、内面を変えることで、自分の身の回りをスムーズにするという考え方。それに比べて、『アウトサイド・イン』というのは、自分のうまくいかない状況の責任を、周りや環境のせいにする考え方である。『自分を変えて周りに起きる結果を変える』か、『周りの結果に左右されて自分を同調させていくか』ということである。

 

関連リンク:パラダイム転換とは

 

参考文献
7つの習慣

印象管理

一人で作業しているときに誰かがやってきたら、急に仕事のペースが速くなったり遅くなったりする。それは、他者が自分に対して持つイメージを自分でコントロールしようとする『自己呈示行動』が無意識に起きているからだ。それを、『印象管理』という。

 

参考文献
PRESIDENT

インダイレクト・スピーチ(間接発話)

『メタ・メッセージ』とも似ている。間接発話は、明示的な発話(メッセージ)とは異なり、暗示的な発話(メタ・メッセージ)という意味合いである。これらを使いこなす人間は、知性的である。

 

私は常々自分の会社の従業員に、『ビデオ屋のアルバイトになるな』と言ってきたが、例えば、お客がDVDを見て、『貸し出し中』となっていたのを見た時、近くに店員がいたとする。そのとき、お客としてはどうしてもDVDを借りたくて、『このDVD、ないですかね?』と聞いた時、無責任なアルバイト店員に、『そこにないんならないスね』と面倒臭そうに言い捨てられたら、どういう気分になるだろうか。

 

同じ『DVDが無い』という事実を伝えるだけでも、まず陳列棚を確認し、そしてわざわざカウンターまで確認しに行き、さらには、電話を取ってスタッフに確認をした後に、『申し訳ありません。最短で明日の12時に入荷する予定です。』と言われるのとでは、相手に与える印象に天と地ほどの差が開く。

 

参考文献
凡才の集団は孤高の天才に勝る

WIN-WINの関係

自分も勝ち、相手も勝つ、それがWin-Winの考え方である。Win-Loseにならなければいけない勝負事もあれば、表面的にはLose-Winになったほうが有利になる場合もある。しかし、対人関係において、共存共栄、Win-Winの関係とは長い歴史をかけて人間が見出した、最善の共存手段なのである。

 

参考文献
7つの習慣

Web2.0

インターネットは一般のユーザーはただ一方的に閲覧するのみで、新たな情報を発信することはもとより、既存の情報を二次加工すると言ったこともなかった。ところがブログやSNSなどのサービスの普及により、ユーザー各人が思い思いの内容を自分の言葉で発信できるようになった。このような、“誰もが情報を発信でき、誰もがそれらの情報を利用できる状態”をWeb2.0と呼び、それと区別するために、それ以前の旧来の状態をWeb1.0と呼んでいる。

 

参考文献
リードナーチャリング

ヴェブレン効果

他人が持っていない高級品を持つことで自己顕示をする概念。20歳前後の頃、私はこのヴェブレン効果に支配されていた一面があった。今も”オンリーワン”というこだわりは持ち続けているが、当時と比べて大きく変わったのは、『自分自身がこの世で唯一無二の存在』だということを、知ったことかもしれない。

 

参考文献
PRESIDENT

エコロジカル・フットプリント

人間の活動が、どれだけ地球環境に負荷をかけているかを示す指標の一つ。人間社会が、自分たちが使う資源を自然から手に入れ、排出された廃棄物を自然に戻すために必要な 土地や水面を面積で表したもの。これによると、人間は1980年代半ばには、すでに地球が再生産でき る能力よりも速いペースで資源を消費していることになる。

 

今の時点で、地球が再生産し、廃棄物を吸収する能力の限界地をすでに約30%も超えていて、これはつまり、今の社会経済活動を続けていくには、地球が1.3個必要だという計算になる。我々は、このエコロジカル・フットプリント減少のために、立ち上がらなければならない。

 

参考文献
生存の条件

エネルギー不変の法則

宇宙を成り立たせているエネルギーの総量は、形を変えても一定、という法則である。例えば、木を切り倒して薪にして燃え盛る火にくべると、もともとあった木という存在のエネルギーは、熱エネルギーと気体になったエネルギーに換えられるだけで、『エネルギーの総和』は変わらない。そう考えると、例え石ころ一つでも、全ての存在に意味があるのである。

 

参考文献
生き方

遠近関係の法則

バーゲンセール販売は、会社の売り上げを増やすだろうか。それとも減らすだろうか。言うまでもなく、短期的には売り上げを増やす。しかし、同時にバーゲンセールは、顧客に『正規の』価格では買わないよう教え込むことになる結果、長期的には売り上げを減らすという事例がますます増えている。無意味な価格競争でデフレを巻き起こしたりするのは、得策ではない。最初から『安さ』で勝負しているのなら別だが、安易な気持ちで目先の利益を追い求めてはならない。

 

参考文献
マーケティング22の法則

延長自我

聞き手を疲れさせる話し方の心理学用語。誰かと話をするとき、『あいつは俺の友達でね。』とか、『あいつの性格はよく知っている』とか、聞かれもしないのに人脈をひけらかし、自分を大きく見せようとする人がいるが、そのことである。本人は『相手のために』と、親切心で話しているつもりだろうが、それが勝手な思い込みになることがある。せっかくの『思いやり』、『余計なお世話』にならないように、見極めたいものだ。

 

参考文献
PRESIDENT

オーバーロード(過負荷)の法則

自分のレベルより、ちょっと上の難易度の問題に取り組むことで、筋肉も、脳も、能力も、鍛えられる。これを、スポーツ心理学で『オーバーロード(過負荷)の法則』という。

 

参考文献
PRESIDENT

お金か人か

売上が上がり、給料が上がり、軌道に乗れば前向きな言葉が出てくるんだろう。しかし、それは本当に『自分自身』が優れているのか?それとも、『お金』が優れているのか?

 

強くなければ生きていけない

『男は強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない。』

 

どこかで聞いた言葉ではないだろうか。そう、私が恩師からもらった、あの言葉と同じなのだ。10年前、恩師からもらった言葉が、この本に書いてあった。著者は、75年も生き、大企業の経営や、 社会貢献に生きた賢者だ。その彼も、私と同じ言葉が好きなのだ。自分事だが、ちょうど家族に、金儲けと社会貢献のバランスについてメールをしたばかりであり、この言葉について考え直していた最中だった。やはり、私の恩師たちは、最高の師匠たちだ。10年経った今でもその思い出がかすむどころか、逆に 価値が上がり続けている。この言葉は、決して忘れてはならない、信念である。

 

参考文献
経営の教科書

温故知新

過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらくこと。新しいことばかりに目を向かせるのではなく、足元を見てみよ。意外にも、自分たちのすぐそばに、 チャンス、ビジネスチャンスは転がっているものだ。ニュースJAPANでは、『菌ビジネス』の可能性について取り上げ、『醤油』など、日本人には当 たり前の商品のビジネスチャンスを匂わせる報道をしていたが、その数時間前の『池上彰の学べるニ ュース』では、私が先月まとめたばかりの『レアアースの都市鉱山の可能性』について取り上げていた。どれも、経営者にとっては見て見ぬふりはできない、重要な着眼点である。

 

参考文献
:ニュースJAPAN

 

カ行

カウンターインテリジェンス

情報防衛。防諜。スパイ対策。国外からの陰謀を知性を持って打ちとめる仕事。たとえば外国のスパイやテロリストが日本国内に入ってくるのを水際で食い止める。あるいは侵入してしまった者を監視し、摘発をするといった仕事。日本ではこのカウンターインテリジェンスを主として警察の警備・公安機構が担っている。とにかく、『未然に防ぐ』。そういった『前始末』こそ、知性なのだ。

 

参考文献
インテリジェンス 武器なき戦争

確証バイアス

『確証バイアス』とは、自分に都合のいい情報だけあつめて、自己の先入観を補強しようとする心理のことである。友人でもそう。本でもそう。人は無意識のうちに『自分と同じ考え方をする』人や意見に目を配り、耳を傾け、あるいは本を手に取ることがある。つまり『正当化』しようとするのだ。『同じような意見だけを集める』ことで、それを遂行できるからである。自分の意見が正しいという、『確証を得たい』のである。この『確証バイアス』を理解することで、自分の考え方とは違う意見を意識的に集めるようになれば、自分の器や視野は広がっていくだろう。

 

参考文献
ほんまでっかTV

会衆、モッブ、パニック

群集心理の状態。群衆の状態にはこの3つがあって、『会衆』とは、受動的な関心で集まった人達の事。『モッブ』とは、強い感情に支配された集団の事で、暴動が起きるケースなどにあたる。『パニック』は、突発的な危険に遭遇して、群衆全体が混乱に陥ることである。

 

参考文献
とんでもなく役に立つ数

カオス(市場のカオス)

カオスとは、例えば『パチンコ玉の動き』である。あれは、発射の速度や、0.1ミリの衝突のズレ等によって、どれもが違う動きをする可能性があり、無限の多様性を持つ。ほかにも、電車に乗り遅れそうな時、戸が閉まる寸前に電車の前まで到着したとすると、乗れるか乗れないかは大変微妙であり、正確な答えが出せない。

 

これらの、『一つの答えを特定できない状態』を『カオス』という。また、『市場のカオス』とは、例えば、『ミネラルウォーター』の値段一つにしても、全世界、70億人の市場の中で、ありとあらゆる環境の違いも手伝って、『価値』は、『絶対』ではないということ。つまり、『100円』で買う人もいれば、『100万円』出す人もいるだろう。水を飲んだばかりの人は、『10円』でも買うのを悩むだろうし、砂漠で死に直面している人は、『1億円』出すかもしれない。人それぞれの、育ち、環境、状況等の複雑な絡み合いによって物の価値が変わるのである。

 

参考文献
経済物理学の発見

拡大再生産

これは正直、ずば抜けた叡智である。心して見なければならない。見なくてもいいが、一生を後悔することになるだろう。あるところに100万円の軍資金があったとする。それで10万円の利益を挙げた。つまり、軍資金が110万円になった。

 

ここからが重要である。この10万円をその仲間内で分配してしまって、あるいは使ってしまって、私利私欲を満たす。刹那的には、とても満足だ。だが、軍資金がまた100万円に戻った。これを、『単純再生産』という。

 

一方で、その10万円を使わずに元手に組み込んで、110万円分のビジネスを展開する手がある。刹那的には、私利私欲を満たせない。しかし、より大きな展開を期待できるのである。これを、『拡大再生産』という。

 

これについてはあまりにも重要なテーマなので、これ以上書かない。後はこの『宝の地図』を持って、宝を探すか、この地図をゴミに捨てるか、自分で判断するのだ。

 

参考文献
PRESIDENT

カクテル法

頭の中のカクテルを作るには、自分自身がどれくらい独創的かどうかはさほど関係ない。持ってい る知識をいかなる組み合わせで、どういう順番に並べるかが、緊要事となるのである。『ちゃんぽん』と『カクテル』は違う。やたらめったらに混ぜても優れたものは作れない。奇抜で斬新、それでいて秀逸なカクテルを作るにはどんな経験が必要か。どんな知識が必要か。考えれば、無用の学の重要性も、また一段と理解できるのだ。

 

参考文献
思考の整理学

カテゴリーの法則

『一番手の法則』の説明で、二番手の人の名前を人々は知らないことを書いたが、大西洋を三番手で横断した人の名前はみんなよく知っている。アメリア・イアハートである。なぜだろうか。それは、エアハートが、女性だからである。女性初の、横断者だったからである。これが、カテゴリーの法則だ。ギネスブックなんかも、このカテゴリーの法則に基づいて出来ている。○○世界一。そのカテゴリーで世界一になれれば、立派なギネス記録保持者として、名を残せるのだ。これを企業のマーケティングに応用すると、どういうことができるか。すべてのマーケターは、それを熟慮するべきである。

 

参考文献
マーケティング22の法則

カメレオン商法

ある国内で流通しているものをそのまま海外等の別地で売るのではなく、例えば日本製であれば、日本製という高級イメージを維持しつつ、形を変えて完全に現地の嗜好とニーズに染めて販売する。まるで、カメレオンのようにその場所に適した形に変えていくため、カメレオン商法と呼ばれている。サムスンが家電シェアで日本企業を圧倒した理由の一つに、このカメレオン商法が挙げられる。日本はクオリティを貫いたが、サムスンは、全世界のニーズに対応するため、このカメレオン商法を用いたのだ。

 

参考文献
PRESIDENT

『頑張ります』はNGワード

人間は脳を2~3%しか使っていない。残りの部分も使いたいなら、『面倒くさい』、『かったるい』、『わからない』、 『できない』を禁句にせよ。この言葉を使うと、脳が楽なほうに逃げてしまう。それと、『頑張ります』、『ベストを尽くします』も禁句。一見ポジティブに聞こえる言葉だが、とんでもない。『できるだけやってみるけど、できなかったらごめんなさい』という言い訳が含まれているのだ。

 

『頑張ります』ではない。『絶対に結果を出します。そのためにまず~』と言う人間にならなければ、例えば親は子供に、『よく頑張ったね』としか言えないだろう。それとも、その言葉をかけてほしいのか?そうなのであれば、ただの甘えたくそガキだ。男を辞めろ。

 

参考文献
億万長者専門学校

機会は平等に。処遇は公正に

そもそも平等でないものを平等に扱うことほど不平等なものはない。これは2500年前の釈迦の言葉だという。社員が仕事に対して取り組んだ結果、一定の成果をあげた場合、その貢献度にふさわしい評価と処遇が伴わなければ、初めは『がんばろう!』という気持ちでいたとしてもやる気は萎えてしまう。反対に怠け組がのさばることになる。教育や訓練を受ける機会はなるべく全社員に平等に与えるが、努力して出した成果に対する評価と、その評価にふさわしい処遇(金銭・昇進等)は決して平等であってはならない。ぬるま湯につかって場当たり的に生きてきた人間は、『機会は平等に。処遇も平等に』という考え方に陥りがちである。

 

参考文献
経営の教科書

『木を切ることに忙しすぎて、刃を研ぐ時間などない』と考えるのは…

『木を切ることに忙しすぎて、刃を研ぐ時間などない』と考えるのは、『目的地に着くのに忙しすぎて、ガソリンを入れる時間などない』と考えてしまうのと同じである。つまり、重要なのはマトリックスの第2領域。前者は、第1領域の緊急ごとに支配されている人間なのである。

 

参考文献
タイムマネジメント4.0

規模の経済

経済用語。別名『スケールメリット』である。例えば、工場で沢山モノを作れば作るほど1個あたりの経費が少なくなる。作業の効率化などの要因により生産性が向上した結果、製造コストの平均値が下がり、 利益率が高まる傾向を差す。扱う規模が大きければ大きいほど、一つの商品製造にかかる経費を削減でき、その結果、その商品を安く販売することが出来る。

 

運搬等で考えてもそうだ。少量を毎日一回ずつを100往復するのと、100往復分の量を一回で運搬するのとでは、それにかかる経費(ガソリン代、人件費)等を一気に削減でき、結果的にコストを劇的に抑えることが出来る。例えば新しいテクノロジーによって生まれた新進気鋭の商品が、最初は高いが、徐々に浸透していき、年月が経つと、当初の値段の半額以下になっているケースを見かけるが、あれも往々にしてこれが関係している。『人気が出た』から『大量生産出来る』ようになり、そのスケールメリットによって『規模の経済』が生まれ、『コストダウン 』出来、『価格が安くなった』のだ。

 

参考文献
クラウド化する世界

キャズム

初期市場と主流市場の間に深く裂け渡る溝。この溝を飛び越えることができない企業が、後を絶たない。

 

参考文献
PRESIDENT

逆ラチェット効果のジレンマ

人間にラチェット効果があるのがわかったのはいいが、今度は、それの逆バージョンで考えてみる。人間には『コンフォートゾーン(快適だとかんじる領域)』があるが、過去に大きなショック、精神的ダメージを受けた人間は、『そこ』が自分の中でのレッドゾーンへのボーダーライン、つまり、『アン・コンフォートゾーン』へのラインになる。それを考えた時、『逆ラチェット効果のジレンマ』という考え方が生まれるのだ。

 

それは、『そういう人は、試練を乗り越え、実に忍耐強くなっているのはいいが、ちょっとやそっとのことじゃレッドゾーンだと認識しないため、危機的意識を感じることができない。そのため、(このままじゃまずい)と、自分にムチ打つことができなくなってしまう。』ということなのだ。ぜひ、貴重な体験を『人生の糧』にして、とどまることなく前に進んでいきたいものだ。

 

キャッシュ・カウ

どの企業にも『金のなる木』と呼ぶべき稼ぎ頭の商品がある。それを英語で『キャッシュ・カウ』という。例えば、マクドナルドでいえば、『ビッグマック』がそれに該当するという。利益を生むキャッシュ・カウを、もっと大きなキャッシュ・カウにするにはどうすべきか。それを熟慮することは、重要なポイントである。

 

参考文献
PRESIDENT

郷原

世の中にたいそう通りの良い人間がいる。これを郷原(きょうげん)と孔子は言う。━子曰く、郷原は徳の賊なり。正直に自分の意見を主張して、論戦したり、反対したり、というようなことは一切しない。

 

自らの見識、信念に従って堂々と行動しない。誰にでも調子を合わせて、自分だけいい子になってゆく人間、つまり世渡りのうまい人間のことを郷原と言うのである。このようなものが時代を支配し、あるいは時代の代表的な存在になることもあるが、孔子、釈迦、ソクラテス、キリストといったような人間は、郷原を向こうに廻して自らの信ずるところに従って、堂々と主張し、行動したのだという。

 

これを知り、私の生き方はどちらに属するか、(或いはどちらを志しているか)ということは、知人ならよくわかるはずであり、私も多く、『仲間はずれ』にされることがあるが、少しも自分を恥じない理由がここにあるのだ。このことからも、よく理解るだろう。『世の中の罠』と『真実の尊さ』が。

 

参考文献
論語の活学

義利合一

かの孔子孟子の教えを、孔孟教というが、これは『儒教』のことである。儒教は別名『孔孟教』、つまり『孔子と孟子の教え』なのだ。その孔孟教の誤り伝えたる結果は、

 

『利用厚生に従事する実業家の精神をしてほとんど総てを利己主義たらしめ、その念頭に仁義もなければ道徳もなく、甚だしきに至っては法網を潜られるだけ潜っても金儲けをしたいの一方にさせてしまった。従って、 今日のいわゆる実業家の多くは、自分さえ儲ければ他人や世間はどうあろうと構わないという腹で、もし社会的及び法律的の制裁が絶無としたならば、かれらは強奪すらし兼ねぬという情けない状態に 陥っている。』

 

としている。つまり、『義』と『利』の合一。富みながら、かつ仁義を行い得る例は沢山にあり、『利』を求める 一切の人間は、義利合一の精神を忘れてしまっては、未熟者として一生を終えてしまう。かつての私には、耳の痛い話である。ただ、それだけに、心に染みる教えなのだ。

 

参考文献
論語と算盤

クラウド化

蛇口をひねればいつでも水が出るように、世界をつなぐ雲の中から、必要な時に必要なものを いつでもどこにいても取り出せる、そういう便利な世の中の潮流を表す現代用語。エジソンからグーグルへ。世の中は、クラウド化し、ますます利便性のある世の中に変わる。

 

参考文献
クラウド化する世界

クラウドソーシング

アウトソーシング(外注)ならぬ、クラウドソーシング。つい先日もトップニュースとして扱われていたが、『10年以上にわたり科学者を悩ませてきたたんぱく質の形を、オンラインゲームの参加者がわずか3週間で解き明かした。』というもの。いわゆる『ビギナーズラック』や、『低学歴の大出世』のからくりを紐解こうと思ったら、このクラウドソーシングの持つポテンシャルに気付かされ ることになるだろう。『守・破・離』というが、往々にして大きなけた外れの結果を出す人間は、『離』の位置を極めている人間が多い。

 

参考文献
PRESIDENT

グラデーション法

相手が優位な立場にある時、その相手が”黄色(1万円)”であれば、”緑(3万円)”を押しつけても ダメだ。そのままだと『Lose-Lose』は目に見えている。では、”黄色(1万円)”で折れるのはどうか?それでは『Lose-Win』。媚を売るのと同じである。この場合は、”黄緑(2万円)”。この色にするのが『Win-Win』であり、それが『グラデーション法』なのだ。

 

参考文献
なぜ、そのとき人は買ってしまうのか?

クラック

キャズムよりは裂け目は小さいものの、イノベーターとアーリー・アドプターの間、アーリー・マジョリティと、レイト・マジョリティの間にも比較的大きな裂け目がある。キャズムの提唱者、マイケル・J・ムーアは、これを『クラック』と呼ぶ。

 

参考文献
キャズム理論がわかる本

クリームスキミング

収益性の高い分野のみに業務を集中させ、いいとこ取りをすること。また、似ている言葉で、収益性の高い分野だけを選ぶという意味の、『チェリーピッキング』という言葉もある。

 

参考文献
論点思考

クリティカルマス

量が積み重なって質的な変化を起こす臨界点のことを、クリティカル・マスと言う。たとえば、スポーツや楽器のクリティカルマスは『一万時間』だと言われる。最初は練習しても上達しないが、一万時間を突破すれば、突然、技術が飛躍的に伸びると言われているのだ。これは、すべてにおいて当てはまること。グチグチ言っている暇があれば、さっさとアウトプットに取りかかり、一分でも早くクリティカルマスへと駒を進めるのが利口である。

 

参考文献
PRESIDENT

グループ・フロー

前回『フロー状態』について書き留めた。フロー状態とは、例えばスポーツであれば、肉体を超え、精神さえも超えて、神秘的なものとなっていく。この感覚を表現するのは難しく、誤解されても嫌なので、このことを口にしない人もいるという。しかし、これが起こるとたしかに自分のプレイが新たなレベルに飛躍するのが感じ取れる。そういう状態をいう。

 

まるで、自分の動きがスローモーションになったかのような、そういう境地に立っている状態である。私もこれを経験したことがあるが、まさにあれは”奇跡”。私がそれを経験したのは、寮対抗のバレーボールだった。毎年勝つような強敵チームを、我が寮が打ち負かしたのだ。 私はまさに、最後の勝敗を決めるそのゲームに、一応のキャプテンとして出場していた。私も含めた素人ばかりの我が寮生。バレー経験者が揃った相手チームに勝つためにまとまったあの体験。あれこそがフロー体験である。

 

グループ・フローとは、グループ全体がフロー状態に入る、至高体験の一つである。我々がグループ・フローに入ったのは、偶然ではない。例えば我々の場合でいえば、そのゲームに至るまでの間に行われた、数えきれない寮生との感動や、トラブルを通したドラマが、その要因となったのだ。

 

参考文献
凡才の集団は孤高の天才に勝る

クロスセル

ある商品の購入者または購入希望者に対して、その商品に関連する別の商品あるいは組み合わせ商品などを推奨することで、顧客当たり購買品目数の向上を目指す販売アプローチ。関連商品を含め提案を行うことで、顧客にとっては必要になりそうなもの、欲しい商品やテーマを知ることができ、販売側としては売り上げが上がるメリットがある。例えば、PCを購入しようとしている顧客にはデジタルライフを想定して、メモリ、プリンタ、デジタルカメラなど、PC関連商品を同時に推奨する方法である。

 

身近な場面では、ハンバーガーショップでハンバーガーを頼むと「ポテトもいかがですか」と勧められるのもクロスセルだ。また、『アップセル』とは、購入希望商品よりも、価格の高い商品の購入を誘導する、アプローチである。

 

参考文献
ウェブ解析力

橋頭堡(きょうとうほ)

渡河攻撃の際、渡河部隊がその後の作戦に必要な地歩を確立するため、対岸に確保する地域をいう。もとは川を挟んで戦うとき、橋のたもとに堅固に築いた陣地のことであった。上陸作戦の際、上陸部隊が海岸に確保する地域のことは海岸堡beach headとよぶ。ビジネスの世界で言えば、『ニッチ市場を橋頭堡にし、実績を作り、その波及効果を得る。』そういう戦略を組み立てる時にわかりやすい概念である。

 

参考文献
キャズム理論がわかる本

刑務所の鉄格子の間から見る景色

『刑務所の鉄格子の間から、ふたりの男が外を見た。ひとりは泥をながめ、ひとりは星をながめた。』人間は、どんな窮地に立たされたとしても、考え方一つで、前向きに生きていくことができる。

 

参考文献
道は開ける

経路依存の法則

『ロック・イン戦略』のように、例えば、コカ・コーラがペプシや、その他の追随を許さないように、『コーラといったら、コカ・コーラ』という概念が完全に世界中に植えついていて、まるでその経路に依存しているかのようにロックインされ、無意識にそれを買ってしまう。これを、経路依存の法則という。

 

参考文献
売り方は類人猿が知っている

ゲシュタルト設定

人格。形態。そもそも、今のゲシュタルト(人格)というものは、死守すべき価値のあるものなのだろうか?それとも、破壊し、新しいゲシュタルトに創造し直すべきなのだろうか?ちなみに『ゲシュタルト崩壊』とは、例えば『朝』という漢字を書いていて、『あれ?この字、なんでこれで“あさ”って読むんだっけ?』という、認識力の(一時的な)崩壊である。

 

参考文献
まずは親を超えなさい!

限界効用の逓減

分りやすい具体例をひとつ挙げれば、普通、最初の1杯のビールはうまいが、2杯目は1杯目ほどうまくない、3杯目は2杯目ほどうまくない。このように1杯目、2杯目、3杯目となるほど、ビール(財)から得られるメリット(効用)は小さくなる。そのようなことを指している。

 

私は無宗教で、『神』というワードをまず間違いなく普段使用しないと決めている。だが、私はある事実に辿り着いたのだ。クリスチャンの両親ですら、次の話とこの限界効用の逓減がつながっていることを理解していなかった。聖書の『伝道者の書 5章』にはこうある。

『見よ。私がよいと見たこと、好ましいことは、神がその人に許されるいのちの日数の間、日の下で骨折るすべての労苦のうちに、しあわせを見つけて、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。こういう人は、自分の生涯のことをくよくよ思わない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。』

 

トルストイは言う。

 

これらの意味を理解したとき、人間は計り知れない恩恵を得ることになるのだ。

 

参考文献
PRESIDENT

現在志向バイアス

例えば、今、1万円貰えるのと、1年後、2万円貰えるとすると、人は、今の1万円を選択してしまう傾向がある。先の事は予測できないし…1年後はもしかしたら約束を忘れてるかもしれないし…実に人はいろいろ想像してしまって、とにかく”現在”に重きを置いてしまう。これを、現在志向バイアスという。

 

参考文献
経済の裏がわかる人間心理

限定合理性

合理的であろうと意図するけれども、認識能力の限界によって、限られた合理性しか経済主体が持ち得ないことを示す。つまり、自分が『これは合理的な判断だ』と思っていても、それを決めた要素は、当然自分が『知っている知識』からまとめられた合理性であり、その知識は当然、偏っていて、限られている。つまり、超スーパーコンピューターだって当然未来予知が出来ないように、この世のあらゆる森羅万象の過去や未来を把握している存在などいない。いたとしたら『神』という概念を用いなければ説明がつかないのである。 『合理性』には、限界があるということだ。

 

参考文献
売り方は類人猿が知っている

憲法の最高法規制

憲法第98条
この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部または一部は、その効力を有しない。

 

つまり、民法や刑法など、他の法律が束になってかかっても、憲法に反すれば、ひとひねりでその効力を否定されてしまうのだ。これが、『憲法の最高法規制』である。

 

参考文献
法律力

コア・コンテクスト

 

コア
企業価値を上昇させるあらゆるもの。

 

コンテクスト
それ以外。

 

例)企業の資源はコアに集中すべきであり、それ以外のコンテクストはアウトソーシングする方がいい。

 

参考文献
キャズム理論がわかる本

更生という字

『更生という字は、更に生きると書く。』過去の自分の逃げたくなるような無責任な行いを受け入れ、背負う覚悟をし、新しくここから生 きていこう、そう強く決意したのであれば、その人はその日から、『更生した』のである。

 

参考文献
恩師

ゴーイングコンサーン

企業などが将来にわたって、無期限に事業を継続し、廃業や財産整理などをしないことを前提とする考え方。“企業価値”を考えたとき、「いま、清算する」ことを前提にした場合と「今後も事業継続する」ことを前提にした場合では、会計上の考え方も価値そのものも異なってくる。企業が解散する場合の価値を清算価値(liquidation value)というが、これに対して継続することを前提にした価値のことを継続価値(going concern value)という。これはキャッシュフローを生み出す力を評価するものといえる。

 

参考文献
さおだけ屋はなぜ潰れないか

コースの定理

経済学者ロナルド・コースが唱えた定理。AとBの取引によって第三者Cに影響が出た場合(たとえばAとBの利潤追求のため公害が出てCに悪影響が出るなど)AまたはBと、Cとの間の当事者間交渉によって、問題は効率的に解決することができるとする説。

 

参考文献
ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る

広告の法則

いったん誕生したブランドは、その健康を維持するために広告を必要とする。広告予算は国家の防衛予算のようなものである。これら多額の広告資金はそれで何かを買えるというわけではない。ただ競合他社にマーケットシェアを奪われるのを防いでくれるだけだ。広告はそれ自体では引き合わないかもしれない。しかし広告によって我々の競合企業は、我々と張り合う特権を得るため無理な出費を強いられることになる。どちらせによ広告とは、未来永劫大きなカギとして、企業の命運を握り続けるのだ。

 

参考文献
ブランディング22の法則

心の法則

世界初のパソコンは、MITSアルテア8800だった。一番手の法則からすれば、このMITSアルテア8800は、パソコンのNo.1ブランドだ。だが、この機種はもはやこの世には存在しない。一番手の法則とは、実はこの『心の法則』の別名にすぎない。『一番手になるから、心に残る』ということ。つまり、心に残らなければ、意味がないのだ。アップルと、MITSアルテア8800、どちらが人の心に残りやすいか、説明するまでもないだろう。

 

参考文献
マーケティング22の法則

固定知能観・拡張知能観

知能は、『身長のようなものだ』と考えている人間は、『固定知能観』を抱く人間である。一方、知能は『努力によって成長させることができる』と考えている人間は、『拡張知能観』を抱く人間である。この概念、ここにはこれ以上書かないが、これほどの”真珠”はない。『豚に真珠』。目先の穀物に目を奪われて、その穀物などいつでも好きなだけ買える”真珠”の価値を見誤ってはならない。

 

参考文献
モチベーション3.0

コモディティ化

類似の商品の機能・品質に差がなくなり、どれを買っても同じだから安い方がよいという状態になること。市場がコモディティ化したとき、安易に値下げをし、価格競争に走ると、まず良い結果にはならない。

 

参考文献
星野リゾートの教科書

コンコルドの誤謬(ごびゅう)

人間は誰でもできるだけリスクを避けようとする『損失回避』の性質を持っている。しかも、失う損失が大きいほど、それを避けようとする傾向が大きくなり、判断を誤るのだ。損失が出たとしても、早めに手を引けば痛手は小さくてすむのだが、投資額が大きくなるほど何とか損失分を取り戻そうという気持ちが強くなる。そこで、新たに無理な投資をしてさらに損失を大きくしてしまうのである。

 

このような“判断ミス”を『コンコルドの誤謬』と呼ぶ。超音速旅客機『コンコルド』が莫大な資金をかけながらも、そのことが逆に足枷になり、商業運航撤退を決断するまで、長い時間がかかってしまったことから生まれた言葉だ。

 

参考文献
経済の裏がわかる人間心理

コントラストの原理

例えば、最初に値が高いジャケットを見てしまうと、それよりかなり安いベルトが、想像以上に安く思えてしまう。コントラストの原理を使えば、商品をまとめ買いさせることや、商品の価格を安く見せることが可能になる。女性が意中の異性を落とそうという時、あえて自分よりも容姿の劣った女友達を隣に置くのも、この原理を狙ったものだ。

 

参考文献
影響力の武器

コンフォートゾーン

コンフォート(快適)ゾーン(空間)。快適だと感じる許容範囲。このゾーンのおかげで『居心地がいい』と感じることができるが、このゾーンのせいで、自分の可能性に制限をかけてしまうことにもなる。コンフォートゾーンは、生きている間に際限なく広げていくべきなのだ。それはつまり、『ホームに甘んじず、アウェイに挑戦する』ということである。

 

参考文献
Spool

『混乱』おめでとう!

新しいことを吸収しようとすると、理解できなかったり、納得できなかったり、混乱してしまうことがある。しかし、混乱しても『思考を止めず』、混乱のステージを通過せよ。そこには知識や理解の幅が広がった、レベルアップした自分が存在する。だが、よくわからないからといって、思考をあきらめたら、そこで成長の可能性は断たれる。それでもいいのなら、永遠に同じステージでさまよい 続ければいい。

 

参考文献
まずは親を超えなさい!

 

サ行

罪刑法定主義

罪刑法定主義とは、ある行為を行った時、その行為を犯罪として処罰する法律がなければ、その行為を処罰することが出来ないという法律。『そういう法律はないだろ』という主張の根幹にある問題である。

 

参考文献
法律力

財源の法則

自分がありとあらゆる知識を持ち合わせていると自負していても、持ち金が1万円しかなければ、1億円持っている、自分よりも知識が薄い人間に、負ける。『赤壁の戦い』における、諸葛孔明が見せた、『草船借箭(そうせんしゃくせん)の計』を考えてもわかる。孔明は、5万本の矢を調達することの重要性を知っていた。いくら自分に天の利を読む見識があっても、リソースがなければ戦いには勝利できない。

 

参考文献
マーケティング22の法則

サグマイスターをとる

標準的な人生のパターンは、最初の25年を『学習』、その後の40年を『仕事』、最後の25年を、 『余生』として過ごすとされている。この型にはまった人生の時刻表に気付いた、デザイナーのステ ファン・サグマイスターは思った。

 

定年退職後の5年間を、『仕事』のところどころに分散して入 れたらどうだろうか

 

そして彼は、7年に一度、一年間の長期休暇(サバティカル)を作ることに した。この期間を利用して旅に出たり、初めての土地で生活したり、新しい企画を試みたりする。これにはリスクが伴うと考えられると思うのはもっともだが、この『オフ』に生まれたアイディアが 次の7年間の収入をもたらすことが多いという。これは、『サグマイスターをとる』と名付けられている。

 

参考文献
モチベーション3.0

作話(プライミング)

実際には体験していないことを、体験したと間違えて話すことを、『作話』という。本人は故意に”作り話”をしているわけではなく、無意識にやっているのが、『作話』の特徴である。心理学では、先行する刺激があった場合は、それに関連する概念や記憶が意識に浮かびやすくなるという現象を『プライミング』と呼ぶが、この二つの概念を理解することが、『フロー状態』、『セレンディピティ』、『孤高の天才』の謎を解く、重要な手掛かりとなる。

 

参考文献
凡才の集団は孤高の天才に勝る

『△』の選択肢

『△』の選択肢を取るな。『○』か、『×』だけにせよ。『○』にも『×』にもいける『△』の 選択肢を取る人は、優柔不断だし、反応的だし、甘えた人間だ。『○』が仕事で、『×』がオフの日だとしたら、そういう人は『○』も『×』も中途半端だ。そういう人は心理テストで『はい・どちらでもない・いいえ』という選択肢があったとき、真ん中に ○をし、無難な行動に出たつもりかもしれないが、悪いが『その時点で性格が判断されている』。

 

『行動を取らない』という選択肢を取っている人、自分が無難で、当たり障りなく、上手く逃げられ ていると思っているかもしれないが、とんでもない。『△』の選択は、立派な人格である。『卑怯者』という名の、立派な人格だ。

 

自然選択理論

生物の生存競争において、少しでも有利な形質をもつものが生存して子孫を残し、適しないものは滅びることを説く理論。これらの背景をたどってみると、現代のわれわれがなぜそのように考え、行動するようになったかという理由を見極めることができる。ビジネスで言えば、『バンドワゴン効果』や、『スノッブ効果』、『ヴェブレン効果』等に繋がっているはずである。

 

参考文献
売り方は類人猿が知っている

嫉妬は無知、模倣は自殺行為

『だれでも教育を受けている過程で、嫉妬は無知であり、模倣は自殺行為に他ならないという確信に達する時期がある。』自分という人間は、後にも先にも、過去未来永劫、唯一無二なのだから、その人生を100%で 生きるのが最善なのである。

 

参考文献
Spool

死馬の骨を買う

ある王が名馬を求めて使者を出したところ、その使者が死んだ名馬の骨を買って戻り、「名馬のためなら死骨でさえ高価な代価を支払うということが世間に知れ渡れば、きっと国中の名馬の持ち主が集まるに違いありません」と言い訳した。果たして、ほどなく三人の名馬売りが現れた、という故事から、“つまらない者でも優遇して優れた人材が集まるのを待つ”、というたとえ。現代の仕事にこれを例えるなら、よき評判が欲しければ、惰性で処理しがちなルーチンワークを、まず馬鹿みたいに磨き上げてみよ、するとその卓越性にこそ評判は立つ、といった教えなのだろう。

 

参考文献
独立独歩

市販の特効薬<処方薬

”目標設定”が、必ずしも当事者にプラスの働きをするとは限らない。ときには、”副作用”を招くこともあることから目をそらしてはならない。わかりやすいのは『一流大学⇒大企業=人生の成功』というここ50年あたりで築かれた図式を信じ、有無を言わさず子供にそのレールの上を歩かせる、親と子の関係の中にある。子供の中に、”その目標達成のために手段を選ばない”という副作用が現れるケースは、稀ではない。子供は自分の”アイテム”じゃあない。過去未来永劫、完全なる、オリジナルな存在であることを忘れてはならない。

 

確かに、その図式は多くの人間の人生に当てはまる価値のある図式だろう。だが、『市販の特効薬』は、あくまでも普遍的に作られたものである。本当に効くのは、医師からその人の為だけに処方され た、オリジナルの処方薬なのである。

 

参考文献
モチベーション3.0

ジャスティス(義)

ジャスティスとは、正義。義。義とは、仁義、道義、信義、義理。中国の思想では常に『利』の対 義語として考えられている。義を重んじるということはとても難易度が高いが、同時に、とても崇高 であり、人格者でなければできることではない。

 

ジャミング理論

経済学の権威、ピーター・F・ドラッカーは、1988年に発表して大きな反響を呼んだ論文のなかで、未来の企業はオーケストラのようになるだろうと述べている。けれどもドラッカーは、譜面に基づくオーケストラ演奏は、完ぺきな比喩とはならないことを承知していた。未来の企業は即興的でなければならないからだ。

 

『ビジネスの場合は、演奏すべき『譜面』はない。あるのは、書きながら演奏する譜面のみである。』

 

この数年後、ハーバード・ビジネス・スクール教授のジョン・カオが、ビジネスのイノベーションとジャズ演奏とを比較し、コラボレーションから生まれる創造性を『ジャミング』と呼んだ。ジャズ演奏者が即興でセッションし、最高のアドリブを創造するあの状態を、『ジャミング』というのだ。

 

参考文献
Spool

主体的と反応的

率先力の話と同じ。主体的でなければ、この世のさまざまな出来事に、ただ反応していくだけで終わるのである。

 

参考文献
凡才の集団は孤高の天才に勝る

需要と供給の均衡

買いたい人がいれば価格が上昇し、売れ残りが出れば価格が下がる。この、需要と供給の均衡で価格の価値は変化する。

 

参考文献
経済物理学の発見

蕭何の武功

古代中国の大帝国、『漢』の高祖となった『劉邦(りゅうほう)』の天下取りを助けた三羽ガラスは、軍師の張良(ちょうりょう)、勇将の韓信(かんしん)、そして蕭何(しょうか)である。彼らの職務を現代風にいえば、張良はさしずめ企画室長で、韓信は営業部長、蕭何は総務部長であろう。劉邦は皇帝の位について、論功行賞を行ったとき、『最高の功績は蕭何にあり』とした。これにたいして功臣たちは一斉に不満を表明した。

 

ある者は、

『私たちは戦場に出て体を張って闘ってきました。そうやって城を落とし、敵を倒したからこそ、天下を平定できたのではないでしょうか。それにひきかえ、蕭何は一度も戦場にでたことがなく、城を一つも落としたことがない。敵将の首を取ったこともない。それが私たちより功績があるとはどういうことでしょうか。』

 

と言い、またある者は、

『私たちは知略を尽くて敵しを攻め落とす方法を考えました。戦争に勝てたのは私たちの戦略があってからこそ』と言った。

 

つまり、営業の人間は、

『汗水たらして駆けずり回り、売上を上げたからこそ、会社が発展したのだ』

 

と言い、企画の人間は、

『企業戦略を策定し、宣伝も考え、会社の持つ戦力を100%以上に働かせたからこそ、会社の発展があったのだ』

 

と主張したわけである。それにひきかえ総務の人間は何をしていたのだ、会社の中に座っているだけで、何の利益も生み出していないじゃないか、という言い分である。そういわれれば総務担当の人間はこれといった大きな手柄はない。得意先の開拓をしたわけでもないし、営業キャンペーンを指揮したわけでもないし、新商品を開発したわけでもない。それでは何の仕事もしていないのかといえば、そんなことはない。裏方で目立たないけれども、営業や企画の社員たちが存分に働けるように、職場環境を整え、さまざまな雑用をしているのである。

 

劉邦が、『蕭何に最大の功績あり』としたのは、この『裏方の地味な仕事』が天下平定になくてはならないものだったことを知っていたからである。劉邦は、ライバル項羽(こうう)と足かけ五年の戦いの末、勝利を握ったが、初めのころは連戦連敗だった。ところが、それでも屈することなく闘い続けているうちに、流れが変わり、ついには項羽を破ることができたのである。

 

この大逆転を呼び込んだのは、負け続けながらも弱体化せずに挑戦し続けたからである。そして、劉邦が不死鳥のように挑戦し続けられたのは、後方から蕭何が絶えず兵員と物資を補給していたからである。この蕭何の補給のおかげで、劉邦は戦闘に敗れても破れても、態勢を立て直して項羽に挑むことができたのだ。いかなる勇将、猛将も、またいかなる戦略家たちも、蕭何の途切れることのない補給なしには大きな功績を上げることができなかったわけである。

 

営業や企画、そして開発の仕事は華々しい成果が上がるので、傍目には目立つが、それだけが企業を支える仕事ではない。その陰で、キチンと帳簿をつけたり、必要な人員、必要な資金、必要な物資を調達することもまた、企業にとっては重要な仕事なのである。こういう裏方で、地味ではあるけれども、コツコツと仕事をしていくことも、高い評価を得る要因となろう。目立たない仕事であるけれども、腐らずにコツコツやれる人間は、出世の階段を着実にあがっているのである。

 

自分はどこの座につくのが相応しいのか。自分の能力を見極め、そこに徹することが最重要である。このとき、一見地味と思われる『援』である蕭何が、戦にて一番の報酬を得たのである。

 

参考文献
PRESIDENT

少数の法則

ほんの少数のサンプルによる結果から、一般的傾向を引き出してしまうこと。たとえば、箱にボールが10個入っていて、白7、赤3の割合なのに、赤を連続して3個引いてしまった場合、人は、その箱には『赤がたくさん入っている』という答えを導き出す。

 

参考文献
ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る

人格主義と個性主義

個性主義とは、上辺だけの評価、『個性を評価してくれ』といわんばかりの生き方を主張する考え方である。これは、まさに表面的、上辺だけの応急処置的な考え方であり、その深さと言えば浅く、表面的の一言である。それに比べて人格主義とは、慢性的である人間の根本である『人格』を考え、評価の対象にする考え方である。人格の改善が必要なら、『パラダイム転換』をする必要がある。

 

参考文献
7つの習慣

深化の時期

人が手掛けている以上、企業も生命体であり、春夏秋冬がある。青葉が茂り、花咲く『進化の時期』のみならず、色づいた葉が落ち、すべてが死んだようにひっそりとする『深化の時期』も大切だ。弱いものは淘汰されるが、寒さに耐えて年輪を重ねることで、木はさらに強くなる。企業も同じだ。深化を経て一回り強くなる。byハーバードビジネスレビュー 平松宏之氏

 

また一つ叡智ある言葉を授かった。電力王の松永安左エ門は言う。

 

かくのごとく、『深化の時期』とは人間が成長して飛び跳ねる為に必要な、バネにかかる圧力である。

 

参考文献
ハーバード・ビジネスレビュー

信用力の法則

たとえば、記者がコーラの記事をまとめるときは、まず例外なくコカ・コーラに電話するだろう。それが信用力だ。企業として、そのカテゴリーで、=という図式を消費者に知覚させ、信用力をつけることは、大きなエネルギーを見出す。市場でも35%を占める、保守的で慎重派なレイト・マジョリティなどには、これらを持ち合わせていなければ、有効なアプローチはできない。

 

参考文献
ブランディング22の法則

スクリーニング

情報を持っていない主体が、情報を持っている主体の属性、あるいは行動へのコミットメントを 探ろうとすることを、『スクリーニング』という。簡単にいえば『ふるいにかける』ということであり、例えば3万円の商品を徐々に値下げし、一番販売数があり、利益率が高い価格をあぶり出す戦術が、そのことである。

 

参考文献
戦略的思考の技術

巣ごもり消費

不況の中、外出を避け、世の中(巣の外)が元通りになるのをひたすら待つ消費者の姿は、はるか昔の祖先のサバイバルに由来している。消費が落ち込み、経済が低迷するその現象を、『巣ごもり消費』という。

 

参考文献
売り方は類人猿が知っている

ストックデールの逆説

どれほどの困難にぶつかっても、最後にはかならず勝つという確信を失ってはならない。そして同時に、それがどんなものであれ、自分がおかれている現実の中でもっと厳しい事実を直視しなければならない。ベトナム戦争でアメリカの最高位の将軍、ストックデールが、その壮絶な戦争、拷問生活を耐え抜いたときに得た教訓である。

 

彼ほどではないいが、私もそれに近い経験をして生きてきた。だから共感するのだ。厳しい現実から目をそらさない、と同時に、必ずその試練には脱出口があることを信じ、諦めずに命が尽き果てるまで、全力を出すのだ。そうすれば、必ず道は切り開け、試練を乗り越えられる。

 

参考文献
ビジョナリーカンパニー②

スノッブ効果

希少性が高い商品に対して購買意欲が湧く概念。『スノッブ』とは、社会的地位や財産などのステータスを崇拝し、教養があるように上品ぶって振る舞おうとする人。学問や知識を鼻にかける気取った文化人。また、流行を追いかける人のこと。これもいわゆる、『ミーハー』である。もう一度言うが、私がミーハーが、大嫌いである。だが、私も含めた人間というものは、『限定品』に弱いのだ。

 

参考文献
PRESIDENT

成長促進の法則

ファッド(一時的な流行)は大洋の中の波浪であり、トレンド(傾向、動向)は潮流である。ファッドはしばしばパブリシティの対象となるが、トレンドはほとんどならない。波浪と同じようにファッドも視覚にとらえることは容易だが、大急ぎで激しい上下運動を繰り返している。トレンドは潮流と同じく目にはほとんど見えないが、長期的には極めて強力な力を発揮する。

 

たとえばファッションとは、繰り返し現れるファッドである。たとえば女性のミニスカート、男性のダブルのスーツがこれに当たる。つまり、『成長』と『膨張』の違いを言っているのである。ファッドたる企業は、パブリシティにも注目され、一時的には確かに膨張する。しかし、膨張と成長の違いを見誤れば、破裂するだろう。

 

参考文献
マーケティング22の法則

製品ライン拡張の法則

たとえば、コカ・コーラが腕時計を出しても、多くの人はそれを買わないだろう。だが、企業というものは、とかく製品ラインを拡張したがる。コカ・コーラがコーラ市場を独占できたのは、実に複雑で多様な条件が揃っていたからだ。コカ・コーラの社員が、天才集団だったからではない。そう考えれば、製品ラインを拡張することを思いとどまるはずだ。ここでも、二兎を追う者は一兎をも得ず、である。

 

参考文献
マーケティング22の法則

世界に対しての無防備は良い愚かさ

人間を成長させるのは、”アウェー”体験である。ホームの概念が通用しない世界に出て、新鮮な時には恐怖の体験をし、アウェー体験をすることが、人間の脳を、可能性を成長させる。ホームでふんぞり返る人間が小さく見えたのは、17歳頃からだろうか。いわゆる『勝ち逃げ』方式の状態を好む”ホーム愛好者”は、どこか器が小さく、必死に見える。積極的に、アウェーに出よ。生きている限り、人は成長できる。その暁には、最高の果実が実る。そんな果実をいくつ食べれるか。それを追求することも、人生の楽しみの一つである。

 

この40年間で、テレビをつければ世界のどこにでも旅行をした気分になれると誤解するようになった。たが、百聞は一見にしかず。百見は一考にしかず。そして、百考は一行にしかず。100回聞くより1回見るほうが。そして、100回見るより1度目を閉じて、そのことについて真剣に考える方が。さらに、100回頭で考えるより1回自分の力で行動することの方が、 はるかに経験値が上がるのだ。

 

参考文献
アウェー脳を磨け!

説得者要因

例えば、浮浪者が言った言葉と、社会的に成功を収めている企業の社長が言う言葉が、たとえ『同じ言葉』でも、人は、成功者の言う言葉に価値を見出してしまう。これは、『信じてもらえないのであれば、信じてもらえるような人間になるしかない』という現実のシビアさ、そして、『信じてもらえるような人間を装えば、人を信用させることができる』という滑稽さがよく垣間見える、重要なポイントである。

 

参考文献
PRESIDENT

セルオートマトン

『0と1』と、それを変化させる『ルール』を使って世の中の現象を0と1の動きで表現する数学。『セル』とは細胞や小部屋という意味で、『オートマトン』は自動機械を意味するが、ルールを決めれば自動的に動いていくもの、ということである。これを本格的に応用すれば、複雑な車や人の流れのシミュレーションが簡単にできる。

 

参考文献
Spool

先義後利

かのヘンリー・フォードは、『企業は大衆の為に』を唱え、工場の革新を、働き手の高賃金と余暇と価格低下へと置き換え、大きいクルマ需要をつくり出した。それが動き始めてアメリカは豊かなクルマ社会へと変貌する。日々ビジネスに追われる人には、先義後利は夢物語に聞こえるかもしれない。だが、そうではない。そう聞こえるなら、その人のビジネス感度が鈍っている証拠だ。『義』こそがビジネスを力強く駆動する一番のエンジンになるのだから。

 

参考文献
とんでもなく役に立つ数学

潜在意識の強さ

潜在意識の概念は、数年前から意識していた。しかし、この細胞生物学者の本を読み、新たな観点からそれを意識すると、新事実が発覚した。それは、『自分が、潜在意識から納得した行動意外を取ろうとしても、全力を発揮できない。それは、例えば入院中の弱り切った身体で実験すると、著しく判断できる。筋力が出ないのである。』ということだ。

 

この細胞学者が言わんとしている事実は、とてつもない発見である。自分に嘘をついて生きていくことの愚かしさを、改めて思い知ると同時に、自分の人生の七不思議であった謎が解けた。自己実現のカギは、潜在意識にあるのだ。そして、私の潜在意識を大きく塗り替えてくれた、父の死や、恩師たち、これまでの波乱万丈な試練の数々に、感謝したい。もちろんまだ、何も達成などしていないが。

 

参考文献
思考のすごい力

率先力

率先力を発揮する人としない人との間には、天と地ほどの開きがある。それは、25%や50%の差ではなく、5000%以上の効果性の差になる。5000%といえば、50倍近くである。1000万の売り上げを上げた時に得る、社長と末端の社 員との給与の差を見れば、一目瞭然である。

 

参考文献
7つの習慣

 

タ行

代償の法則

人生はブーメランゲーム。投げたものは返ってくる。この世は、代償を必要としない報酬など、存在しない。偉人の成功の裏には必ずと言っていいほど、この法則が絡んでいる。

 

参考文献
思考は現実化する

大数の法則

サンプルの大きさが大きくなるにつれ、そのサンプルの平均は、全体(母集団)の平均に近づく、という法則。たとえばサイコロを振る場合、回数が少ないときにはどれかの目に偏る可能性があるが、回数を重ねるほど、それぞれの目が出る確率が6分の1に近づく。

 

参考文献
ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る

タイプXとタイプI

外発的(extrinsic)性格を表す”タイプX”。内発的(intrinsic)性格を表す”タイプI”である。タイプXが、例えばお金や利益といった外発的な要素をモチベーションにするのに対し、タイプIは、 外発的な要素よりも、”やりがい”や、”理念”等の内発的な要素を重んじる。これについて断言できることがある。 私の周りには”タイプX”だらけであり、私は”タイプI”である。 以前は私も”タイプX”だった。だが、幾多の葛藤や失敗を重ね、ようやく『一周』できた。 やはり『人生』を考えたら、遅かれ早かれ、”タイプ”Iになるのだ。

 

参考文献
モチベーション3.0

対立の法則

もし自分の会社が梯子の上から二番目にいるとしたら、まず自分の上段にいる会社の強みを研究する。そして、そのエッセンスを見つけ出し、顧客にそれと反対のものを提供する。上が激安であれば、自社は高級品だとか。スポーツカーであれば、ハイブリッドカーだとか。つまり、相手の上を行こうとしないで、相手との差別化を図るのである。相手を真似て追いつこうとするのではなく、まったく別の走り方をする対抗馬として、レースをするべきなのである。そうすれば、相手が取りに行けない市場を取ることができる。

 

参考文献
マーケティング22の法則

台本思考

『台本(スクリプト)思考』とは、現実に起こっていることを直視せず、自分の予想の範囲内で考えてしまう傾向のこと。これは人間が誰しも持っている普遍的な傾向だと心理学者は考えている。複雑で予期しない出来事が起こった時、いかに多くの『陰謀説』が流れるかを考えてみればいい。この概念は私にとっても大きな智慧となるだろう。直属の部下の『台本』が、あまりにも廃れているのだ。台本=パラダイム。この4年間口を酸っぱくするほど言ってきた『パラダイム転換』とは、いうなれば、『台本の改訂』。こと教育の世界では、自分の子供や部下にどういう『台本』を渡せるか。それは、とてつもなく大きな意味を持つ。

 

参考文献
凡才の集団は孤高の天才に勝る

蛇足の語源

中国の楚という国に昭陽という人物がいた。彼は、戦で功績を残し、名を上げ、№3にまでかけの ぼった。彼は戦をやめなかった。それ以上、いくら戦で功績を挙げても上には行けないというのに。戦で大将を殺していける地位は、№3までなのだ。ある日、楚で祝い事があり、使用人にも大きな盃で振る舞われた。使用人たちは、相談をする。

 

『みなで飲むには、酒が足りない。しかし一人で飲むには十分な量だ。どうだい、地面に蛇を描く競 争をしようじゃないか。一番先に終わった者が酒を全て飲むことにしよう。』

 

競争が始まり、一人が最初に描き終わった。彼は酒を右手に持って飲もうとし、左手ではなおも描き 足す。

『俺は足までいけるぞ』

 

すると、二番目に蛇を描き終えた男が、その酒を奪い取るとこう言った。

『蛇に足はないぞ。足を描いたらもう蛇ではないだろう』

 

そして、その酒を奪い取って飲んだ。蛇の足を描いた者(蛇足をなす者)は、酒を失った。物事の攻め方、引き際を見極める、見識、冷静さ、謙虚さを強く認識させられる戒めである。

 

参考文献
PRESIDENT

溜めたヘドロをクリーンアップ

今までに溜めてきたツケは、ヘドロのように心底にこびりついている。そのせいで、どんなに浅く 決意をしたとしても、何度も何度も同じようなミスを繰り返してしまう。これは『根っこと葉っぱ』 『人格主義と個性主義』の話と背景が同じ。反省よりも内省。内省よりも内観をし、こびりついた ヘドロをクリーンアップすることが、レベルアップの大きなカギとなる。

 

知覚の法則

たとえば日本が、アメリカよりも高品質の車を作っていることは、誰もが知っている。もし誰かが日本の車について不愉快な思いをしても、それはただの不運だったにすぎない。そう考えさせるほど、日本の車=高品質という知覚は根付いている。マーケティングとは、この『知覚』を操作することに他ならない。当然、それを短絡的に解釈して広告等で表層的に情報操作し、マインドコントロールさせても無駄だ。『知覚』とは、根付いているもの。表層的なものだけでは、人の心には根付かない。ではどうしたら根付かせることできるか。小細工などせずに、やるべきことをやればいいのである。それが前述したように、アウェイという敵の本拠地でにもかかわらず、日本車=高品質という知覚を、生み出したのだから。

 

参考文献
マーケティング22の法則

知行合一

中国の王陽明(おうようめい)が唱えた学説。朱熹(しゅき)の先知後行説に対して、知識や認識は必ず実行を予想しているものであり、知って行わないのは真に知っているのではないとし、知(真の認識)と行(道徳的実践)とは表裏一体をなすと説く。知識、見識、胆識まで揃って、はじめて自分のものにしたといえるのだ。

 

参考文献
PRESIDENT

知識・見識・胆識

『知識』とは、その物事を知っているだけの状態。『見識』とは、その物事が真実か、あるいは価値のあるものかを見抜く力。そして『胆識』とは、それがあっての決断力、行動力。すべてが揃って、はじめて優れたリーダーと評価される。

 

参考文献
PRESIDENT

集いし群れず

超一流を目指すなら、個として集うのはいいけれど、群れから離れて孤独の中で自問自答すること が大切である。外に答えを求めず、一人で徹底的に考え抜くことが必要なのである。この哲学が意味することは深く、マズローの5Fに”Flocking”(群れる)とあるように、人間もかつて 他の動物との違いがほとんど無い時期に、本能的欲求に”群れる”ことが植え付けられている。この言葉は、この本能を律するということなのだから、並大抵の人間力ではできない。掲げるべく格言である。

 

参考文献
PRESIDENT

DDoS攻撃

一言で言えば、標的とする企業や政府機関などのウェブサイトに大量のトラフィック(データ)を送りつけて機能をパンクさせてしまうという攻撃手法である。サイバー・クライムの定番である。

 

参考文献
サイバー・クライム

デレゲーション

個人の出力には限界がある。しかし、入力をする支点をどこに置くかで、高い出力を生むことができる。『支点をどこに置けば高い出力を生むか』ということである。デレゲーションの力を使えば、一人では成し遂げられない大きな出力を生みだすことができるのだ。

 

参考文献
7つの習慣

テンション(張り)の法則

これは私が独自に考えた法則だが、もしかしたらこれに近い概念は存在するかもしれない。ただ、随分と長い間、この問題をどう言い表せばいいかが分からなかったため、こう名付けた。

 

『テンション(張り)』。つまり、輪ゴムのテンションを考えればわかりやすいように、輪ゴムは、自身が持つ耐久性以上のテンション(圧力)がかかれば、ちぎれてしまい、ギリギリまでのテンション(圧力)であれば、そこから解放された後に、現状の位置から大きく飛躍する(飛ぶ)。そして当然、テンション(圧力)がかからなければ、現状の位置に、そのまま存在するだけである。

 

これが私は、『人間の成長の仕組み』にとても似ていると考えた。つまり、『悔しさをバネに』、『神は乗り越えられる試練しか与えない』、等の背景にある現象を、もっと具体的に説明した法則である。私の周りも含めた、多くのお金を掴んだ人達の共通点に、『幼少期の貧乏体験』というものがある場合が多い。荒んだ家庭に生まれた子供が、『温かい家庭』に憧れ、貧弱体質に育った子供が、『屈強な空手家』になる。

 

その『テンション(圧力)』が、その人達にとって、もう少しだけ強くのしかかっていたとしたなら、もしかたしたら彼らは、飛躍することなく、ちぎれてしまっていたかもしれない。そう考えると、彼らにかつてのしかかった『テンション(圧力)』は、彼らを飛躍させるための、重要な圧力だったのである。私自身もこれを良く理解しているつもりで、今後このことについて、更なる研究を重ねていくつもりである。

 

投影バイアス

将来の快楽や感情の予測は、現在の感情や動機の状態にアンカリングされる。空腹、性欲、怒りなどによって興奮しているとき、また、冷静なとき、そのどちらの状態のときでも、人は『そっち側』の精神状態を予測できない。たとえば空腹のときは、食事をしてもずっと空腹が続いているような気分になり、満腹のときは、ずっと空腹にならないような気分になる。

 

スーパーで食事の買い物をする時も、空腹時と満腹時とでは、購入する品物の数も違ってくるだろう。『未来の自分もきっとそういう精神状態のはずだ』と思ってしまうこと、それを投影バイアスという。これを克服できたら人として強い。シュワちゃんを見て育った私は、特殊部隊の精鋭に憧れ、よくこういう克己心を鍛えるトレーニングをしていた。

 

参考文献
ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る

道徳のジレンマ

妊娠中絶の権利を認める人もいれば、中絶を殺人だと考える人もいる。富裕層に課税して貧しい人々を助けてこそ公正だという人もいれば、本人の努力で手に入れた金を税金で取り上げるのは不公正だという人もいる。では、正義と不正義、平等と不平等、個人の権利と公共の利益が対立する領域で、進むべき道を見つけ出すにはどうすればいいのだろうか。

 

動物界の殺生を『大自然の掟』としているのだ。人間にも同じことが当てはまらなければ『人間本位 』だろう。だが、動物には必ずしも暴力のDNAは組み込まれていない、つまり、暴力は絶対的に必要 だというわけではない。生命にとって、何が正しいかを断言はできないが、自分が死ぬ覚悟で、すべての生命を受け入れることができたなら、この問いの答えに近づけるのかもしれない。

 

参考文献
これからの正義の話をしよう

得意時代と失意時代

およそ人の禍は、多くは得意時代に萌すもので、得意の時は誰しも調子に乗るという傾向があるから、禍害はこの欠陥に食い入るのである。ならば、得意の時だからといって気をゆるさず、失意の時だからとて落胆せず、平常心を保つことを意識することが重要である。つまり、『勝って奢らず、負けて腐らず』と同じ意味である。『名を成すは常に窮苦の日にあり。事を敗るは多く得意の時に因す』と古人も言っているが、この言葉は真理である。

 

困難に処するときは、ちょうど大事に当たったと同一の覚悟をもってこれに臨むから、名を成すにはそういう場合に多い。世に成功者と目せらるる人には、必ず『あの困難をよくやり遂げた』、『あの苦痛をよくやり抜いた』というようなことがある。これすなわち心を締めてかかったという証拠である。かの徳川家康が抜きんでて持ち合わせていたという『レジリエンス』の能力が 、これにあたるのだ。

 

参考文献
論語と算盤

独占の法則

集中の法則で自社の強みを磨き上げ、そのカテゴリーを一番手に独占する。すると、他社が太刀打ちできない絶対的なバリアが完成する。たとえば、ボルボは『安全性』という言葉を独占している。他社がこれに打ち勝とうとしても無駄だ。勝負するなら、ほかのカテゴリー『高品質』、『高級車』、『スピード』等でやるべきだ。グーグルは検索エンジンの市場を独占している。実際には独占禁止法があってとか、ヤフーがいてとか、そういうことはあっても、事実として、グーグルは世界一、=検索エンジンという図式をシェアしているのだ。独占してしまえば、すべてにおいて、有利になる。

 

参考文献
マーケティング22の法則

トレードオフの関係

どちらかをすればもう一方は不利になり、両方とも取り組むのが難しいとき、このふたつは『トレードオフの関係にある』と言う。受験の為勉強に集中するか、大事な部活の試合の為に練習に打ち込むか、そういうジレンマが起きた時が、この状態である。

 

参考文献
とんでもなく役に立つ数学

ドミナント戦略

ドミナント戦略とは、『高密度多店舗出店』の優位性を活かす戦略である。日本であれば47都道府県や市町村全てを対象にした絨毯爆撃のような出店を行なわず、 特定の地域の例えば関東地方であれば南関東1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)等の限定した地域を対象とした集中的な出店や特定路線沿いに次々と出店し、同一商圏内の競業他社や競合他店に比べて、市場シェア率の向上獲得や独占を意図した出店戦略や出店計画を言う。

 

製・配・販のすべてにかかわるドミナント戦略が特に威力を発揮するのは、顧客への心理的な効果だ。『心理の爆発点を起こす仕掛け』を作ることが出来る。『ある地域に出店すると、最初に利用した顧客から評判が口コミ感染的に広まる。続けて、まわりに何店も出てくると、地域全体の認知度が高まり、心理的な距離感がどんどん縮まって、利用率がにわか上がっていく。そのため、新しい地域に出店した当初は1店舗当たりの平均日販はあまり伸びないが、店舗密度が一定レベルまで高まると、日販のカーブが急速に立ち上がる。これが爆発点である。

 

参考文献
PRESIDENT

ドリームキラー

『あなたにはこれは無理です』と言うすべての人のことをいう。特に信頼している人に言われるとショックは強く、本当にできない気持ちになってしまう。つまり、可能性に制限がかかってしまう。あるいはそういう人は、故意に制限を掛け、対象者を現状維持しようとしているのかもしれない。その対義語として私が『ドリームヘルパー』と称したのは、『お前ならできる』と、可能性を応援してくれる人であり、その代表の人として、天才発明家・エジソンの母親がその一人である。

 

参考文献
まずは親を超えなさい!

トリアージ

ひらたく言えば、『ひとりでも多くの人間の命を救うため』、人的、物的資源が限られる災害医療の現場で導入される判断基準。老若男女に関係なく、回復の見込みのない『死にそうな人』には、 治療の優先権は回ってこない。怪我をした人間がさらに重傷者を背負って逃げるなどの行為も、災害時には正解とは言えない。そういった考え方が、『トリアージ(選別)』だ。

 

なんとも、マイケル・サンデルの講義の論題として出てきそうな概念である。倫理的にも批判の声が少なくないというこのトリアージだが、この問題を考える時我々は、一体人間の『正義』とは、誰の判断を基準にすればいいのだろうか、というとてつもなく深いテーマにぶち当たることになるのだ。ちなみに私は個人的に、『法律』や『一般常識』に全てを委ねることは、今までもこれからも、ない。

 

参考文献
PRESIDENT

 

ナ行

ナンバー1の法則、梯子の法則

ナンバー1の法則とは、あるカテゴリーでナンバー1であることが、顧客の中で大変有利な位置を占めるという考え。また、梯子の法則とは、顧客の心の中は梯子状になっていて、上から順に製品が刻まれているという考え。当然、梯子の一番上を占めるのは、顧客が最も好意を持つ製品。すなわち、ナンバー1を獲得することで、そのカテゴリーにおける梯子のトップを占める可能性が高くなる。

 

参考文献
マーケティング22の法則

ネガティブブラックホール&ポジティブビッグバン

ネガティブ(悲観的)な人間は、すべての恩恵やチャンス、あるいは、そこにある周囲の環境までをも道連れにし、まるでブラックホールに吸い込むかのように闇に葬り去る。一方、ポジティブ(前向き)な人間は、まるでビッグバンで宇宙が創造されたようなイメージで、何かを発見し、創造し、プラスの気運に巻き込み、光り輝く。

 

『刑務所の鉄格子の間から、二人の男が外を見た。一人は泥を眺め、一人は星を眺めた。』

 

星を見よ。あんなにも綺麗に光り輝く星に気付けないのは、罪深い。

 

猫に小判・豚に真珠

価値のわからない者は損である。例えば、価値のわからない者がお金を得たとしても、あぶく銭に消えるのだ。それでは、価値を手に入れる前に、価値のある人間になるように努めればいいのだ。

 

脳をパワーアップさせるには

脳をパワーアップさせるには、『考える』以外にはない。楽をさせてはいけないのだ。考えないと、要は、使わない筋肉と同じで衰えていく。

 

参考文献
Mr,brain

脳番地

脳には、主に8つの脳番地がある。育ってきた環境によってその発達具合は違うが、現在の自分の人格を作り出しているその脳の成長をコントロールできれば、短所を補え、長所を伸ばせるだろう。できる人間を目指すなら、脳について勉強することは、今後避けて通れなくなるだろう。

 

参考文献
仕事ができる人の脳、出来ない人の脳

 

ハ行

背理法

命題Aが真でないと仮定し、そこから導かれる結論に矛盾が生じることを示して命題Aが真であることを証明する方法。

 

Aは不正解だと仮定して事実を紐解いたが、やっぱりAという答えになるな。Aが正解だ。

 

参考文献
ソクラテス・イエス・ブッダ 三賢人の言葉、そして生涯

破壊的イノベーション

ローエンド市場の続きとして、一方、こうしたローエンド市場に、性能が少々低くても価格が相対的に安い製品が根付くと、その後、急激な技術改善によりその性能が劇的に高まる。そうすると、やがてメイン市場でも相応する性能に至り、しかも価格が相対的に安いことから、既存の製品を駆逐する現象が起こる。これを、『破壊的イノベーション』と呼び、ローエンド市場は、ニッチ市場を選択する上で有力な候補の一つになる。

 

参考文献
キャズム理論がわかる本

弾み車効果と悪循環

今、大旋風を巻き起こす大回転を見せる弾み車も、最初は手押しで必死だった。準備からゆっくりと突破段階へと進む。ハリネズミの概念に当てはまるビジネス、人材、技術の追求で、ビジョナリー カンパニー(飛躍し続ける企業)を目指し、長い月日を経たからこその大旋風なのだ。

 

一方悪循環な企業は、準備段階を飛ばして突破段階に進もうとしたり、魔法の瞬間や救世主の登場を探し求める。流行にのり、空騒ぎを起こして、厳しい現実を直視しようとしない。技術が変化すると天が落ちてくると騒ぎ、取り残されることの恐怖から行動する。弾み車が回転する前に全てがコロコ ロと変わるのだから、永遠に前に進むことはできないのだ。

 

恥ずかしながら私はこれについて、後者だったと言える。しかし今は確信しているのだ。ハリネズミの概念にあてはまる仕事をして生きることこそが、自分の人生を全力で生き、後悔しない生き方なのだということを。

 

参考文献
ビジョナリーカンパニー②

ハリネズミの概念

『ハリネズミとキツネ』という寓話から考えられたこの概念。表面的に優雅に振る舞い、能力に過信しているキツネに対し、自分の出来ることをただひたすら行い磨き上げるハリネズミ。会社で言えば、『経済的原動力になるもの』、『情熱をもって取り組めるもの』、『自社が世界一になれる部分』。この三つが重なり合っているビジネスをやることこそ、永続して飛躍できる企業になる秘訣だという。

 

 

意外なことに、飛躍した企業は、ハリネズミの概念を獲得するまでに平均4年かかっているというのだ。我々も今、3年半を迎え、大きな転換期を迎えていた。今のプランが形になればハリネズミの概念にピタリと当てはまるのだが、それはまた書こう。

 

ハリネズミ

 

参考文献
ビジョナリーカンパニー②

バリューチェーン

“価値連鎖”とも呼ぶ。経営学者マイケル・ポーターが提唱した考え方。ポーターの理論は、企業の中に閉じた連鎖のイメージが強かったが、近年では”企業同士の連携”にもバリューチェーンという言葉を用いる。

 

コア以外のコンテクストはアウトソーシングして、バリューチェーンを構築する。

 

参考文献
キャズム理論がわかる本

パレートの法則

イタリアの学者、ヴィルフレド・パレートが発見した法則である。別名、80対20の法則。世の中の80%のお金は、20%の富裕層が持っている、というように、世の中の大体のことが、80対20で成り立っているという法則。

 

参考文献
80対20の法則

ハロー効果

根拠のない自信、評価。例えば、後光が差す人間には、パワー、可能性を感じるという思い込み、この効果を応用することも、悪用することもできる。

 

参考文献
PRESIDENT

バンドリング効果

バンドリングとは、関連するふたつ以上の商品やサービスを組み合わせ、ひとつのセットとして提供する販売手法である。例えば電話会社が端末機を安価で販売することによって、端末機を安く売っても、販売後の電話料金 で収益をあげることができる。バンドリングが上手にできる企業ほど、機器の価格を下げて多くの顧客を吸引できる。携帯の無料ゲームのからくりを考えても、この効果の実力を見ることができる だろう。

 

参考文献
PRESIDENT

バンドワゴン効果

集団心理による安心感から流行品を購入する概念。『バンドワゴン』とは行列の先頭の楽隊車のことであり、『バンドワゴンに乗る』とは、時流に乗る ・多勢に与する・勝ち馬に乗る、といった意味である。いわゆる、『さくら』は人間のこの”ミーハー気質”を利用した手法である。ちなみに私はこの効果が大嫌い。自分を持っていない人間のやることだと思っている。

 

参考文献
PRESIDENT

反応的の罠

金融政策をしても景気が回復しない様子を『流動性の罠』という。『罠にハマった動物』というのは、エサ(小さな、目先の得)で、自由を奪われた(大きな、取り返しのつかない損)、知能のない動物のことを指す。同じように、安易に考えてしまうと一見『楽』だと思った『反応的』な選択肢は、たしかに責任から逃れ、『やらなくても済む』かもしれないが、実際はその『小さな得』に囚われてしまって、『チャンスを逃がす』という『大きな損』をしてしまっているのだ。これを、『反応的の罠』と名付ける。

 

ビジョナリーカンパニーへの道

ビジョナリーカンパニー。永続して飛躍し続け、優良であり続ける企業。ほんとうに問題なのは、『なぜ偉大さを追求するか』ではない。『どの仕事なら、偉大さを追求せず にはいられなくなるのか』だ。『なぜ偉大さを追求しなければならないのか、そこそこの成功で十分ではないのか』と問わなければ ならないのであれば、おそらく、仕事の選択を間違えている。会社を経営する以上、大きい志を持ち、ここを目指すのは必然だといえよう。

 

参考文献
ビジョナリーカンパニー②

ピタゴラスの定理

直角をはさむ二辺の長さをそれぞれ、a、bで、斜辺の長さをcで表せば、三つの数、a、b、cの間には、いつでも

 

a^2+b^2=c^2

 

という関係がある。この定理の事を、ピタゴラスの定理という。

 

参考文献
数学

ビッグカンパニー・グッドカンパニー

ビッグになることは基本的に望ましい。ただし、見境なく形だけ大きくするのは、『成長』ではな く単なる『膨張』である。一見しただけではどちらも同じように大きくなっているのだが、膨張は単 なる見かけ倒しに過ぎず、実力や実態が伴っていない。膨らみ過ぎれば風船のようにバブルはパッと はじけ、ぺシャンと潰れてしまう可能性がある。

 

このことについて、私は大いに興味がある。ごく近い場所で、『よく起きる』現象だからである。弊社がなにかれ構わない人員で強引に構成し、表面的なビッグカンパニーを狙わないことも、社会貢献 や日本中を旅をして、遠回りしている場合じゃないと思われようとも、弊社の規範意識に従って前進 するのには、弊社には弊社なりのグッドカンパニーになるという信念があるからである。

 

『散歩の途中で富士山に登った人はいない。』

 

未熟者には未熟者なりの、駒の進め方があるのだ。弊社が目指すのはグッドカンパニー(成長)であ り、表面的なビッグカンパニー(膨張)ではない。

 

参考文献
経営の教科書

非凡なインプット

非凡なインプットがないと非凡なアウトプットは生まれない。非凡なインプットとは、『今まで見 てきた常識的な発想』に身を任せていてはできない。不自然運動ということである。身の回りに起き ることがすべて平凡な結果なのであれば、それは平凡なインプットしかしていないというこである。

 

参考文献
PRESIDENT

ヒューリスティクス

必ず正しい答えを導けるわけではないが、ある程度のレベルで正解に近い解を得ることが出来る方法である。例えば、『トヨタ車だったら安全か』とか、『ダウンタウンが出てれば面白そうだ』とか、『ディズニーランドだから楽しいよね』といった具合で判断したり、『安いから、まずいんだろうな』とか、『高いから、良い服なんだろうな』といった具合に、半ば直感的に判断する行動をいう。このような直感的思考方法は、人間の脳が長い進化の歴史や経験によって得た能力である。例えば高級ブランドは、このヒューリスティクスを利用し、高い値段をつけているという。

 

参考文献
売り方は類人猿が知っている

品質の法則

品質は重要だけれど、ブランドは品質だけで築かれるものではない。ロレックスは世界の高級時計の中でも有名な、もっともよく売れるブランドである。その成功に品質は関係しているだろうか。多分していないだろう。ロレックスは高品質の時計を作っているだろうか。多分作っているだろう。それは重要なことだろうか。多分重要なことではないだろう。高品質の商品を作ることは、どこの企業も目指すこと。そういう競合がひしめくとコモディティ化するが、その中でどうやって自社ブランディングを確立させるか。品質だけに頼っていても、マーケットを動かすことはできない。

 

参考文献
ブランディング22の法則

フィーチャー・クリープ(特徴の増殖)

新たなアイディアが多く生まれすぎると、バブル状態になる。即興型企業に働くある社員はこう語っている。『うちの会社は、新たな事業チャンスに次々と飛びついていた。誰もが何らかのアイディアを思いつくと、すぐさまそれを追いかけた。人材も資金もめちゃくちゃに細分化され、何に焦点を合わせればいいのか、核となるビジネスも見失った感じになった。』個々には魅力的な商品のさまざまな特徴も、それぞれ別々に複数の即興ビジネスとして展開すると、たちまち『特徴の増殖』という結果に陥る恐れがある。さしずめ、『ハリネズミの概念』ならぬ、それに対した『キツネの概念』である。

 

参考文献
凡才の集団は孤高の天才に勝

フィメールチョイス

フィメールチョイス(Female choice)。動物界においてはオスが求愛活動をし、メスがそれを選び取るのが自然のあるべき姿。フィメール(メス)が、メール(オス)をチョイス(選択)する。その法則に則り自然淘汰は行われてきたのであり、生物としての恋愛はそれが本来の姿である。たとえばクジャク、美しく長い翼を広げ魅惑的な姿で優雅に歩いているのは、メスではなく、オスである。

 

参考文献
PRESIDENT

不易流行

江戸時代の名刀工、虎徹。彼には、知識・見識・胆識があった。そして、甲冑から刀へと時代の変化を見極め、大きく舵を切る柔軟さがあった。その一方で、将軍家お抱え刀鍛冶の誘いを断るなど職人としての意地は捨てていない。『不易流行』。それは、『いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。』人生を生きるためには、自分の歩く道を変えなければならないことがある。だが、この言葉の示すように、信念までは変えなければ、己を曲げることにはつながらないのだ。

 

参考文献
PRESIDENT

不自然運動

そもそも筋トレというものは、『不自然運動』である。わざわざ、その生活に必要のない運動を し、身体を酷使し、筋力をアップ、あるいはスタイルを整える。アリクイの口ばしが長く進化したように、動物の進化とは、その生活に必要な分だけ、進化を遂げてきたのである。だが、その『自然な運動』というものだけをして生きていたら、イレギュラーな結果が出ないと 考えるのが普通だろう。イレギュラーな結果を出したいのであれば、『不自然運動』をすることを 心掛ければいいのだ。

 

参考文献
仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

部分の最適化は、全体の最適化

『部分を最適化するとともに、全体も最適化できる。』ネットコンテンツも同じ。一番目立つ表面(トップページ)だけを最適化(メッキ)するのではなく、見えない(おろそかになりがちな)内面、(下層ページ)を最適化(矯正)していくということが、全体の最適化(人格レベルの成長)になるのである。

 

参考文献
PRESIDENT

プラスαの魔法

代償の法則、不自然運動と似た背景を捉えている。いつでも『プラスα』で考えて行動することは、言い方を変えれば『欲張り』ということである。平凡な結果では満足できないということなのだから。しかし、ここに成功のヒントがある。

 

参考文献
思考は現実化する

フロー状態

能力の最大化にとって、非常に重要なキーワードになる、この『フロー状態』。別名は『ゾーン』で間違いないだろう。ヒントは、人類最速の選手、ウサイン・ボルトのあの態度にある。はたまた、『なぜ、イチローは機械のように精密に自分をコントロールしているのか』、そして、『揺らぎ』。

 

参考文献
単純な脳、複雑な私

プラットフォーム・イノベーション

例えば、顧客におけるレイト・マジョリティは、製品に対する知識をあまりもたない。したがって、操作手順の複雑性などは敬遠される。そこで、製品を極めてシンプルにすることが戦略の一つとして重要になる。これを、プラットフォーム・イノベーションという。例)かつて、テキストベースでのコマンドを入力して操作していたパソコン。これに対して、マウスでコマンドを支持するグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)環境を持つパソコンが登場した。これが、アップルの『マックOS』であり、マイクロソフトの『ウィンドウズ』である。これによりパソコンが、初心者にも容易に受け入れられる道が開かれた。

 

参考文献
キャズム理論がわかる本

ベイジアン

確率を求める際に、その方法の一つであるベイズ確率を採用する人。ベイズ確率とは、客観確率(物事が起こる客観的な頻度)のみならず、主観確率(もっともらしさ)をも勘案して確率が求められる。

 

参考文献
ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る

ホームとアウェイのからくり

人間がアウェイにいると感じると、落ち着かない気持ちになる。たとえば、つまづく、机の物を落とす、コーヒーをこぼすなど。面接の準備をすっかり整えて、話をする内容までしっかり決めていたのに、いざその場になると、話そうとしていたことがまったく思い浮かばなくなることもそうだ。では、どうやって自分の身の回りを『ホーム化』すればいいのだろうか?ホームとアウェイのからくりを理解できれば、人生において、大いに自己実現の手助けになる。

 

ホールプロダクト

キャズムの溝を飛び越えるための重要なプロダクト。ニーズに見合った製品。システム。

 

参考文献
キャズム理論がわかる本

ボーリングピン戦略

その名の通り、ボーリングをたとえにした市場開拓戦略。1番ピンを倒したら、その勢いを利用して2番ピン、3番ピンを倒す。2番ピン、3番ピンといくにつれて実績を重んじたり、攻略の難易度が上がっていく。そこで、まず1番ピンを倒し、その実績を武器に、次のピンへと駒を進めるのだ。

 

参考文献
キャズム理論がわかる本

法の不遡及

法の不遡及(ほうのふそきゅう)とは、実行時に合法であった行為を事後に定めた法令によって遡って違法として処罰することを禁止する、大陸法系近代刑法における原則。事後法の禁止、遡及処罰の禁止、法律不遡及の原則ともいう。

 

『そのとき』は合法だが、『あとで』違法になった。だから、遡って処罰する。ということにはならない。それをしたら、例えば『廃刀令』が出る前に刀を所持していた人間が全員『銃刀法違反』の罪になり、多くの故人が『犯罪者』のレッテルを貼られ、そして多くの人が、『犯罪者の子孫』ということになる。そう考えると、『法の不遡及』の概念は、なるほど納得する話である。覚えておいて損はないだろう。

 

参考文献
Wikipedia

ボット

DDoS攻撃はまず、犯罪者がインターネット上にウィルスをばらまき、世界中の膨大な数のパソコンを遠隔操作できる状態に変えることから始まる。こうした、ウイルスに感染し、犯罪者の意のままに動く『ロボット』にさせられたパソコンを『ボット』と呼ぶ。

 

参考文献
サイバー・クライム

本当に”人間”ですか?

『”馬”の前にぶら下げたニンジン(刹那的な報酬に目がくらむ)』

『”猫”に小判、”豚”に真珠 (未来永劫役に立つ知性よりも、目の前にあるエサを重んじる)』

『”ラット”レース(ネズミが 籠の中のあの輪っかを終わることなく回り続けるように、毎月の報酬に支配されてコントロール されている状態)』

『負け”犬”(力に屈し、妬みや陰口しかできない奴。負け犬の遠吠え)』

 

あなたは本当に、”人間”ですか?

 

 

マ行

前始末

後始末では、時すでに遅し。結果を先に想定し、後ではなく、『前』に始末しなければならない。ツケをためないように瞬間を全力で生きるのだ。

 

参考文献
徹底のリーダーシップ

マルツの法則

人が何かを習慣化するのには約三週間かかり、それを超えたら、習慣がその人にとって欠かせないものになる。これを『マルツの法則』といい、心理学者マックスウェル・マルツ博士の実験で明らかにされている。

 

参考文献
PRESIDENT

無記

『無記』とは、ブッダが死後の世界の存在や、この世がどのように成り立っているかといった根本的な問題について質問を受けた時、それに対して一切答えない姿勢を貫いたという事実を指す言葉。人間は自分の考えや夢を口にすると、それだけでかなりの満足を得てしまう。そんな人間の弱さを熟知していたブッダは、安易に答えることをせず、黙々と自信の信じるところを実践してみせたのである。この心からは、周囲からどんな批判を受けようと、黙って自分の信じるところを貫けばよいという、人生に対しての在るべき姿勢を教えられる。答えなどないのだ。諸行無常なのだ。自分の生きたいように、生きればいい。

 

参考文献
PRESIDENT

メタメッセージ

『メタ』というのは、高次元、あるいは隠れている事実、等という意味。目に見えている3次元以上の次元で、メッセージを伝えるという高次元の方法。たとえば、ホームパーティの主催者が『ああ、もうこんな時間だわ』と言ったら、ほとんどの人が(もうそろそろ帰らないとな)と思い、(皆さん、そろそろお開きの時間ですよね。)という隠れたメッセージを受け取ると思うが、あれのことである。これを知っていると、知っていないとでは、対人関係において天と地ほどの差が出る。そこに配慮があるかない(善人か自分本位)か、戦略的な陰謀があるか裏がある(表裏的)か、あるいはこれらの高次元の概念を理解しているかいないか、そういうことを分析する為に、重要な要因となるのだ。

 

参考文献
新・ハーバード流交渉術

モチベーション3.0

人類のモチベーションの在り方、バージョンの推移である。

 

モチベーション1.0
人類最初のモチベーション。生存することこそが、最大のモチベーション。

 

モチベーション2.0
外的報酬と罰を与えられることで構築された、従順型その他”大勢”タイプ。

 

モチベーション3.0
自分の内なる声に耳を傾け、常に物事の”主”となり、主体性を持つ。

 

私はちょうど、モチベーション2.0からモチベーション3.0へのバージョンアップの選択を迫られた時代に生まれたと言っても過言ではない。10代、従順に生きていくことに違和感を覚えたと思ったら 、20代、時代は既に『一流大学⇒大企業=成功者』という図式は崩れかけていて、27歳現在、日本を 復興させた先人が築いたGDPは中国に抜かれ、最新の教育事情というと”学校のチャイムが鳴らない” というのだ。これが何を意味するか。今人類は、”モチベーション3.0”へのバージョンアップに差し掛かっている真っ最中である。

 

参考文献
モチベーション3.0

モンテッソーリ教育

イタリアの医師、マリア・モンテッソーリが実践した教育法。「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学びつづける姿勢を持った人間に育てる」ことを根幹に置く。グーグル創業者の二人が受けていた教育であり、彼らの独特かつ、奇抜で自由な発想、イノベーションの裏には、このモンテッソーリ教育がある。

 

参考文献
グーグルネット覇者の真実

 

ヤ行

有意注意

意識を持って、観察すること。無意識の生理反応ではなく、意識的に観察すること。いわば、『主体性と反応性』の違いであり、当然『有意注意』が出来る人間は、『主体性』がなければならないのである。『セレンディピティ』も、それが出来なければ起こらない現象だろう。何より重要なのは、『主体性』なのである。

 

参考文献
生き方

有用の学・無用の学

経営学や、事業の専門書を読み、仕事に直結する学びのことを『有用の学』という。一方、『必ずしもすぐに仕事には直結しない学び』のことを『無用の学』という。古典、哲学、心理学。芸術や文化遺産に触れたり、社会貢献をすることもそのうちの一つである。前述した『グッドカンパニー』になるために、避けては通れないのがこの『無用の学』なのだ。どうも野心家には、この無用の学をおろそかにする人間が多いと見受けられる。そしてそういう人は決まって、大きな試練を突き付けられたときに解決する能力がないから、試練に背を向けて逃げ回る ことしかしない。『傲慢な野心家』では、寿命も長くあるまい。『謙虚な野心家』でなければならな いのだ。

 

参考文献
経営の教科書

 

ラ行

RAS(網様体賦活系)

脳にあるフィルターのようなもの。RASとは自分にとって都合の悪い情報をシャットアウトするフィルターである。例えば寝ようとするとき、部屋や外から雑音が聞こえる。扇風機の音、子供の遊び声、セミの鳴き声。しかし、いつの間にか気にならなくなって、寝てしまっている。このとき、RASが、『不要と判断した音を遮断した』のである。このRASの働き次第では、『本当は有益な情報』も遮断され、頭に残らない。RASの働きを正常にすることが、現状からのレベルアップのカギなのだ。

 

ちなみにこのRASのはじき出した結果の事を、『スコトーマ』という。『スコトーマ』とは、そのRASが出した結果の事である。スコトーマは、もともと眼科の用語で『盲点』を意味するもの。ここでいうスコトーマとは、視覚情報だけでなく、聴覚情報や触覚情報など、全感覚情報を含んでいる。

 

参考文献
まずは親を超えなさい!

ラチェット効果

人間は、一度贅沢な生活を知ってしまうと、生活水準を下げるのが難しくなってしまう。これを『ラチェット効果』といい、『人間の消費行動は、現在の収入よりも、過去最も高かった時の収入の水準によって左右されやすい』という学説である。

 

参考文献
経済の裏がわかる人間心理

リヴァイアサン

旧約聖書に出てくる海の怪物。イギリスの哲学者トマス・ホッブズは、この怪物をその著書の為のメタファーとして使った。ホッブズは、人間はもともと『万人の万人に対する闘争』の状態にあったとした。誰もが自らの生存をめざし、利益を図り、そのためには他人を犠牲にすることを厭わない。そのような自然状態はあまりにも耐え難いので、人間はそのもともと持っていた自然な権利を『政府』に譲り渡す。そして、政府に、自分の代わりに国益のために闘ってもらったり、守ってもらったりするのだ。

 

『本性』という表現に近いかもしれない。我々は、この『リヴァイアサン(本性)』をどう扱うかが問われている。茂木氏の『挑戦する脳』では、現代の世の中では、『リヴァイアサン性』を解放した人間が、結果を出しているという。押し込め、『優等生』になり、優秀な人材が埋もれてしまうことを、懸念している。

 

参考文献
挑戦する脳

利用可能性ヒューリスティック

ヒューリスティックの一種。物事の起る頻度や確率を推定する際に、利用可能性が高い(入手しやすい、想定しやすい)情報を基に推定をすること。たとえば、溺死と火災による死亡ではどちらが日本では多いかという質問に、たいていの人は火災による死亡と答えるが、実際には溺死のほうが多い。このような誤った推定をしてしまうのは、火災による死亡に関する情報は報道されることが多いなどの理由で利用可能性が高いため確率も高いと判断するからと考えられる。

 

参考文献
ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る

レジリエンス

レジリエンス(resilience)は「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語である。この能力さえ鍛え上げていれば、どんな状況になったとしても、平常心を保ち、足下をすくわれない。かの有名な、徳川家康が持ち合わせていたという能力でもある。

 

参考文献
PRESIDENT

ローエンド市場

ある市場が創造されると、そこに提供される製品は、日々、性能の向上が見られる。ところがこれが続くと、やがて市場ニーズをはるかに超える性能を有する製品が生まれる。こうした状況では、性能が少々低くても価格が相対的に安い方を好む、という市場が生まれる。それがローエンド市場である。ローエンド市場は、規模の大きな組織にとって、収益も薄く魅力的ではない。よって、ローエンド市場に新規参入があっても、既存企業は反抗するどころか、喜んで撤退する傾向がある。

 

参考文献
キャズム理論がわかる本

ROA(総資産利益率)

ROAとは、総資産利益率とも言われ、事業に投下されている資産が利益をどれだけ獲得したかを示す指標。また、ROAは事業の効率性と収益性を同時に示す指としても知られている。ROAは、Return on Assttsと英語で表記し、リターン・オン・アセットと読む。毎月の売上推移を見た時、右肩上がりになっていない企業は、定額の貯金は出来ても、ROAが低い。資本がどんどん増えるのにもかかわらず売上が同じだからである。ROAが低いといろいろ損をする。外部からは投資価値もないし、内部としても成長の可能性をすぼめている。ROAを高めていく経営をすることが求められる。

 

参考文献
利益は『率』より『額』をとれ!

ROE(株主資本利益率)

ROE(株主資本利益率)は、企業の収益性を測る指標。株主資本(株主による資金=自己資本)が、企業の利益(収益)にどれだけつながったのかを示すもの。

 

参考文献
利益は『率』より『額』をとれ!

牢働、労働、朗働

牢屋の中で、足を鎖でつながれ、鞭で叩かれながら嫌々使役される。これと似た心境で仕事をやっている人は、『牢働』だ。これに対し、それほど嫌々ではないが特にワクワクするわけでもない、という心境で仕事をする人は、『労働』だと言える。仕事に面白さを感じ、喜びを実感しながら朗らかな気持ちで仕事をしている『朗働』者は、一体どれだけいるだろうか。

 

包み隠さず白状するが、弊社では『朗働』できるよう、根本たる人格に働きかけてきた。だが、いまだに社員はその域に達しておらず、凡ミスを連発し、結果的に『牢働』せざるを得なくなってしまった。あるいは、『これは、労働だ』と、正当化さえしているようにも見える。

 

だが、『牢働、労働、朗働』。これについてしっかりと考えた後、『私は、朗働できています。』と言うのなら、指導者としては悩むところだが、社員の意見を尊重しなければいけないのかもしれない。あるいはその言葉を言わせるためにときには妥協をすることも、経営者というものなのかもしれない。

 

参考文献
経営の教科書

ロックイン戦略

『行動を変えるのに少なからぬ費用がかかる』ときには、具体的な利益インセンティブを与え 続けなくても、自分が有利になるように相手にコミットさせることが可能である。一度相手に自分 の好みの行動をさせてしまえば、相手は費用の為に行動を変えるインセンティブが減少してしまう からだ。行動を変えるのにかかる費用のことを『スイッチング・コスト』といい、それを利用して 相手の行動を自分に有利になるような行動から変えられなくしてしまう戦略を『ロックイン戦略』 という。会員制で商品を売ったりサービスを提供するのが、そのわかりやすい例である。

 

参考文献
戦略的思考の技術

ロビー活動

特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動。

 

参考文献
インテリジェンス 武器なき戦争

 

ワ行

歪曲する情報

情報とは、歪曲する(ねじ曲がる)ものだ。それぞれの情報提供者の都合のいいものに歪曲していくのが情報というものだ。その中で、真実を見極める力を持つことは、非常に重要な能力になる。それを、『見識』という。『知識・見識・胆識』。これらが全て備わってこそ、大の大人の称号が相応しい。

 

参考文献
取締役になれる人、部課長で終わる人

割れ窓理論

『建物の窓が割れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓も間もなく全て壊される』という考え方から、軽犯罪を取り締まることで、凶悪な犯罪を防ぐという環境犯罪学上の理論。実際にアウトローを生きた私は、身をもってこの事実を知っている。またこの理論を知ることで、今までの半生で腑に落ちなかったいくつかの事実が、腑に落ちた。本を読み、知を知るということの大切さを、まざまざと思い知らされる昨今である。

 

参考文献
革命家100の言葉