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シェイクスピア『運命の課するところ、人はこれを甘んじて受けなければならぬ。風浪に抗うことは無益なことだ。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『風浪(ふうろう)』とは、風が巻き起こした波。風と波のことである。例えば『生老病死』だ。

 

これはブッダの言葉の超訳として書いた記事だが、

 

  • 生:生きること
  • 老:老いること
  • 病:病を患うこと
  • 死:この世を去ること

 

これを避けることなど、現実逃避なのである。

 

自然

 

特に一番上の『生きること』というのはどうだ。ここから目を逸らす人間は、決して稀ではない。まず当社の部下がそうだ。彼が5年前に言ったのはこの一言だ。

 

僕は、一生現実逃避して生きていきます。

 

…なんという愚かな発言だろうか。彼は下を向き、目をそむけながらそうつぶやき、あるいは違う場面では、

 

僕は一生、道具でいいです。

 

等と言うではないか。

 

自分の兄を幼少で事故で亡くしたかなんだか知らないが、まだ目と耳と手と足があるではないか。それが無い人たちへの侮辱行為である。

 

アメリカの小説家、ヘンリー・ミラーは言う。

 

人生から目を逸らす人間の罪は、思っている以上に重い。

 

人間

 

アリストテレスは言う。

 

彼も含めたそういう人は、『恩恵』を受けられない。『賜物』を得られないのだ。

 

その答えは、聖書の『伝道者の書 5章』にある。

『見よ。私がよいと見たこと、好ましいことは、神がその人に許されるいのちの日数の間、日の下で骨折るすべての労苦のうちに、しあわせを見つけて、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。こういう人は、自分の生涯のことをくよくよ思わない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。』

 

聖書

 

私だったら亡き兄の為に、二人分の賜物を受けられるような生き方をして、あの世で堂々と兄と会い、握手を交わす。もちろんあの世などない。そして部下もそう思うからこそ、手を抜いて、悲観視し、人生を棒にふるうのだろう。だが、『あの世などない』と同じように思う私と部下との差が、どうしてこうも開くのだろうか。それは一言、『誠実さ』があるかないかだ。私が誠実だということではない。しかし、彼は私よりも不誠実なのである。だからこそ監視カメラも集音マイクもついていない『裏』でやりたい放題にやり、自堕落な行為に走ってツケを溜め、自ら自分の人生の足を引っ張っているのだ。

 

もし、そこに『兄の目線』を感じることができたのならどうだろうか。兄の命を本当に尊重しているのなら、彼の分まで二人分の人生を必死に生き貫くことを覚悟するはずだ。しかしそれができない。それならば、『兄を想って憂う』ようにふるまう彼は偽善者であり、とんでもない悪党だ。醜く、汚い、愚かなバケモノである。決して人間ではない。人間という称号にふさわしい生きざまではない。

 

御木徳近は言った。

 

人生

 

兄は死んだ。私の父も死んだ。いずれ彼の他の家族も死に、私の家族も死ぬ。そして次は自分の番だ。避けることはできない。それは最初から決まっていたことだ。だとしたらこの人生をどう生きるべきか。それを考えることができるのも、生きているからこそだ。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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