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シェイクスピアの名言・格言一覧

イングランド作家ウィリアム・シェイクスピア1564年にイングランド王国中部にあるストラトフォード=アポン=エイヴォンで生まれました。(画像

名言一覧

119個あります

『世の中には幸福も不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ。』

『過去と未来は最高によく思える。現在の事柄は最高に悪い。』
『生きるべきか死ぬべきか。それが疑問だ。』
『われわれの人生は織り糸で織られているが、良い糸も悪い糸も混じっている。』
『臆病者は本当に死ぬまでに幾度も死ぬが、勇者は一度しか死を経験しない。』
『神は、我々を人間にするために、何らかの欠点を与える。』
『友情は不変といってよいが色と恋が絡めば話は別になる。』
『復讐よりは、許しの徳こそが気高い行為なのだ。』
『いま望んでいるものを手にして、何の得があろうか。それは夢、瞬間の出来事、泡のように消えてしまう束の間の喜びでしかない。』
『馬鹿は自分のことを賢いと思い、賢明な人間は自分が愚か者であることを知っている。』

10。
『過去の弁解をすると、その過失を目立たせる。』
『外観というものは、一番ひどい偽りであるかもしれない。世間というものはいつも虚飾にあざむかれる。』
『愚かな知恵者になるよりも、利口な馬鹿になりなさい。』
『雄弁が役に立たないときにも、純粋な、無邪気な沈黙が、かえって相手を説得することがある。』
『時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものだ。』
『楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ。』
『人間、捨てるべき命について何がわかっている?それを少し早く捨てたとして、どうというのだ。』
『天国と地上の間には、世の哲学などの思い及ばぬことが多数ある。』
『女は娘でいるうちは五月の花時のようだが、亭主持ちになるとたちまち空模様が変わる。』
『私たちの疑いは反逆者であり、やろうとしないから失敗してしまうという安易な道に私たちを誘いこむのである。』

20。

『心に音楽を持たず、美しい音の調和に心動かされない者は反逆、暴動、略奪にこそ向いてはいるが、その精神の動きは夜のように鈍い、その情愛は暗闇の冥界のようだ。』
『傷の疼きを感じたことのない者だけが、他人の傷痕を見てあざ笑う。』
『嫉妬とは、自分ではらんで自分勝手に生まれる化け物なのです。』
『神々は正しい、そして我らの快楽の悪徳を、我らに呵責を与える道具とする。』
『正義の道一筋を突き進むのでは、私たちは誰ひとり、救いに出会うことはない。』
『お前もわかっているが、我らだけが不幸なのではない。この広い宇宙という劇場でははるかに苦悶に満ちた劇が演じられているのだ。』
『ひとつの立派な行為が、誰の口にのぼることなく死んでゆく。それは残ってあとに待つ立派な行為を何千も屠殺することになる。』
『どんな傷でも治るときは徐々に治ったのではありませんか。』
『わが手にあるものは正当に値踏みをしないが、一度それを失うと価値をつけたくなるのが人情である。』
『成し遂げんとした志をただ一回の敗北によって捨ててはならぬ。』

30。
『救済手段もなくなってしまったものは、もう私にとってなすべき心配のなくなったものだ。』
『人と人との友情は、賢者でも結ぶのが難しいのに、愚者はあっさりほどいてしまう。』
『嫉妬する人はわけがあるから疑うんじゃないんです。疑い深いから疑うんです。』
『人の一生は動き回る影法師、哀れな役者に過ぎぬ。自分の出番のときだけ舞台の上でふんぞり返ったり、わめいたり。』
『たとえバラ色の唇と頬が、時の半円の大鎌で刈り取られても、愛は時の道化に成り果てることはない。愛は、短い時間や週単位で変わることはない。最後の審判の日まで耐え抜くものだ。』
『愛は嵐の中でも揺らぐことなく堅固に立ち続ける灯台だ。さまよう小舟すべてを導く星だ。』
『障害の介入を認めさせ給うな。事情の変化で変わる愛、相手が心を移せば己も心を移す愛、そんな愛は愛ではない。』
『小さな火は早く消すことができるが、これを放ったらかしにしておくと、川でさえも消すことはできなくなる。』
『悪い物事にも何らか善の本源がこもっているのだから、それを心して抽出すべきだ。』
『真実はすべてのことを平易にす。』

40。

『恋はほどほどにするものだ、そのような恋こそ長続きする。』
『あなたがたとえ氷のように潔癖で雪のように潔白であろうとも、世の悪口はまぬがれまい。』
『テンポがくずれ、音のバランスが狂うと、甘い音楽も不快なもの!人の暮らしもおなじなんだ。』
『強力な理由は力強い行動を生む。』
『過失の弁解をすると、その過失を目立たせる。』
『安心、それが人間の最も近くにいる敵である。』
『過ぎ去った不幸を嘆くのは、すぐにまた新しい不幸を招くもと。』
『一つの顔は神が与えてくださった。もう一つの顔は自分で造るのだ。』
『うわべになにか「徳」のしるしをつけないような素直な「悪」はない。』
『今後のことなんかは、ぐっすりと眠り忘れてしまうことだ。』

50。
『心も歓喜と快活に保つがよい。そうすれば百害を防ぎ、寿命をのばす。』
『避けることができないものは抱擁してしまわなければならない。』
『お前は熊から、逃れようとしている。しかし、その途中で荒れ狂う大海に出会って、もう一度、獣の口の方へ引きかえすのか?』
『運命の課するところ、人はこれを甘んじて受けなければならぬ。風浪に抗うことは無益なことだ。』
『おまえは、他人のなかにある自分と同じ欠点をむち打とうとするのか。』
『味わってうまい物でも消化に不快な思いをすることがある。』
『もっとよく、というあがきが、往々にして、すでによいことを台無しにしてしまう。』
『何でも起きるがよい。時はどんな荒れた日でも過ぎてゆく。』
『剣で殴りつけるよりも、笑顔で脅かすがよい。』
『ことごとくの雲が嵐をなすというわけではない。』

60。

『人の言葉は善意にとれ。その方が5倍も賢い。』
『他人もまた同じ悲しみに悩んでいると思えば、心の傷はいやされなくても、気は楽になる。』
『行ってしまって、それで事が済むならば、早くやってしまった方がいいだろう。』
『共感は全世界の人間を親族にする。』
『本を読んでも、物語や歴史に聞くところからでも、真実の恋は滑らかに運んだためしがない。』
『恋ってのは、それはもう、ため息と涙でできたものですよ。』
『不幸というものは、耐える力が弱いと見てとると、そこに重くのしかかる。』
『険しい丘に登るためには、最初にゆっくり歩くことが必要である。』
『男という男は舌の先だけになってしまった、気の利いたことを言う舌に。』
『自然でない行いは、自然でない混乱を生む。』

70。
『所詮は人間、いかに優れた者でも時には我を忘れます。』
『誠の恋をするものは、みな一目で恋をする。』
『敵のため火を吹く怒りも、加熱しすぎては自分が火傷する。』
『運命とは、最もふさわしい場所へと、貴方の魂を運ぶのだ。』
『音楽が何のために存在するかさえご存知ないらしい。』
『快い眠りこそは、自然が人間に与えてくれたやさしい、なつかしい看護婦である。』
『輝くもの、必ずしも金ならず。』
『備えよ。たとえ今ではなくとも、チャンスはいつかやって来る。』
『豊かさと平和は、臆病者をつくる。苦難こそ強さの母だ。』
『慢心は人間の最大の敵だ。』

80。

『あなたがたとえ氷のように潔癖で雪のように潔白であろうとも、世の悪口はまぬがれまい。』
『たとえ小さな斧でも、数百度これを打てば堅い樫の木も切り倒せる。』
『まったく想像力でいっぱいなのだ。狂人と、詩人と、恋をしている者は。』
『悪口を言われて我が身を正すことの出来る人間は幸せと言うべきだ。』
『正直なほど富める遺産はない。』
『戦いを交えるに当たっては、その唯一の目的が平和にあることを忘れてはならない。』
『天は自ら行動しない者に救いの手をさしのべない。』
『何もしなかったら、何も起こらない。』
『頑固な人には、自ら招いた難儀が一番良い教師になるに決まってます。』
『事情が変われば己も変わるような愛、相手が心を移せば己も心を移そうとする愛、そんな愛は愛ではない。』

90。
『失敗の言い訳をすれば、その失敗がどんどん目立っていくだけです。』
『小雨はいつまでも降り続くが、大嵐はあっという間だ。早く馬を走らせるものは、また早く馬を疲れさせもする。』
『人は心が愉快であれば終日歩んでも嫌になることはないが、心に憂いがあればわずか一里でも嫌になる。』
『のんき者は長生きする。』
『ぼんやりしている心にこそ恋の魔力が忍び込む。』
『ものを言わぬ宝石のほうが、どんな人間の言葉よりも、とかく女心を動かすものである。』
『王者に安眠なし。』
『後悔する!それこそ卑怯で女々しいことだ。』
『今晩一晩は我慢しなさい。そうすれば、この次はこらえるのが楽になる。そして、その次はもっと楽になる。』
『習慣も大事だが、なかには守るより破ったほうがいいものもある。』

100。

『人より早く成功する奴は、ダメになるのも早い。』
『愛は万人に、信頼は少数に。』
『暗闇はなく、無知があるのみ。』
『俺は名誉なんかほしくない。名誉は葬式の紋章にすぎない。』
『過ぎ去った不幸を嘆くのは、すぐにまた新しい不幸を招くもとだ。』
『喜怒哀楽の激しさは、その感情とともに実力までも滅ぼす。』
『賢明に、そしてゆっくりと。速く走るやつは転ぶ。』
『求めて得られる恋もよいものだが、求めずして得られる恋のほうが、尚のことよいのである。』
『敵のおかげでいいめを見、友だちのおかげで悪いめを見てるところだ。』
『貧乏でも満足している人間は金持ち、それも非常に金持ちです。』

110。
『いかに美しいものでも行為によっては醜怪になる。腐った百合は雑草よりひどい臭いを天地に放つ。』
『簡潔こそが英知の真髄である。』
『恋はまことに影法師、いくら追っても逃げて行く、こちらが逃げれば追ってきて、こちらが追えば逃げて行く。』
『栄光は水面の輪のようなものだ。輪は広がりすぎて消えてしまうまで、どんどん大きくなり続けるからである。』
『人生は、二度繰り返される物語のように退屈である。』
『眼前の恐怖も想像力の生みなす恐怖ほど恐ろしくはない。』
『泣くがいい、悲しみを口に出さずにいると、いつかいっぱいにあふれて胸が張り裂けてしまうぞ。』
『火を消し尽くすのは別の火であり、苦痛を和らげるのは別の苦痛というわけだ。絶望的な悲しみには別の悲しみを持ってくることだ。』
『勇気の大半は、用心深さである。』

119。

名言だけを見たい人のために内省記事は別のページに分けました。

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シェイクスピアの格言と向き合って内省する

シェイクスピアとは(画像

イングランド作家。ウィリアム・シェイクスピアは1564年にイングランド王国中部にあるストラトフォード=アポン=エイヴォンで生まれました。当時は出生証明書が発行されていなかったため、正確な誕生日の記録は残っていませんが、洗礼を受けた日から逆算して1564年4月23日説が支持されています。

シェイクスピアの家庭は彼が生まれた当時は裕福でしたが、父が羊毛の闇市場に関わったために没落してしまいます。後年、彼の手がけた作品に名誉回復や社会的地位の向上といったテーマが頻出するのは、自らの生い立ちを反映しているからだと言われています。

1582年、シェイクスピアは8歳年上の女性アン・ハサウェイと結婚。アンとの結婚は何の障害もない順調なものでしたが、今で言うところの「出来ちゃった結婚」であったため、式を急いだ記録が残されています。結婚後数年の足取りは定かではなく、ロンドンの劇壇に立つまでの数年間は「失われた年月」と呼ばれています。

1592年ごろ、ロンドンに進出したシェイクスピアは演劇世界に身を置き、俳優業の傍ら脚本を手がけるようになります。その頃には既に他の脚本家から妬まれるほどの名声を獲得しており、『ロミオとジュリエット』や『夏の夜の夢』を皮切りに四大悲劇と言われる『ハムレット』『マクベス』『オセロ』『リア王』を発表しその人気を不動たるものとします。

晩年は故郷のストラトフォードへ戻り、1616年4月23日に52歳でこの世を去ります。誕生日が4月23日と言われているのは、没年と関連付ける意味合いもあります。死因は腐ったニシンを食べたことによる感染症と言われていますが、詳細は定かではありません。