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梶井基次郎『程よい怠けは生活に風味を添える。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

ニーチェは言った。

 

怠惰』というか、『咀嚼』というか。とにかく登山の最中に、一度どこかに腰を下ろし、風景を眺め、弁当を食べることは、何とも言えない至福の時間である。そこでその秀麗な景色に浸って、ロマンを語るのもいい。あるいは、その壮大な景色を目の前にして、勇壮なる意志、哲学を固めてもいい。

 

秀麗

 

料理で言えば、さしずめそれは、文字通り『味付け』である。一度、味付けをしない料理を食べてみるといい。往々にしてそれは、とても食べれたものではない。全てが揃ったところに、人生の醍醐味がある。もちろん、一流の素材は何の味付けもなしに食べても美味いものだ。だが、その食事も三日三晩連続で食べたり、あるいは満腹の状態で食べればどうだ。本当に人はそれを『美味しい』と思うだろうか。見るべきなのは以下の黄金律だ。

 

『自分の命を最も躍動させる為には、「働く」必要がある。』

 

その食事も、『おなかがすいて食べるから』美味いのだ。ということは、そこにいるのは『食べるという使命を怠った人間』である。人間も含めたほとんどの動物は、食べて、寝なければ一生が終わってしまうように設定されている。したがって、それらの動物がそれをすることは、使命だ。生まれつき、やらなければならないことだと定められている。

 

ソクラテスの弟子の位置にいる、

 

ソクラテス

 

アンティステネスの弟子の『樽のディオゲネス』は、

『食欲もこのようにして満たせればいいのに。』

 

と言って、自慰行為をして性欲を満たしていたという。しかし満たせなかった。それは人間が、『生きるためには食べなければならない』という使命を背負っているからだ。仕事やスポーツの後、あるいは、空腹の状態で食べる食事は『味付けのない白米』でも心の底から美味しいと思える。『程よい怠けは生活に風味を添える。』のだ。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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