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ソクラテス『自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。』

古代ギリシャ哲学者 ソクラテス画像

内省

私が初めて自分の人生を内省しようと思ったのは、類稀なる環境の後押しがあったからだ。それがなければ、おそらく内省をすることなど出来なかっただろう。記憶力が人一倍よかった私は、少年時代、そのせいで、大人たちの捏造や隠蔽に敏感に気づき、親も含めた周囲への不信感が強まっていった。

 

どいつもこいつも嘘ばかり。そんなに自分の見栄や体裁が大事なのか。真実よりも、大事なのか。

 

常々、そう思う毎日を過ごしていた。その見解については本当に私が正しかったのだが、10代だった私は、自分を棚に上げていることに気付けなかった。

 

俺は悪くない。悪いのは(嘘をついているのは、間違っているのは)、周りだ。俺はもう、誰もあてにしない。自分だけを頼りに、生きていこう。

 

そういう思いが突っ走り、行くところまで行ったのだ。だが、それでも私は自分が間違っているとは思わなかった。

 

現存するあらゆるルールや常識は、誰が決めたんだ?どうせ間違っている奴らだろう。俺はそのルールを決めたときに一緒に居ない。それなのに、なぜ俺がそのルールを守らなければいけないんだ。俺は自分に素直に、自由に生きていくんだ。

 

その後自分の父親が肝臓癌で余命半年と言われたが、それでも自分の人生を改めようとは思わなかった。

 

ざまあない。あのとき隠蔽したからいけないんだ。あのとき筋を通さなかったからいけないんだ。権力を振りかざして越権行為を働いたのは自分だ。自業自得なんだ。

 

このとき、私の心はすでに固く固く、閉ざされていたのだ。しかしそれから数時間後、私は一人になって父親の死についてちゃんと考えてみようと思った。

 

自由に生きたい、自分らしく生きたい、そういう思いで突っ走ってここまで来たが、実の父親が死ぬとわかったときに涙を流さない自分とは、本当に人間なんだろうか?

 

…ここからの流れは割愛する。だが、私は内省をし、自分の人生を悔い改めたのだ。自分の無知を認めることは難しい。しかし、言うなればそこから始まるのだ。本当の人生が。

 

 

注意
※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

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