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孔子『物質的豊かさと人生の豊かさは比例はしない。』(超訳)

儒教の始祖 孔子画像

内省

お金や不動産、高級車や高級時計ということをまず置いておいて、例えば『不要品』が1億個あったらどうだろうか。そう考えると、物質的豊かさと人生の豊かさは比例しない。むしろその不要品が邪魔で邪魔で仕方がなく、ストレスが溜まって人生の足を引っ張るだろう。

 

では、お金や不動産、高級車や高級時計に戻ろう。それは『不要品』ではないのだろうか。その存在によって『足を引っ張られる』のであれば、『不要品』だ。借金をした、ローンが払えない、負債である、浪費である、そう考えるとそれらだって『不要品』になるし、大切な人間関係を壊す可能性や、それと引き換えに失った代償や、犯したリスクがあるのであれば、それは自分の人生の足を引っ張っていることになる。

 

つまり、支配されているのなら、ダメだ。支配しているのであれば、それはいい。

 

孔子はこうも言う。

『見当違いの方法で、富や社会的地位を得たって、そんなものは空に浮かぶ雲のようにとらえどころのない、虚しいものだ。』

 

人生を短絡的に考えてはならない。たとえ『コレクション』だと自負していて今は満足していても、それが後で仇になって、違うことに投資をしていればもっと違う未来があった、あるいは子孫へのバトンタッチを良きものに出来た、そう考えたら、それは『浪費』だったという考えも出来るのだ。常に自分を過信せず、俯瞰的な視点を持っていなければならない。

 

 

注意

※これらの言葉は参考文献や史実に基づき、運営者が独自の見解で超訳し、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

参照文献

述而第七-十五

子曰く、疏食を飯い、水を飲み、肱(ひじ)を曲げてこれを枕とす。楽しみまたその中にあり。

関連する『黄金律

『足るを知る者は富む。足るを知らぬ者は貧しい。』

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