考察
死に方は確かに『様々』だ。つまりそれは、生き方が様々だということ。ということは、『無様』な生き方をする事もできる。だが、『無様』に生き長らえる人生を私は生きたくない。
そう考えると、生き方の多様性は人間が創り出しているわけだが、その多様性が正しいかどうかは、定かではなさそうだ。人間が勝手に、
多様性があると思い込んでいるだけなのかもしれない。
例えば、『国境』というのは本当に必要だろうか。『言語の違い』というのは足かせになっていないだろうか。『宗教』はどうだ。争いの種になっていないか。また、『考え方』はどうだ。それの違いこそは、我々人間の愚かさの根幹のように見える。
『みんなちがって、みんないい』と言うが、それは、多様性があるこの世の中を真正面から受け止め、肯定した言葉だ。一見するとそれはとても平等的な考え方だが、では、その考え方が原因で人同士に軋轢が生じた場合、どうすればいいだろうか。
それはもちろん、その言葉の解釈が甘い証拠だ。『みんなちがっていい』ということを本当に理解しているなら、軋轢など起きないからだ。
だが、人々はこれをいつまで経っても理解しない。遥か昔からそうであり、傾向的に、これは未来永劫続くものだと予測できることだ。人間には心があり、その心が人の人格を作り、個性となり、区別をし、そして差別を生む。この世の争いの根幹にあるのは『人間の心』であり、『考え方』なのだ。
『われわれの生まれ方は一つ。だが死に方はさまざま。』
私がこの格言を見て考えるのは、『我々は、死に方が様々で、いいのだろうか。』ということだ。それは、『様々な死因がある』というの話をしているのではなく、『様々な生き方』についてだ。
その様々な多様性ある生き方を容認することは、一見すると平等性があるが、しかしそれを容認した結果、人々は愚かな争いを繰り返すことになった。
『思想の統一』をすればいいのか。それも逸脱している印象がある。では一体どうすればいいのか。私が導き出した結論は、以下の記事である。
『世界平和の実現に必要なのは『真理=愛=神』の図式への理解だ。』
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
セオドア・ルーズベルト『困難な仕事でも『できるか?』聞かれたら、『もちろん、できます』と答えることだ。やり方はそれから懸命に考えればよい。』 ショパン『自分の耳が許す音だけが音楽である。』 石原裕次郎『動物には動物の距離感があるように人間同士がうまくやっていける距離感を、僕ら団塊の世代はすし詰め教室で学びました。』