名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
絵を描くという作業を、『美的活動』ではなく、『作業』でもなく、『魔術』として『捉えた』ということだ。別に、美的活動として捉えても全然いい。しかし、ピカソはそうしなかった。ピカソが前者なら、彼の名を私が知ることはなかったかもしれない。ピカソが後者だったから、彼の名を私が知ることになったのかもしれない。
考えたいのは『この敵意に満ちた奇妙な世界』と『我々』という部分。それが、分割されて考えられている。ということは、『世界』の方は、『人間の味方』ではなく、『敵』であり、そして『奇妙』なのだから、それはおよそ、人間が今認知している、『住みやすい安定した世界』とは、姿形が違う。
ニーチェは言った。
『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し、論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』
つまり、我々人間は、『実際にある真実の世界』を、『人間が認識しやすいように図式化して、記号化』し、『捻じ曲げて』いる。安定、平安、平穏、平和と言うが、一体、何を見てそう言っているのか。自分がそう思っただけでは、『世界平和』とはならない。『諸行無常(世の中が常に流動変化している真理)』がある限り、『安定』になどならない。
だとしたら、人間が今認知している『住みやすい安定した世界』とは、『虚構』である。ピカソの言う『敵意に満ちた奇妙な世界』の方が、真実の姿に近い可能性がある。思考と精神をその段階まで持っていけば、『人間の目で見えている景色や頭で理解した認識』に依存しない、『常識外れ』の絵を描くことが出来る。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
大佛次郎『いざという場合になると、人間は卑怯か卑怯でないかの二色に分けられる。』 フランクリン・ルーズベルトの名言・格言一覧 亀井勝一郎『女性は処女性をもっても、魔性をもっても、男性を征服することは出来ないが、ただ母性をもってのみ征服することが出来る。』
関連する『黄金律』
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』
『人の評価に依存することの愚かさを知れ。依存しないなら強い。』