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パブロ・ピカソ『回教徒が寺院に入るとき靴を脱ぐように、私は仕事中、ドアの外に肉体を置いてくる。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『回教』とは、イスラム教のことだ。それは別に関係ない。ただ、そのような人たちが寺院に入るときに靴を脱ぐのと同じで、ピカソも、自分のアトリエに入るときに、ドアの外に肉体を置いてくるということだ。しかし、靴は置いておくことは出来ても、『肉体』を置くことはできない。それがどういう意味なのかということを考えたいのである。

 

 

まず、『宗教』というキーワードが出てきていることに着目したい。そうした信心深い彼らが、神に対して『はしたない』とか、『失礼だ』とかいう理由で、寺院の外に、靴を置くシーンを思い浮かべたい。そこまで考えたら、次は、ピカソがアトリエに入る時に、ドアの外に何らかのものを置く姿勢からは、信心深い人間とのそれと同じで、アトリエや絵に対し、敬意を払いたい、という気持ちがあるということが、浮き彫りになってくる。

 

つまり、回教徒は『靴』、ピカソは『肉体』、その両者は、意識として『汚いもの』、『余分なもの』、『邪魔になるもの』を、神聖な場所の外に締め出す、という発想を持っていることになるわけだ。

 

だとしたら、ここで言う『肉体を置いてくる』というのは、幽体離脱とかそういうオカルト的な方向ではなく、『自分の絵の邪魔、足枷になるもの』、『既成概念』、『固定観念』を取り外す、という類の方向であり、その『常識』とされている枠を飛び越えなければ、自分の描きたい絵は描けない、ということで、そうした発言をするに至ったと推測できるわけである。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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ヴォーヴナルグ『うそつきは、あざむく術を知らない人である。へつらう人間は、愚かな人々のみをあざむく人である。』 アンブローズ・ビアス『ハンカチ――顔に関してさまざまの汚ならしい役割を果たすのに使われる絹またはリネンの小さな四角い布。特に葬儀の際に泣いていないことを隠すのに役立つ。』 ヒルティ『諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。ともかくも始めることだ。』

 

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『やるべきことがない人間だけが、悩み、憎むのだ。』

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