偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
手塚治虫が指摘するこのテーマの奥は、極めて深い。例えば果実には、『はしり、さかり、なごり』という収穫時期があって、往々にして人が認知する果実の収穫時期は『さかり』であるが、ある企業は、『なごり』の時期まで待ってから果実を収穫し、それをジャムにして、何とも言えない濃厚な製品を作るノウハウを見出した。
彼らの言う通り、その『なごり』の果実を割って中身を見ると、中身が熟々に熟していて、とても濃厚そうに見える。彼らの畑にある果実は、雪国とういことも手伝って、雪をかぶった果実が、その寒さで更に甘味を増しているのだ。この『果実の性質』を見た時、私は妙な違和感に包まれた。その違和感の正体は、もちろん、良い方の違和感だ。人間も果実と同じで、『深化の時期』があってこそ、進化し、真価を磨くことが出来る。
そして、このテーマを考えるときに見るべきなのは、宮崎駿のこの言葉で書いた、
『有機水銀分解菌』というキーワードである。これが『極めて深い』と言った理由である。このキーワードに辿り着いた宮崎駿は、あの『風の谷のナウシカ』に登場する『腐海』を創造したのである。
私は以前から『能力の顕在化』について考えを張り巡らせてきて、『ホームとアウェイのからくり』とか、『火事場の馬鹿力』とか、『心のブレーキの外し方』とか、『サヴァン症候群』とか、チャールズ・シュルツの、
に書いたようなことや、『天才の仕組み』に書いたようなことや、様々な視点から、このテーマについての答えを探し求めてきたが、『圧力がかかった後のバネ』の仕組み然り、『雷が当たった後に異常繁殖するキノコ』然り、これは生命にとって、極めて重要なテーマである可能性が高い。
まだ途中だから明確な答えは書けないが、何しろ、今数年間にわたって私が向き合って内省している世界のあらゆる偉人たちは、その共通点があって、その一つはおそらく『強いられていた』ということなのだ。強いられていたからこそ、その試練を跳ね除けて生き抜くために、通常では考えられないエネルギー源が捻出された。まだ探究途中だ。いずれまた詳細を書く。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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