『宮崎駿の言葉』を自分のものにしよう!

宮崎駿とは

日本アニメーター。生誕1941年。宮崎駿は1941年1月5日生まれの、日本を代表するアニメーション監督です。宮崎アニメという言葉がジブリの代名詞として用いられるほどその映像表現、ひとつの作品でのストーリー構築や構成、演出に長けていて、幅広い年代に親しまれるアニメーション映画をたくさん世に発表しています。そのキャリアは大学卒業後すぐにスタートしていて、現在の東映アニメーションで高畑勲と共同で太陽の王子ホルスの大冒険を制作するところから始まりました。

 

日本の歴代映画興行収入上位10作の半分は宮崎駿の作品であると言われるほど、興行的に成功した作品を多く残していて、ジブリ、あるいは宮崎アニメというだけで誰もが見ることを臨むというひとつのブランドを築きあげるまでに至っています。アニメ映画が主な作品ではあるものの、一部漫画などの執筆にも関わっていて、風の谷のナウシカなどは漫画として深く世界観を掘り下げた作品とて発表されています。

 

本人が発した言葉としては次のようなものがあります。「部屋の中で最新式のコンピューターに向い、ポコポコやってるところからクリエーターは出てくるのではなく、もっと古いものの集積の中から出てくるのだと思うんです」という言葉で、これが示すのはあくまでもCGなどの映像技術は作品を彩る手法のひとつでしかなく、大切な根本的部分は他にあるというスタンスを貫いていることは、技術志向に陥りがちな若手のクリエーターへの戒めとして業界内でも深い影響を与えています。

 

また、宮崎駿はソクラテスに造詣が深い哲学者である一面を持っていて、名作『紅の豚』は、当時の東大総長が言った、『肥えたブタではなく、痩せたソクラテスになれ。』という言葉に感銘を受けた宮崎が、自分を自虐的に『無知なブタ』であると表現し、ソクラテスの様な知者に一歩でも近づくべく思いが影響しているのだそうです。(自分をブタと表現するところが重要です。)

 

有名な作品に、『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』、『紅の豚』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『崖の上のポニョ』、『風立ちぬ』等が挙げられます。

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