Index

ショーペン・ハウエル『謙遜は平凡な能力を持つ人間の場合には、単なる誠実である。偉大な才能のある人間の場合には、偽善である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

今回はこれをこう解釈してみる。平凡な人のそれは、まずそれでいい。通常の謙遜の認識通りでいい。ただし、偉大な才能のある人物が謙遜をすることは、それは力の『出し惜しみ』ということになり、『宝の持ち腐れ』だ。まるで、名刀を鞘から抜かずに蔵に閉じ込めておくようなもの。それは、名刀、そしてその鍛冶職人に対する、侮辱である。

 

マイケル・サンデルの著書、『これからの「正義」の話をしよう』にはこうある。

たとえば、笛を配るとしよう。最もよい笛をもらうべきなのは誰だろうか。アリストテレスの答えは、笛を最も上手に吹く人だ。

 

 

刀も、笛も、お金も、そして能力も、その人がそれを持つに相応しいからこそ、そこに集まり、あるいは授けられたのだ。だとしたら彼らは、『平凡な人』と同じ行動をとるべきではない。偉大な才能のある人間は、平凡な人と違って、『責務』があるのだ。つまり、謙遜なんかしてる暇があるなら、命を使い切れ、ということなのである。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

🧭『38の黄金律』へ

※『38の黄金律』は、有料コンテンツとしてより深い考察をお届けしています。

 

🔎 名言の背景にある“思想の源流”を探る

※『黄金律』以外の知的コンテンツのほとんどは無料です。

関連する『黄金律

『他と違うことは恥ではない。誇りだ。』

『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』

『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』

『「生きる」ということの本当の意味とは。』

同じ人物の名言一覧

ショーペン・ハウエルの名言・格言一覧