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亀井勝一郎『人間と人間のつながりは、程度の差はあっても、誤解の上に成立しているものです。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『人間と人間のつながりは、程度の差はあっても、誤解の上に成立しているものです。お互いに自分でもわからぬ謎をもって生きている以上、当然のことだと言っていいでしょう。善意の誤解の上に、恋愛や友情は成立すると言っていいと思います。』

 

自分のことを完全には理解していない人は、確かに多い。どんなに内省的な人間であっても、自分が生まれて、生きて、死ぬ理由を、全て理解して、把握している人間はいない。人間の『四聖』に数えられる、

 

孔子

孔子

ソクラテス

ソクラテス

ブッダ

ブッダ

キリスト

キリスト

 

彼らとて、それを全て熟知していたかどうかは、疑問である。当然、極めてその事実の把握に近づいた、と判断することは出来るが、その全容を把握していたかどうかは、定かではないのである。彼らがダメなら、他の一切の人間は、もっとダメだ。だとしたら、人間は皆自分の存在がなんのか、よくわかっていないのだ。よくわかっていないのに、わかったような顔をして生きている。つまりそれは、『誤解』しているわけだ。面白いことに、その『誤解』という空想と妄想の中で、人は平気で生きていくことが出来る。

 

ニーチェは言った。

『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』

 

 

つまり、だとすると我々が認識しているこの『認識可能な記号』は、全て、『人間用にカスタマイズ』されたものであり、真実の実体とは異なっている可能性がある。それだけではなく、『自分用にカスタマイズ』された論理や概念、つまり『誤解』している人間が後を絶たず、しかし、それで人間関係が成り立つのだから、不思議だ。

 

ただし、『成り立たない人間関係』がある。それは、その『カスタマイズ論理』が、かみ合わなかったからだ。それがかみ合った時、『価値観が一緒だね』などと言って肩を組むわけだが、それらは全て、虚構だ。元来人間は、生きて、ただ死ぬだけ。『あの人と私は違う』と言うが、それも間違いであり、虚構だ。あの人もこの人も、皆同じ、人間なのである。そう考えると、全員恋人、全員友人、そして全員家族だ。この規模の発想を一つ持つことは、人間の可能性を飛躍させる。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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