偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
『恋愛は激しいほど休憩を欲している。恋愛にも日曜日がなければならない。それがかろうじて永続させる方法であり、つまり忘却の逆用である。』
恋愛が続いていくと、その熱がやがて冷めていってしまう。そういうイメージは、既に広がっている通りだ。3年目の浮気に、倦怠期。『あの頃の様なドキドキが欲しい』等、時が経てば経つほど、そうした口がこぼれる。では一体、なぜそのようなことが起きてしまうのだろうか。『限界効用の逓減』とは例えば、仕事終わりの一杯目のビールは美味いが、二杯目、三杯目と味が落ちていく現象のことである。
PRESIDENT2014.9.29号にはこうある。
男が会社に勤め、女が専業主婦になるケースで考えると、結婚とは「女が男の可能性を買い、男が女の旬を買う」行為というふうに考えられる。男の年収のピークは50歳前後であるために、女は男の将来性を「青田買い」していることになる。他方、男にとっての女の魅力は、見かけ等が生け花と同じように時間とともに劣化するので、結婚した時点が女の最高の瞬間であり、「男は女の最高を買う」ことになる。
ここにあるのは『限界効用の逓減』の原理だ。つまり、倦怠の理由は、『二杯目以降のビール』を飲み続けるその生活にあるのである。だとしたら『一杯目のビール』を飲むように心掛ければいい。亀井勝一郎はそれを『忘却の逆用』と言っている。忘却。その人間の仕組みを逆に利用して、『倦怠』してしまった感情を忘れてしまうのだ。すると目の前に現れるのは、あの頃のあの人である。それはとても、『新鮮(一杯目のビール)』だ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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