Index

奥紳平『駒鳥は巣立ちしてまもなく林の中を一直線に飛翔するという。そして多くの若い駒鳥が樹木に衝突して地に落ちる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

偉人

ふむ…。

運営者

考察

例えば、伊那食品工業の社長はこう言っていた。

 

ユリノキは成長がとても早いんです。しかし、台風の時一番最初に折れるのも、このユリノキなんですね。

 

つまり『成長』と『膨張』は違うということだ。膨張するのが正しいモデルではない、ということが戒められる教訓である。だが、『往々にして』ということで言えば、駒鳥もユリノキも、実に着目に値すべきモデルである。

 

膨張

 

何を隠そうこの私が、駒鳥であり、まるでユリノキだった。猪突猛進に自分が決めた道を貫き、周りの意見は聞かない。その道は当然失敗だらけであり、一時は絶望的な地の果てにまで堕ちたこともある。偶然ある程度の小さな成功を手にしてもすぐに思い上がり、その膨張はすぐに弾けて消えてしまったのだ。『北風と太陽』、『ウサギとカメ』、『ライオンとカンガルー』、『キツネとハリネズミ』、後の二つは聞きなれないかもしれないが、これらの話も全て、教訓的な物語である。

 

『ハリネズミの概念』

 

どちらにもメリットはある。だが、『デメリットもある』という部分から目を逸らしてしまうと、必ず痛い目に合うだろう。この言葉は、弟を亡くした、ある兄の言葉だという。亡くなってしまったらまた話は変わってくる。その現実を理解する為に、彼にとって駒鳥やユリノキの話は、身に染みただろう。その他の人は注意することだ。二の舞にならないように、彼の言葉を無駄にしないように。若気の至りは青年以下の人間の特権だ。

 

だが、例えば親を含めた、『そこまで命を繋いできた先祖たち』のドラマを思い浮かべるのだ。その特権を行使した結果、その全てのドラマが無下になる。そう考えると、いささかその行使に至ろうとする判断にも、慎重さが増すはずである。

 

先祖

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

🧭『38の黄金律』へ

※『38の黄金律』は、有料コンテンツとしてより深い考察をお届けしています。

 

🔎 名言の背景にある“思想の源流”を探る

※『黄金律』以外の知的コンテンツのほとんどは無料です。

関連する『黄金律

『他と違うことは恥ではない。誇りだ。』

『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』

『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』

『「生きる」ということの本当の意味とは。』