乳液や美容オイルはニキビ予防ができる?
その種類と使い方次第です。
もし『合成界面活性剤』が入っているものを使うのであれば、それは決して推奨されるものではありません。
先生
ハニワくん
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『美容成分が入る』とはどういうことか
下記の記事にニキビとスキンケアについて書きましたが、今回は『乳液』について特化して記事を書いていきます。保湿はニキビケアにとっても大事ですからね。乾燥すると肌のバリア機能が低下して、ニキビができやすいからです。
また、化粧水、保湿クリームについては下記の記事に書きましたので併せてご確認ください。
化粧水や保湿クリームはニキビに良いの?『つけ心地いい』=『肌にいい』ではない!
基本的には、それらの記事に書いたことと考え方は同じです。その記事をすでに読んでいる方は意味が分かるでしょう。この記事だけを読む方にもちゃんと説明します。
もちろん、世の中にはたくさんの乳液があります。例えば下記はyoutuberの『sasakiasahi』さんが出している動画です。
@cosme 2014ベストコスメ乳液部門1位の乳液を試してみた!ミノン アミノモイスト モイストチャージミルク – 2014.12.10 SasakiAsahiVlog
紹介されている化粧水と乳液はこちらです。どちらも2014年の@cosmeでランキング1位を取った商品ですね。
彼女は感想として、
と言っています。これは結構重要なポイントですね。『美容成分が入る』。それは一体どういうことなのでしょうか。上記の記事に書いた通り、それがこの化粧水問題の肝となるところです。
先生
ハニワくん
30代まではどちらにせよ乳液はいらない
さて、そのからくりを説明する前に、まずはセオリー的な話をしましょう。『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典 (基本の美容シリーズ)』にはこうあります。
きちんと保湿ができていれば乳液やクリームは不要?
乳液やクリームを使う最大の目的は、油分を補うことにあります。皮脂の分泌量が十分にある30代までは、きちんとした保湿ができていれば油分補給は必要なく、乳液やクリームも不要のはずです。
つまり、30代まではセオリー的な話で考えても、乳液や保湿クリームは必要ないんですね。ではここで、思春期にニキビができる原因と流れを見てみましょう。
なぜ思春期のケースを持ちだすかというと、ニキビができる原因というのは複雑であるからして、一例を出すことしかできないからです。ここではわかりやすく思春期にニキビができる原因と流れを載せました。下記の記事に書いたように、
『これでわかるニキビの治療とケア~安易に抗菌薬に頼っていませんか?~』(南江堂)にはこうあります。
Q3.いつごろ(何歳)までニキビは続くのですか?思春期でもないのにニキビになるこっとってあるんですか?(43歳女性より)
A.一般に女性では12~13歳ごろからニキビができはじめ、ピークは女性では17~18歳、男性では19~21歳ごろです。このような思春期のニキビはいわば生理的なニキビと考えられ、3~4年で消失する場合がほとんどです。しかし、なかには25歳ぐらいから発症し始める場合や40歳、50歳、まれに70歳代になってみられるニキビも報告されています。
ニキビのピーク
男性 | 19~21歳 |
---|---|
女性 | 17~18歳 |
ニキビができる年齢は決まっていませんが、ピークは結局思春期頃ということになります。ということは、ニキビで悩む人のほとんどが『乳液やクリームを必要としない年齢』にいるので、そもそも乳液やクリームを塗ることは考えないでいいということになります。
ただ、本にもあるように、40歳を過ぎてもニキビが出来ることはあり、一概には言えません。ですから、まずは『30代までは乳液やクリームは必要ない』という事実を理解した上で、次は40代以降の方のケアについて考えていきましょう。
先生
ハニワくん
『美容成分が入る』とはどういうことか
40代以降のスキンケア
『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典 (基本の美容シリーズ)』にはこうあります。
でも40代からは、水分だけでなく油分も低下するので、セラミド配合美容液を全体につけた上から、乾燥しやすい目元や口元には乳液やクリームを重ねることも必要かもしれません。適度な油分を補うことは、肌をやわらかく、なめらかにします。動きの激しい部分には、このようなケアも有効です。
たしかにそういう事実はあります。下記の記事に書いたように、水分や油分が低下するのはコラーゲンが減少するからです。
コラーゲンとビタミンは薄毛に効果的?ビタミンCは塗布しなければ効果がないの?
『マリンビタミンで奇蹟の若返り』にはこうあります。
体内のコラーゲンは二十歳をピークに減少
コラーゲンは、私たちの体の中にも存在するたんぱく質の一種です。人の身体は、水分を除くとたんぱく質がもっとも多く存在していますが、その約三分の一をコラーゲンが占めています。(中略)コラーゲンは、体の中では全身の約60兆個の細胞の隙間を埋めている結合組織に存在します。そこでコンドロイチンなどのネバネバ成分を繊維のあいだに巻き込み、若さの象徴であるみずみずしさ、しなやかさを生み出しているのです。ハリのある肌、強靭な骨、なめらかな関節、柔軟性にとんだ血管など、すべてコラーゲンあってのたまものです。
ところが、体の中のコラーゲンの量は、20歳をピークにどんどん減っていきます。体内のコラーゲンは絶えず分解と合成を繰り返して入れ替わっていますが、年を取ると分解される量が一方的に増えて、合成がおいつかなくなるのです。40代半ばになると、20歳の頃の半分くらいにまで減ってしまいます。
つまりこういうことですね。
というのが化粧品を使ってスキンケアをする人の王道の考え方です。これに共感する女性は山のようにいるでしょうね。この考え方が常識であり、当たり前。ですから、『ニキビ対策として乳液をつけるにはどのようなタイミングで行えばいいか』というようなテーマが生まれるわけです。本ではポイントとして、
- 乳液を使うならセラミド等の保湿成分が配合されたものがいい
- 乳液とクリームは両方使わなくてもいい
- 乳液とクリームの違いは水分と油分のバランスだけ
- 肌に油分を補いたいなら敏感肌用のシンプルなものでいい
- シワに効くのはレチノール(ビタミンA)
- シミに効くのは油溶性甘草エキス
- 極端に高くなく5,000~10,000円程度のものでいい
というものを挙げています。たしかに、説得力のある話です。また、『乾燥しやすい目元や口元』といった部分的に使用するよう推奨しているのもいいですね。たとえ40代を過ぎた後でも、決して乳液やクリームを顔全体にベタっと塗りたくらない。それは推奨されているわけです。
先生
ハニワくん
『天然の最強保護クリーム』とは
さて、セオリー的な話を考えたところで、いよいよ本題に入ります。『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』にはこうあります。
化粧品の効果には限界がある
なぜ、肌に化粧水や乳液、美容液といった基礎化粧品をしっかりつけても、キメの整った肌にはならないのでしょうか。その答えはいたってシンプルです。『キメの整った肌をつくることができるのは、角質細胞間脂質と天然保湿因子のみ』だからです。テレビCMや雑誌を見ていると、ときおり『こだわりの美容成分が、肌の奥へぐんぐんと浸透』というようなうたい文句を目にします。ただし、ほとんどの場合に、画面のすみや記事のはじのように、小さな文字で『ただし角質層まで』と書かれてあるのにお気づきになっていたでしょうか。
どんなに質のいい美容液であっても、浸透するのはせいぜい角質層までで、そこからさらに深い層にある皮膚の細胞には入っていかず、生きた細胞に対しては美容成分の効果を発揮できないことになります。
この角質細胞間脂質と天然保湿因子は、体内に元々存在する保湿物質です。さしずめ、『天然の保護クリーム』ですね。
セラミドやフィラグリンなどの脂質で構成されている。多くの水分を引き寄せて離さない性質があるため、『保水能力』に非常に優れている。
角質細胞間脂質と同様に、水と結合する性質があり、保水能力に優れている。水分を角質層に補給し、肌にツヤと潤いを与える。
つまりこういうことです。
乳液等の化粧品を使う理由は、『キメの整った肌をつくりたい』からですよね。乾燥や肌荒れ、ニキビから肌を守って、美肌をキープしたいんですよね。しかし、『キメの整った肌をつくることができるのは、角質細胞間脂質と天然保湿因子のみ』という事実があるのです。それが決定的な事実なのです。それが、冒頭に張った記事で書いたことなんですね。そして、見るべきなのはその記事に書いた以下の流れです。
つまり、『キメの整った肌をつくることができるのは、角質細胞間脂質と天然保湿因子のみ』であり、化粧水や乳液を使って達成できる目的は『一時的な保湿』のみです。しかも、それには大きな代償を支払う必要があります。『合成界面活性剤』というものを使い、皮膚のバリアを破壊する必要があるのです。
先生
ハニワくん
『美容成分が入る』とはどういうことか
合成界面活性剤というスコップ
イメージは『落とし穴』ですね。穴を掘れば、そこに水を溜められますよね。合成界面活性剤というのはここで言う『穴を掘るためのスコップ』のようなものです。そして、そこに化粧水や乳液という『水分』を入れます。すると、一時的にそこに水が溜まって、潤いますよね。
しかし、バリア機能(掘ってしまった膜)はなくなっていますから、その水はみるみるうちに蒸発していきます。水溜まりが蒸発するのと同じですね。すると結局そこにあるのは『一時的な保湿』となるわけです。 合成界面活性剤というのは、下記のような美容品の中の大体の商品に入っています。
- シャンプー
- ボディシャンプー
- 化粧水
- 乳液
- クリーム
- 美容液
- クレンジング
- 化粧品
それは下記のサイトで調べればわかることです。
冒頭で紹介した動画の商品も、合成界面活性剤が入っています。そして、冒頭に書いた彼女の感想をもう一度思い出してみましょう。
彼女はもちろん、ポジティブな意味でこの発言をしています。男の私よりもはるかに化粧品への知識はあって、たくさんの商品や使い方を知っているでしょう。しかし、その『入った』という感覚の理論まで知っているでしょうか。恐らく知らないでしょう。美容成分が入ったということは、そこに合成界面活性剤というスコップを使って穴を掘ったということ。それはつまり、『真の美容』とは遠ざかってしまう行動なのです。
先生
ハニワくん
『真の美容・美肌』を求めるならば『基礎化粧品をすべてやめる』
『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』にはこうあります。
一つずつ減らしていくのは効果を感じにくい
『何もつけない』美肌ケアにおいて、最初に実行することは『脱・基礎化粧品』です。普段使用している化粧水、乳液、美容液、クリームなどの基礎化粧品を、すべてきっぱりとやめるのです。ここで大事なことは、すべての基礎化粧品を『同時にやめる』ということです。一つずつ減らしていくのではなく、思い切って、基礎化粧品すべてを同時に遠ざけるのです。そうすることで、肌のバリア機能が回復しているとしっかり実感することができ、これなら続けられると自信をもつことができます。もし、中途半端なやめ方をすれば、肌のバリア機能が回復していく実感がもてず、本当に基礎化粧品をやめてよいのかと不安を感じてしまいます。
『真の美容・美肌』を求めるならば、『基礎化粧品をすべてやめる』ことが求められるのです。これが真実なのです。基礎化粧品をやめてしまえば2~3週間は乾燥したり、違和感を覚えたりしますが、そのうち先ほど言った『天然の保護クリーム』である、『角質細胞間脂質と天然保湿因子』が徐々に回復し、肌に潤いが出てきます。
もし、乾燥肌の人がいてその2~3週間の時期にどうしてもケアをしたいということであれば、推奨されるのは『ワセリン』です。
※写真サイズが修正できず、大きく表示されています
本にはこうあります。
ワセリンを乾燥が気になる部位に塗ると、皮膚の最も外側を覆っている角質層の表面に油の膜を張り、内側からの水分が蒸発して乾燥するのを防ぐことができます。これは、皮脂の働きとどうようであるため、ワセリンは皮脂の代用品ともいえます。
ワセリンというのは、基礎化粧品とは違う効果を期待できるアイテムです。肌のバリア機能を壊して美容液を入れるのではなく、『天然の保護クリーム』と同じ効果が期待できます。つまり先ほどの『落とし穴』で言えば、穴を掘るのではなく、『膜を張る』んですね。元々ある水分が蒸発しないように、膜を張って逃がさないんです。
そしてこのワセリンですが、先ほど乳液の説明で、『乾燥しやすい目元や口元といった部分的に使用する』とありましたが、これも同じようにそうします。使う量も多くなくていいんです。本当に少量でいい。ですから今上がっている選択肢は、以下の2つということになりますね。
- 乳液を部分的に少量使う
- ワセリンを部分的に少量使う
『保湿とUVケアだけが美肌を作る』にはこうあります。
『使い勝手がいい』=『肌にいい』ではありません。むしろ使いやすい、使い心地がいいものは、そう思わせるために成分が操作されていることもある。このことをわすれないでください。
この決定的な事実を忘れないようにしましょう。
先生
ハニワくん
使ってもいいバームがある
また、『クレンジングをやめたら肌がきれいになった』で紹介しているバームも優秀です。
さて、あなたはどちらの選択肢を選ぶでしょうか。正直、人間はいずれ必ず死にます。見識ある識者たちはもちろん真実を話してくれますが、人はそうじゃなくても結局は死に、老化を防ぐことができる人は一人として存在しません。
マクドナルドを食べ、髪を染め、香水をつけ、シャンプーをし、お酒を飲み、タバコを吸い、テレビを観て、スマホをいじる。身体に悪いといっても、人はいずれ必ず死ぬし、だとしたらその人生を思う存分楽しみたいと思うのが、人の情というものです。
アスリートのように体を酷使する生き方とて、本当は推奨されません。あまり体に高い負荷をかけることは、推奨されないからです。北の湖も千代の富士も60歳前後という若で亡くなっていますが、多くの横綱が短命なのはそれが原因だと言われています。しかし、自分の人生の生き方を決めるのは最終的には自分です。もし、
どうしてもスキンケアを楽しみたい
という人がいるのであれば、医者はもちろん『禁煙しろ』と言いますが、最後に決めるの自分なのです。
先生
ハニワくん
- 『美容成分が入る』というのは重要なキーワード。
- ニキビで悩む人のほとんどが『乳液やクリームを必要としない年齢』にいるので、そもそも乳液やクリームを塗ることは考えないでいい。
- 40代からは乾燥しやすい目元や口元には乳液やクリームを重ねることも必要かもしれない。
- キメの整った肌をつくることができるのは、角質細胞間脂質と天然保湿因子のみ。
- 化粧水や乳液を使って達成できる目的は『一時的な保湿』のみ。
- 合成界面活性剤というのは『肌に穴を掘るためのスコップ』のようなもの。
- 美容成分が入ったということは、そこに合成界面活性剤というスコップを使って穴を掘ったということ。
- 『真の美容・美肌』を求めるならば『基礎化粧品をすべてやめる』。
- ワセリンを使って体質が回復するまでの時期をつなぐ。使ってもいいバームがある。
- 皮膚を守るのは化粧品ではない、自分だ。
オイルは?
オイルもスキンケアの一つですね。しかし基本的な考え方はすべて同じです。オイルにも色々な種類がありますが、もしそれが合成界面活性剤入りのものであればほかのスキンケアグッズ同様、ニキビができやすい肌を作り上げていることを自覚しましょう。合成界面活性剤等の有害物質が入っているかどうかを調べるサイト『美肌マニア』で調べると、合成界面活性剤や防腐剤が入っているかどうかがわかります。
先生
ハニワくん
ココナッツオイルは無添加が多い
また、オイルと言えば『ココナッツオイル』も考えられます。『美肌マニア』でココナッツオイルと検索すると商品がほとんど出てきませんが、一つだけ出てきた商品があります。それが以下の『バージンココナッツオイル』です。
参考
HARNN バージンココナッツオイルの全成分と成分解析美肌マニア
合成界面活性剤はもちろん、防腐剤等の要注意物質も含まれていません。したがって、肌に与える影響で考えた場合、ココナッツオイルというものはとても優秀だと言えるかもしれません。もちろん商品の中には合成界面活性剤と一緒になっているものもありますから、ココナッツオイルを過信するのはできませんが、例えば下記の商品は『ニキビにも有効なココナッツオイルを含んだ石鹸』です。
例えばレビューには、
基本的に赤みがある肌で、かゆみも時々感じたり、ニキビもできやすく悩みだったのですが、このせっけんを使いだしてからピタッとおさまりました!匂いは個人的には気になりません。薬用のものを使ってる~って感じで、逆に気持ちいいです(笑)リピート確定です。
鼻の頭の吹き出物には長年悩まされていましたが、この石鹸を使ったとたんきれいに消えました。どんだけニキビダニ?がいたの?とショックでしたが、どんな石鹸(ニキビ対策)を使ってもダメだったのに、これで解決するとは…赤みもなくなり、うれしいです。
というポジティブな意見が多く、もしかしたらニキビに有効かもしれません。
ニキビ予防のスキンケアで最後にたどり着くのは『ワセリン』!馬油、ホホバオイル、ココナッツオイルは二の次!
先生
ハニワくん
ベビーオイルは赤ちゃんでも使える
また、下記の動画はyoutuberの『川西みき』さんがジョンソンエンドジョンソンの『ベビーオイル』をタイアップで紹介しています。
【最強!】ベビーオイルの使い方【美容法】
このベビーオイル系の商品は、往々にして合成界面活性剤が入っていないので、商品名にあるように『赤ちゃん』でも安心して使える部類のオイルと言えるかもしれません。説明にもこうありますが、
生まれたその日から使えるやさしさ
赤ちゃんの肌はとってもデリケート。大人の肌と違って、まだまだ未発達な状態です。そんなデリケートな赤ちゃんの肌のバリア機能をサポートし、乾燥や肌の自然なうるおいを保つためには保湿ケアがとても大切。ジョンソン(R)ベビーは、生まれたその日から使えるやさしさで、肌にうるおいを与え、肌荒れ、乾燥からデリケートな赤ちゃんの肌を守ります。
ベビーオイルはむしろ赤ちゃんのためにある商品のようなものですね。
先生
ハニワくん
オイルは?
使ってもいいオイルとは
合成界面活性剤の有害性を説く本はたくさんありますが、そのうち『クレンジングをやめたら肌がきれいになった』にはこうあります。
バリア機能の高い健康な肌を保つためのお手入れは化粧水+バームで十分ですが、さらにワンランク上の美肌を目指したいという方には、私がおすすめしているのはオイルと美容液です。オイルで取り入れたいのはずばり、肌の細胞膜を作るのに欠かせない不飽和脂肪酸。オメガ3、オメガ6と言われているものです。体内では作れないので、口から取り入れるか肌に塗るしかありません。その他、植物のオイルには紫外線から肌を守る抗酸化作用もあります。
この本では、著者が運営する『MiMC』を含めた、合成界面活性剤が入っていない『石鹸オフ』のスキンケアグッズをたくさん紹介しています。それらについては冒頭の各記事に記載しましたので、併せてご確認ください。本では、『石鹸オフメイク(お湯や石鹸だけですっきり落ちるメイク』のメリットについて、こうまとめています。
肌が本来持つ『天然の保護クリーム』をいかんなく発揮し、バリア機能を損なわないよう力を維持して、メイクも楽しむ。そのためには、この『石鹸オフメイク』は、有効な手段の一つだと言えるでしょう。本にはオイルについても紹介があって、それが下記のような商品です。
基本的にオイルや美容液をつけるタイミングは洗顔後と化粧水の後の2回です。
2回付けますから一回の量は少量でOKです。
先生
ハニワくん
アルガンオイルやシアバター
オイルにはほかにも、
- アルガンオイル
- シアバター
などが挙げられていて、どれも日差しの強い地域で育つ植物ですから、紫外線から肌を守る効果があります。基本的にオイルはほかのスキンケアグッズと違って、合成界面活性剤が入っていないものが多いですね。
先生
ハニワくん
メイクしないほうが肌にいい?
しかし、このようにたくさん化粧水やオイル等を使っていいのでしょうか。それは記事をよく読んでいればわかることなのですが、ここで紹介しているのは『合成界面活性剤』が入っていないのです。メイクやスキンケアは女性の楽しみの一つです。男性は筋肉を鍛えるために筋トレをしてプロテインを飲むことがありますが、女性は女性で美を追求したいのです。
『クレンジングをやめたら肌がきれいになった』にはこうあります。
では、メイクしないほうが肌にいい?
(中略)…私はそうは思いません。日焼け止めやメイクには”肌を守る”という、大切な役目があります。日中の紫外線は、私たちの肌を衰えさせる再々の要因。皮膚がんなどのリスクもありますから、きちんと防がなくてはなりません。メイクをしていれば、ホコリや大気汚染物質などが素肌に直接付着するのを防ぐこともできます。それに、メイクをして自分がきれいになったと感じると、心もウキウキ楽しく、自信がついて表情も明るくなりますよね。そういったメンタル面での作用も見逃せません。
正直、この『皮膚がん』や『防御機能』については反論の意見もあります。『バカがつける化粧品―あなたの素肌は、20代で乾燥肌、30代で小ジワ、40・50代でカサカサ・シワシワ (危険警告!Books)』にはこうあります。
黄色人種は皮膚がんになりにくい
(省略)たとえば日本人は日差しの強い沖縄で100歳を超える長寿の人が多いので有名ですが、オーストラリアでは若者にまで皮膚がんが多発する有様です。ガンが多発したら長寿は望めません。沖縄県人からもわかるように私たち黄色人種は皮膚がんにはなりにくいのです。
更に詳しいことは下記の記事に書きましたので、併せてご確認ください。
しかし大切なのは『メンタル面』ですね。意外にもこっちの方が重要なのです。見るべきなのは以下の記事です。相当な内容ですが、人間の思考やメンタルがどれだけ人生に影響を与えるかということがよくわかります。
したがって、『肌に良くない合成界面活性剤』が入っていないスキンケアグッズであれば、使っても問題ないのではないかというのが、様々な専門家の意見をまとめたときに浮かび上がってくる感想です。極端な話、先ほどの『化粧品依存体質』になっても、一生使い続ければそれでいいわけですよね。
例えば私の母は60歳を超えていて、化粧品も何十年も使い続けていますが、年相応に老化していて、特にこれといって大きな皮膚病を患っているということはありません。シミ、しわ、たるみはありますが、逆に言うとそれを避けて通れる人はいるのでしょうか。『死』はどうでしょうか。避けられるのでしょうか。それであれば、有限のこの人生の中で、これくらいの楽しみがあってもいいのではないかという意見もあります。
真実の知識は確かにとても大事です。しかし、最後に決めるのは自分ですからね。『バカがつける化粧品―あなたの素肌は、20代で乾燥肌、30代で小ジワ、40・50代でカサカサ・シワシワ (危険警告!Books)』にはこうあります。
以上が美容の大基本です。特殊な薬効成分を求めて医薬部外品に走り、合成洗剤を薄めた水で皮膚をふくらませたり(アンチ・エイジング化粧品)、皮膚を水浸しにして(保湿化粧品)乾燥肌に陥っているのが現状です。天は自ら助くといいます。皮膚を守るのは化粧品ではない、ご自分なのです。
先生
ハニワくん
- 合成界面活性剤が入っている化粧品は、バリア機能を破壊して乾燥肌を招くためNG。
- ココナッツオイルは無添加が多い。
- ベビーオイルは赤ちゃんでも使える。
- 使ってもいいオイルはある。
- アルガンオイルやシアバター等、オイル系の商品は合成界面活性剤が入っていないものが多い。
- 『合成界面活性剤』が入っていない化粧品なら全然使っていくべき。
- 皮膚を守るのは化粧品ではない、自分だ。
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