『ヒト』を最適化しよう。

男性がニキビができやすいのは皮脂の分泌量が多いことが原因?できる予防と対策は

男性はニキビができやすいの?

はい。

男性ホルモンの分泌が盛んだと、皮脂の分泌量が多くなるため、ニキビができやすくなります。そのため、ニキビが重症化してしまうケースは女性よりも男性に多いという報告があります。

先生

女性は女性でニキビができるけど、理論的には男性の方がニキビができやすいんだ!
更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!

ハニワくん

ニキビができる原因とは

まず最初に、思春期にニキビができる原因と流れを見てみましょう。

 

STEP.1
第二次性徴期を迎えて性ホルモンのバランスが大きく乱れる
 
STEP.2
男性ホルモンの分泌が盛んになる
 
STEP.3
皮脂腺が増大して皮脂が多く分泌される
 
STEP.4
洗顔不足によって毛穴に皮脂が詰まるとコメドが形成される
 
STEP.5
常在菌『アクネ桿菌』が皮脂によって増殖し、コメドが炎症する
『白ニキビ』の段階。 

 

なぜ思春期のケースを持ちだすかというと、ニキビができる原因というのは複雑であるからして、一例を出すことしかできないからです。ここではわかりやすく思春期にニキビができる原因と流れを載せました。

 

 

次に、ニキビができる原因を見てみましょう。

 

ニキビができる原因(内因性)

ニキビができる原因(外因性)

その他

 

ニキビは一つの原因によって発症するわけではないので、このすべての要素を最適化することが求められます。ですから、男性であっても女性であっても、脂性肌であっても乾燥肌であっても、どんな人でもニキビというのはできてしまう可能性があります。

 

先生

それが先進国での常識的な考え方だね!ただ、これは『全人間』の常識ではないんだ!まずはこれを覚えておこう!
ふむ!

ハニワくん

ニキビが重症化してしまうケースは女性よりも男性に多い?

ただ、確かに男性はそれだけでニキビができやすい体質だと言うこともできます。『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』にはこうあります。

ホルモンバランスの乱れが第一の原因

(省略)性ホルモンにはアンドロゲン(テストステロン)に代表される男性ホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)といった女性ホルモンがありますが、第二次性徴期を迎えると男性ホルモンの分泌が盛んになります。この男性ホルモンの働きによって、皮脂を分泌する皮脂腺が増大し、また皮脂の分泌量も多くなるため、皮膚はどうしても油っぽくなってきます。

 

男性ホルモンであるテストステロンのはたらきとして挙げられるのは、

 

  • 男性特有の筋肉質な体のラインにする
  • 性欲を高める
  • 皮脂の分泌を促す
  • 体毛の発育を促す

 

ということです。この中に『皮脂の分泌を促す』とありますね。先ほどの思春期にニキビができる原因と流れを見てもわかるように、皮脂が多く分泌されるということは、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖しやすくなるということになります。

 

性別とニキビ

男性 とにかく男性ホルモンが常に優位のため、ニキビができやすい
女性 男性ほどではないが、生理等の時期に黄体ホルモンの影響でニキビができやすい

 

本にはこうもあります。

このように、男性ホルモンの分泌が盛んになることが、ニキビの発症にたいへん大きく関わっているのです。そのため、ニキビが重症化してしまうケースは、実は女性よりも男性に多いという報告があります。

 

男性はテストステロンのせいで脂性になりがちで、しかもニキビが重症化する運命を背負っているんですね。まあ、女性は女性で特有の問題を抱えていますから、どっこいどっこいです。

 

 

先生

テストステロンっていうのは攻撃的にもなるし、性欲を暴走させがちでもあるんだ!性ホルモンは人間の大きな影響を与えているね!
たしかに!

ハニワくん

テストステロンは皮脂の分泌を促す

では、どのようにテストステロンは皮脂に働きかけるのでしょうか。これはかなり難しい話なので、飛ばしてしまっても構いません。『とにかくテストステロンが皮脂を増やす』と覚えておけば問題ありません。深く知りたい人は見てみましょう。

 

 

『ニキビ・トラブル肌は諦めないで私にまかせなさい』にはこうあります。

皮膚での男性ホルモン代謝がニキビを発生させる

(省略)ニキビの原因となる皮脂の分泌が増大するのは、テストステロンに5α-リダクターゼという還元酵素が作用して生じる、ジヒドロテストステロン(DHT)のいたずらによるものです。ちなみに女性の場合は、アンドロステンディオンという物質からもDHTが生じます。(中略)では、どのようにテストステロンは皮脂に働きかけるのでしょうか。少し難しくなりますが、テストステロンが皮脂腺の細胞膜に近づくと、細胞膜のミクロゾーム(細胞原形質中にある微小粒子)に結合している酵素、5α-リダクターゼとコファクター(助酵素)であるNADPH(ニコチン酸アミド・アデニンヂニクレオチド燐酸)の下でDHTに還元されます。

 

ここで生じたDHTは、細胞質内の得意なレセプタータンパクと結合して、核膜を通過していきます。これがさらに核の内にあるレセプターと結びついて、活性の高いタンパクとホルモン複合物を形成するものと考えられています。このDHTの発生が皮脂腺で活発におきると、細胞分裂が促される一方で、脂質もどんどん作られることになります。実際、ニキビの患者には一般の人の20倍ものDHTがみられ、ニキビが発生する箇所では、さらに高い値を示すことがわかっています。DHTの分解物であるアンドロスタンディオールという物質にも、皮脂腺を刺激する作用があり、ニキビの患者の尿からはこれが高い濃度で検出されています。

 

難しいですね。一応まとめてみましょう。

 

STEP.1
テストステロンが皮脂腺の細胞膜に近づく
 
STEP.2
細胞膜のミクロゾームに結合している酵素、5α-リダクターゼとコファクターであるNADPHの下でDHTに還元される
 ここで生じたDHTは、細胞質内の得意なレセプタータンパクと結合して、核膜を通過。
STEP.3
核の内にあるレセプターと結びつき、活性の高いタンパクとホルモン複合物を形成する
 
STEP.4
DHTの発生が皮脂腺で活発におきると、細胞分裂が促される一方で、脂質もどんどん作られる
 DHTの分解物であるアンドロスタンディオールという物質にも、皮脂腺を刺激する作用がある。

 

とにかく、厳密に言うとテストステロンというよりも、DHT(ジヒドロテストステロン)が発生すると、皮脂の分泌が過剰になるんですね。『ようこそ!私のニキビクリニックへ―さあ、お入りください。ニキビ完治への最後のドア…』にはこうあります。

従来は男性ホルモンのテストステロンが皮脂の分泌を促すといわれていました。が、実際はそうではなく、5α-リダクターゼの量が多くて皮脂の分泌が盛んになるのです。

 

このジヒドロテストステロンは、薄毛で悩む人なら必ず知っているはずの物質です。AGAで悩む人からすれば、悪の権化ですね。

 

Inquiry.
頭皮のできもの(吹き出物)と薄毛の関係性は?意外な関係のニキビとハゲ

 

薄毛

 

このようにして男性というのは、テストステロン(ジヒドロテストステロン)の存在によって皮脂の分泌が過剰になり、脂性になりがちです。したがって、ニキビの原因であるアクネ菌のエサを作り出してしまいやすく、ニキビができやすく、また悪化させやすい体質を持っていると言えます。

 

先生

ジヒドロテストステロン(DHT)のせいで男性型脱毛症(AGA)になるんだ!何とかこのDHTを抑えられれば薄毛問題も解決するんだけどね!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

皮脂だけがニキビの原因ではない

しかしニキビというのは、

 

  • 皮脂の分泌
  • ホルモンバランス
  • 角質の状態
  • 皮膚のターンオーバー

 

など、先ほどの原因も含めた様々な要素が重なってできますから、男性の中でもできやすい人とできにくい人がいるわけですね。『ニキビ・トラブル肌は諦めないで私にまかせなさい』にはこうあります。

皮脂の分泌は性や年齢によって異なる

皮脂の分泌は一般に女性よりも男性のほうが多く、また、年齢によっても変わっていきます。(中略)0歳から10歳、11歳から15歳までは男性に比べて女性の方が皮脂の分泌量が多く、その差もさほど大きくありません。ところが、16歳から25歳の時期、いわゆる思春期になると、男女ともにグンと分泌量が増加し、男性は大幅に女性を上回るようになります。そして、男女ともに26歳から40歳をピークに、次第に減少に転じていきます。

 

男女ともに26歳から40歳が皮脂の分泌量のピークとありますが、これは、体臭についての専門書である別の本でも同じような内容を見て取ることができます。

 

『におわない人の習慣』にはこうあります。

皮脂の分泌量のピークはじつは30代

ところで『加齢臭』は、何歳くらいから発生するのでしょうか。50歳?60歳?いえいえい、違います。『加齢臭の元となる皮脂の分泌量は、30代がピークなんです。』

 

Inquiry.
年齢別に見るワキガの割合と比率

 

この本では、『1分間に皮膚1センチ×1センチの範囲で、どのくらいの皮脂が出るのか』というデータを記載しています。

 

皮膚1センチ×1センチの範囲で1分間に出る皮脂の量

  • 10代=2.5
  • 20代=5
  • 30代=7.5~8
  • 40代=6~7.5
  • 50代=6

(※単位は1000分の1グラム)

 

最も皮脂の分泌量が多いのは30代であり、また、40代や50代でも10代の2倍以上の皮脂の分泌量が確認できます。実は、思春期にニキビができるから、皮脂の分泌量が一番多いのが10代だと思いがちですが、実際は違うんですね。

 

単純に『皮脂の量が多いほどニキビのリスクが高い』ということなのであれば、40代、50代の年齢は、10代以上にニキビができていなければなりません。しかし実際にはそういうことはないですね。

 

ニキビのピーク

男性 19~21歳
女性 17~18歳

 

 

つまり、

 

  • 男性だから
  • 脂性だから

 

という単純な理由だけでニキビができるわけではないということがわかります。私は男性ですが、ニキビがあまりできにくい体質でしたからね。下記の動画を出しているyoutuberの『sasakiasahi』さんも、『ニキビができにくい体質』だと言っています。

 

【永久保存版】ニキビにおすすめのスキンケア30選!![前編]


 

ですから、たしかに男性は男性ホルモンの影響でニキビができやすい体質だと言えますが、ニキビが出来る原因は複雑だからして、必ずしもそれだけの理由でニキビが出来るわけではないということです。つまり、予防も多岐にわたるんですね。先ほど挙げたニキビの原因(夜更かし、睡眠不足等)を全て最適化する必要があるのです。

 

先生

このデータからも皮脂だけがニキビの原因じゃないってわかるよね!DHTは嫌われる対象だけど、皮脂はそもそも良い働きをしてくれるんだ!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

様々な対策が必要になる

例えば、以下にスキンケアについてまとめましたが、ここに書いたことを全て理解する必要があります。

 

 

睡眠不足、運動不足、喫煙についての問題も全て最適化しましょう。

 

 

この中で私が最も重要だと思うのは、『睡眠』ですね。たくさんの本を読み、35年生きてきた経験で、ズバリ間違いなく、そうだと実感しています。

 

先生

ニキビ対策としてやるべきことは本当にたくさんあるよ!すべてをやっているつもりでも、実際はやっていないくらいに、見えない部分にあるんだ!
うーむ!

ハニワくん

 まとめ✔
  1. 男性であっても女性であっても、脂性肌であっても乾燥肌であっても、どんな人でもニキビというのはできてしまう可能性がある。
  2. 男性はテストステロンのせいで脂性になりがちで、しかもニキビが重症化する運命を背負っている。
  3. テストステロン(ジヒドロテストステロン)は皮脂の分泌を促す。
  4. 男女ともに26歳から40歳が皮脂の分泌量のピーク。
  5. 皮脂だけがニキビの原因ではない。ニキビ対策はたくさんある。