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孔子『その席に着く際に違和感があれば、それに従え。』


孔子の言葉


儒教の始祖 孔子(画像

 

もっとも、『違和感』が働かないような鈍感であれば、 役に立たない言葉となって消えるだろう。だが、磨きに磨き、 ひたすらに『万里の道』を歩いてきた人間にとって、 『違和感』とは、往々にして正しい。 つまりそれは、夏目漱石曰く、『万里の天』である。

 

『席』というのはもちろん、食事の際の『上座、下座』もそうだし、役職の座や、役人の天下り先もそうだ。彼らはおぜん立てられ、ちやほやされ、第三者が見れば『馬鹿な悪代官と越後屋』にしか見えないのに、本人たちは自分たちを『賢い』と思っている。人を支配していて、牛耳っていて、金を持っている。それこそが、彼らの目を『盲目』にしている理由なのである。

 

私のこの短い半生でも、この『席』の話はたくさんあった。無意味に媚を売り、無駄なヨイショをする後輩や年下。サラリーマンの給料の数倍の報酬をちらつかせ、自分の支配下に置こうとする拝金者。

 

『本当は100億あるが、俺は10億ぐらいしか出してくれないと思う。』

 

などというお粗末な『コントラストの原理』を使い、さも(10億なら出るのか)という駆け引きをねじ込み、私を吸収、あるいは支配下に置こうとした悪友。

 

『私はあなたに好意がある。あなたは特別。あなたとなら別に付き合ってもいいわよ。私は今フリーだから。』

 

という心理が丸見えになっている結婚適齢期の女性。どれも、一見すると『贅沢な悩み』に見えるかもしれないし、 実際にそう言う人間もいたが、私は、そう言う人間にこそ違和感を覚えて生きてきたのだ。

 

無論私は、『公明正大』な人間には程遠い。だが、『厚顔無恥』な恥知らずを良しとしたことは一度もない。これからも自分の『違和感』に従い、そしてまだまだその『違和感』を磨いていくつもりだ。

 

 

参照:席正しからざれば、坐せず。

(郷党第十-九)

 

※これらの言葉は参考文献や史実に基づき、オーナーが独自の見解で超訳し、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

 

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