偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
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考察
人間について考えを巡らせていると、やれ『人間本位』とか、『自分本位』とか、『傲慢でエゴイスト』だとかいうキーワードにぶち当たり、人間の存在理由について、善いか悪いかを見失うことがある。
宮崎駿はかつて、
と言ったが、『風の谷のナウシカ』を観れば、そのことについて考えさせられることになるだろう。
だがそれから時は流れ、『風立ちぬ』の時の引退会見で宮崎が言ったのは、
『この世は生きていくに値するんだ、ということを子供に伝えることが、根幹に無ければならないと思ってやってきました。』
というものだった。今回のゲーテの言葉が、こういった問題を総括してくれている。人生を肯定するも否定するも、選択は自由だ。だが、『在るべきものを否定する』ことこそ、人間が『人間本位』である証拠。森は、土は、岩は、川は、海は、自分たちの存在を否定するだろうか。彼らだって時に『災害』となり、人間やその他の生命の命を奪うではないか。そう考えると、人生は善いのだ。いけないのは、思慮の方である。
ドイツの哲学者、ヤスパースは言った。
人間には選択肢がある。これは不思議だが、この地球でこの選択肢を持っているのが人間しかいない。例えば、『リカージョン』というのは『無限を想像すること』だが、このリカージョンが出来るのは地球では人間しかいないと言われている。つまり、だとしたら『有限を理解できる』のも人間だけなのだ。
我々人間は有限と無限の違いを理解し、この人生が善であるか悪であるか、有意義であるか無意味であるかを判断する選択肢を持っている。私はこれに気づいた時、淡々とインサイド・アウトの発想を選ぶ。それが正解だからだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』