偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
いや、『憎むな』だけだったらわかるが、『愛すな』ということになると、首をかしげざるを得ない。やはり、この唯一無二の命を、他の生命を含めた森羅万象を愛することこそ、人間に与えられた使命であり、それが出来たときに人の心は本当の意味で救われる、という印象が強い。
しかし、もしこのミルトンの言葉を成立させようとするならば、その後に続く、
『生くるかぎりよく生きよ。その永き、短きは天に譲れ。』
という言葉に注目する必要がある。この言葉からは、『自分が生きられるだけ、生きろ。』というメッセージを受け取ることが出来るが、モンテーニュがこう言った様に、
それは『生きられるだけ』というよりは『生きなければいけないだけ』というニュアンスが正しい。『永き、短きは天に譲れ』と言っていることが、それを裏打ちしている。ということは、その前についている『生命を愛すな、憎むな』ということは、『依存、執着するな』という解釈である可能性が高い。この世を愛しても、憎んでもいなければ、それはこの世に、一生に、依存も執着もしていない。だからこそ『生きなければいけないだけ』生きることが出来、『生きながらえる』無様な醜態を晒すことが無い、ということになる。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言。なぜ『1万』じゃないのか。それは『内省の後半になるにつれ、同じ的を射る言葉が増えた』からです。そしてそれらの真理は、『38の黄金知』としてまとめました。人間が生きる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
関連する『黄金律』
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』