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ジョン・ミルトン『悪魔は羞じろうて立ち、善のいかに怖るべきかを感じ、徳のその像いかに愛しきかをみる。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『羞じる』というのは『恥じる』という意味だから、まずこのシーンには、『悪魔』と『善、徳』の性質を持った『像』があって、ということになると、恐らくこれは、『善と悪』の両面が対立している、そういうシーンの可能性が高いわけである。

 

 

そして、その悪魔の方が、その善の方の像を見て、己を恥じ、目が眩み、恐れおののき、しぶしぶと退散していく、というシーンが思い浮かべられる。まるで、ライトを照らされた暗闇が、光の力に凌駕され、その効力を無力化されるように、『光の前では闇は歯が立たない』という、そういう印象を強く得ることになる。

 

ミルトンは400年前の人間だ。日本で言うと、織田信長や宮本武蔵が生きた時代であり、そうなってくると、これは遥か昔に残された言葉であり、言い回しがいちいちわかりづらいことに意味はなく、その当時は、それで意味が通用しただけに過ぎない。聖書ともなると2000年前。『結局は何が言いたいか』ということに焦点を当てて考えた場合、恐らくこれは、『光の前では闇は歯が立たない』という真理を突いた話なのであろう。

 

『正義は必ず勝つ』とか、『愛こそが虚無を打ち払う』とか、この真理から考えることはたくさんあるが、ここであえて付け加えたいのは、『白が黒に勝つ』ということではない、ということだ。

 

 

むしろ白は、黒の圧倒的な実力によって、凌駕される。だが、『光』になるまでその白いエネルギーを燃やし続けるならば、相手が『闇』にまでエネルギーを高めようが、負けることはない。『正直者が馬鹿を見る』と言って、『白なのに負けたじゃないか』と言っている暇があれば、自分がその白を『光』にまで昇華させなかった自分に落ち度がなかったか、自問するべきである。真理こそが『真理(間違っていないもの)』なのだ。『人間の心』は別に、真理ではないのである。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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