偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
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考察
マルクスは言った。
つまり、ガンジーの願いは『一部』叶わない。『歴史は繰り返す』ことが、決まっているからだ。だが、『もう一部』は叶う。それはマルクスの意見も一致している。
『同じ失敗なら、意識すればやめられるはずだ』
ということ。つまり、『繰り返される歴史』という大きな波は変えられないかもしれないが、『同じ失敗を繰り返す』という小さな波なら、人間の意識によって変えられるのである。ただし、注目しなければならないのは、次の一文だ。経済学の巨人と言われたガルブレイスは、1636年のチューリップ狂の経験以来、 何も変わらないある法則を見極め、こう言っていた。著書『バブルの物語』にはこうある。
『個人も機関も、富の増大から得られるすばらしい満足感のとりこになる。これには自分の洞察力がすぐれているからだという幻想がつきものなのであるが、この幻想は、自分および他の人の知性は金の所有と密接に歩調をそろえて進んでいるという一般的な受け止め方によって守られている。』
バブルが膨らみ、それが弾ける。こんなことが、ガルブレイスから言わせても、もう400年続けられているのだ。これはマルクスに言わせれば『茶番』であり、ガンジーから見れば『新しい歴史ではない』のである。ということは、やはり言ったように『歴史は繰り返す』のであるが、しかし、細分化すれば話は別だ。
『同じ人、国、企業』が、同じ轍を踏むのであれば、それは茶番だが、一応、そうではなく、いや確かに『人間規模』で言えば繰り返されているが、『部分の頻発』なので、だとしたらまだ救いはある。我々人間が、『人間規模の視野』を手に入れさえすれば、歴史が繰り返されることすら、制御できるのだ。それがいつ実現できるかどうかということではない。『そうできる』のだ。そういう事実があり、可能性がある以上、その真理から目を逸らすべきではないのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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『失敗をすぐに認められるか、それとも隠蔽するかで人間の価値は決まる。』