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トルストイの名言・格言一覧

ロシア作家。生誕1828年。レフ・トルストイ(1828~1910年)は近代ロシアを代表する文豪で、ツルゲーネフドストエフスキーと並び称されています。レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ画像

名言一覧

52個あります

『女―それは男の活動にとって、大きなつまずきの石である。女に恋しながら何かをするということは困難である。だがここに、恋が妨げにならないたった一つの方法がある。それは恋する女と結婚することである。』

『愛は惜しみなく与う。』
『急いで結婚する必要はない。結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。』
『幸福な家庭の顔はお互い似かよっているが、不幸な家庭の顔はどれもこれも違っている。』
『神を見た者はどこにもいないが、もしも我々が互いに愛し合うならば、神は我々の胸に宿るのである。』
『神は人間に額に汗して働けと命じている。銀行に金を積んで、何もしないで食べていこうとするのは人間の掟に反することだ。』
『幸せを手に入れるためには、クモのように、愛という粘着性のクモの巣をあらゆる方向へ投げ出し、そこに飛び込んでくるすべてを捕らえるのだ。』
『愛は人生に没我を教える。それ故に愛は人間を苦しみから救う。』
『どんなに仲のよい、美しい打ちとけた関係であっても、相手の気に入ることを言ったり、賞賛したりするのは、車輪の進行に必要なように、是非なくてはならないものである。』
『わたしたちは踏みなれた生活の軌道から放りだされると、もうだめだ、と思います。が、実際はそこに、ようやく新しいものが始まるのです。生命のある間は幸福があります。』

10。
『金のないのは悲しいことだ。だが、あり余っているのはその二倍も悲しいことだ。』
『死への準備をするということは、良い人生を送るということである。良い人生ほど、死への恐怖は少なく、安らかな死を迎える。崇高なる行いをやり抜いた人には、もはや死は無いのである。』
『人間が幸福であるために避けることのできない条件は勤労である。』
『人間は、すべての可能性を自分の内に備えている。』
『人生の意義を探し求めようとしない者がいるならば、その人間は生きながら死んでいるのだ。』
『敵はいるであろう。しかし、彼らのために苦しまないようにしなければならない。敵がいることが「苦痛でない」だけでなく、むしろ「喜びである」ように行動しなければならない。』
『芸術は技芸ではなく、それは、芸術家が体験した感情の伝達である。』
『人間が死んだり、金銭を失ったり、家がないとか、財産がないとかいうことが、哀れなのではない。なぜなら、これらすべてのものは、人間にもともと備わっているものではないからだ。人間は、自分の本来の財産、最高の財産、すなわち「愛するという才能」を失った』
『過去も未来も存在せず、あるのは現在という瞬間だけだ。』
『死ぬとき人間はひとりである。』
20。

『人間の真価は分数のようなものだ。分母は自己の評価、分子は他人による評価である。分母が大きくなるほど、結局、真価は小さくなる。』
『人々が夢中になって騒ぐもの、それを手に入れるために躍起になって奔走するもの、そうしたものは彼らになんの幸福ももたらさない。』
『誰もが世界を変えたいと思うが、誰も自分自身を変えようとは思わない。』
『別の人間に仕立てようというような不可能なことを、相手に要求してはならない。』
『我々が知りうる唯一のことは、我々は何も知らないということである。そしてこれが人間の知恵が飛翔しうる最高の高みなのだ。』
『餓死する者はめったにいない。うまいものを食べすぎ、そして働かないために病死する人のほうがはるかに多い。』
『幸福になりたいと思い、幸福になろうと努力を重ねること、これが幸福への一番の近道である。』
『子羊を食らう前に泣く狼と、泣かない狼では、どちらがより酷いだろうか。』
『深く愛することのできる者のみが、また大きな苦痛をも味わうことができるのだ。』
『戦いに勝つのは、必ず勝とうと堅く決心した者だ。』

30。
『人間にとって最高の幸福は、一年の終わりにおける自己を、その一年の始めにおける自己よりも、遥かに良くなったと感ずることである。』
『悔恨がないのは、前進がないからである。』
『謙虚な人は誰からも好かれる。それなのにどうして謙虚な人になろうとしないのだろうか。』
『わたしたちは踏みなれた生活の軌道から放りだされると、もうだめだ、と思います。が、実際はそこに、ようやく新しいものが始まるのです。生命のある間は幸福があります。』
『強い人々は、いつも気取らない。』
『孤独なとき、人間はまことの自分自身を感じる。』
『愛とは、大勢の中からたった一人の男なり女なりを選んで、ほかの者を決して顧みないことです。』
『自分をその人より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。また、その人を自分より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。そうした時、人と生きるのがたやすくなる。』
『もし苦しみがなかったら、人間は自分の限界を知らなかったろうし、自分というものを知らなかったろう。』
『額に汗して営々と働かなければ、健康な肉体はあり得ない。また健康な思想も頭脳に沸き得ない。』
40。

『わたしたちは踏みなれた生活の軌道から放りだされると、もうだめだ、と思います。が、実際はそこに、ようやく新しいものが始まるのです。生命のある間は幸福があります。』
『いかなる時でも、お辞儀はし足りないよりも、し過ぎたほうがいい。』
『謙虚な人は誰からも好かれる。それなのにどうして謙虚な人になろうとしないのだろうか。』
『真実だけでできていたなら、歴史はすばらしいものだったろうに。』
『真理は、金と同じく、その大きさによってではなく、どれだけ金ならぬものを洗い流したかによって購われる。』
『逆境が人格を作る。』
『汝の心に教えよ、心に学ぶな。』
『学問のある人とは、本を読んで多くのことを知っている人である。教養のある人とは、その時代に最も広がっている知識やマナーをすっかり心得ている人である。そして有徳の人とは、自分の人生の意義を理解している人である。』
『幸福は、己れ自ら作るものであって、それ以外の幸福はない。』
『慈善は、それが犠牲である場合のみ慈善である。』

50。
『自分を許すな。そうすれば、容易に他人を許すことができよう。』
『謙遜というものは自分を罪深き人間と認めて、自分の善事善行を自分の徳に帰せしめないことである。』

52。

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トルストイの格言と向き合って内省する

レフ・ニコラエヴィチ・トルストイとは(画像

ロシア作家。生誕1828年。レフ・トルストイ(1828~1910年)は近代ロシアを代表する文豪で、ツルゲーネフドストエフスキーと並び称されています。「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」といった代表作は、文学に興味がない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか。

作品にはこの人の思想が根を下ろしており、現実的な視点を土台に平和主義・非暴力主義が見られます。とくに「戦争と平和」はナポレオンと祖国ロシアとの戦争をテーマにしたもので、ロシアのみならず世界中に大きな影響を及ぼしました。

とくに1880年代以降西ヨーロッパにおいて高く評価され、20世紀に入るとその非暴力主義が植民地支配への抵抗の手段として、ガンジーをはじめとする人たちに受け継がれました。単に作家としてだけでなく、思想家としても巨大な存在であり、その理念は現在でもなお大きな価値を持ち続けています。