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ソクラテス『満足は、自然の与える富である。贅沢は、人間の与える貧困である。 』

古代ギリシャ哲学者 ソクラテス画像

内省

例えばこういうことだ。

 

『飢えた体に与える食事』は、なんと心身が満たされることか。この世に生まれたことに感謝してもしきれない。そういう幸福感で、胸がいっぱいになる。だが、『無駄に満たしきった体に与える暴食』は、なんという無知な無駄遣いだろうか。本来、それほどの幸福感をもたらす食事であっても、人間の私利私欲いかんによって、ときには人間の心身を損ねる害になりかねない。

 

我々がとるべき分は、”満足”であって、”贅沢”ではない。これは、『人間の仕組み』である。これがわからない人間は、どんなに表面的なステータスで着飾っても、無知であり、虚しい。なぜなら彼らは、まるで『人間の覇者』を気取っているのに、『人間の仕組み』を理解していないからだ。

 

 

注意

※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

関連する『黄金律

『足るを知る者は富む。足るを知らぬ者は貧しい。』

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