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ソクラテス『僕は自分が納得できないものには従わない。よくよく考えて、正しいと納得した原則にのみ従うことにしている。』

古代ギリシャ哲学者 ソクラテス画像

内省

無罪の罪で死刑を受けることになったソクラテスは、幼馴染のクリトンに脱獄をすすめられるが断り、言った。

『クリトン、君の気持ちは本当にありがたい。だが、君がやろうとしていることが正しければもっとありがたいのだ。僕は自分が納得できないものには従わない。よくよく考えて、正しいと納得した原則にのみ従うことにしている。』

 

全世界で2000万部を売り上げた名著『7つの習慣』では、『原則中心』という考え方が提唱されている。ソクラテスの言っていることと同じなのだ。かくも虚ろで矛盾しているように見える世の中にも、真理、あるいは原則、といった、絶対不動のものがある。そこに焦点を合わせて考えれば、人間は常に正しく生きることが出来、判断を間違えることなく、人生を歩んでいける。

 

相手が悪いか、自分が悪いか、相手が正しいか、自分が正しいか、人はとかくどちらか一方が正しいと思い、あるいはどちらも正しいと思うから、争ってしまうのである。それが、『真理、原則』といったもう一つの第三者的視点があれば、スムーズに行くのだ。相手も悪いし、自分も悪い。たとえどんなに理不尽なことをされて、100%相手が悪いような場面でも、(自分がそれに執着さえしていなければ、こんなに心をかきむしられない)と思えば、その争いは解決するのである。もちろんそれは上級者編だが。

 

ソクラテスの場合で考えれば、確かにクリトンがすすめてくれた『救済』は、有難いクリトンの、思いやりだ。だが、それは『脱獄』であり、また、『悪法も、また法』なのである。それをやってしまうことは『原則』に反する。だが、そもそもソクラテスは『冤罪』を受けたのだから、一見するとその脱獄は、やはり『救済』になるのではないか。

 

しかしソクラテスは、原則を自分勝手な救済のために使おうとは思わなかった。それどころか、

 

と考えていたのだから、 それが『救済』だとは考えないようにしていたのだ。

 

クリトンの気持ちはソクラテスへの配慮だ。そこにはソクラテスへの気持ちが込められているから、普通、嬉しい。だが、配慮にもいろいろあって、例えばクリトンが、

 

クリトン

君の為にあいつを殺してきたよ、ほらこれがあいつの生首だ。

 

と言って近づいてきたらどうだろうか。きっとこう言うだろう。

『クリトン、君の気持ちは本当にありがたいだが、君がやったことが正しければもっとありがたいのだ。』

 

つまりソクラテスの言う様に、 原則にのみ従うことで、人は正しい道を迷わず歩くことが出来るのである。『法律』とは元来、ここでいう『原則』に極めて誠実でなければならない概念である。

 

 

注意
※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

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