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スモーカー『視界に入るゴミクズを眺めてんのもやなもんだ…』

ゴミクズに値する人間を見たことがあるだろうか。私は何人も見たし、 私以外の人も見た人は大勢いるだろう。彼らについて言いたいことはたくさんあるが、 今は冷静なのであえてこう書ける。 それについて憂う必要はない。最初からそれは、『人間のゴミクズの一面』を見ているだけに過ぎない。 そういう自分にだって『ゴミクズの一面』はあるのだ。 もし『ない』と思っているのであれば、 それはただの勘違いであり、正当化だ。

 

by吉行淳之介

 

『どの道キミの口封じも するつもりだが』

『早い方がいいね… 視界に入るゴミクズを 眺めてんのもやなもんだ…』

 

確かに見たくはない。汚れているものを見たい人間などいないのだ。 だが、 『中国古典の教え』を読んだときのことだ。 『史記』にある、 『地位が上がったり下がったりすることによって、 付き合いの深さが良くわかる』 という言葉は、まさにその通りだ。 こちらが調子のいい時は放っておいても人は集まるが、 落ち目るになると、さっと去っていく。 遥か昔から今において、変わることのない愚かな習性である。 だが、私はこの本を読んで新たな見解が持てた。本は言う。

『だが、初めからそれが人情だと心得ていれば、 人が寄ってきたからといって喜ぶこともないし、 去っていったからといって嘆くこともないのである。』

 

人を信用するのはいいが、 人間を過信することはよした方が良いということだ。 私は以前、『男を信じられない』という男性恐怖症的な女性と話したことがあるが、 彼女の仕事は、 『男のまがまがしい一面にあえて触れる仕事』 だった。 私は思わず、

『じゃあこの仕事辞めればいいじゃん』

 

と言った。 私も20代前半だったのでそういう発言をしたのだが、 あながちその発言も間違ってはいないだろう。汚れていない人間はいない。 でも人間は汚れているものを見たくない。 人間自体が、そういう愚かな生き物なのだ。 しかしもちろん、 『だからこそ』綺麗なものに目を向け、 自分の信じた輝かしい夢や正義を高く掲げるからこそ、 人間は尊い生き物であり、地球のリーダーなのだ。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。