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中国の諺『たびたび井戸から水を汲むと、必ず濁る。同じように、物思いをすればするほど心は乱れる。』

考察

『無限スパイラル』

 

そういう言葉を聞いたときにイメージできる感覚は、まるで、一生抜けることの出来ないらせん階段を、ぐるぐるぐるぐる回り続ける、そういうものである。

 

 

井戸の水は、汲めば汲むほどきれいな水が出てくるわけではない。

 

 

むしろ、最初の水の方が綺麗だ。下に行けば行くほど、井戸の底の汚れが付着している。

 

例えば、モンテーニュは、

 

と言って『生きながらえる人生』について警鐘を鳴らしたが、しかし、万に一つ目の前の事故現場から命からがら人を助けたとしても、まさにその瞬間に遠く異国で亡くなっている子供の命は、救えない。

 

一体どうすればいいのか。それは、考えれば考えるほど、無限スパイラルにはまっていく。

 

だからといって『死』を選択する?

 

どうやらそれも賢明な選択肢とは言えないようだ。

 

例えば仏教の開祖、ブッダは、

 

と言っている。最初から自分たち人間は、無知で無力なのだと悟ること。これが人間に与えられた分なのである。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

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こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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